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2013/07/22(月)21:08

グローバル化、なんじゃないの?!

わけ分からん(457)

 今日、上の方の人に呼び出されて、何かと思ったら、書類の書き直しでした。今、うちの科ではイギリス人の先生が科長をやっているのですが、その方の書いた書類に不備があるので、書き直して欲しいと。  で、よく見るとその書類というのが馬鹿馬鹿しいシロモノで、うちの科が最近教室にとりつけたエアコンがちゃんと機能しているかどうかの報告書なんですな。学長裁量経費というのを使って買ったので、事後報告をしろと。  で、われらがイギリス人の科長が書いた書類を見たら、こう書いてあった。「エアコンのおかげで、夏は涼しく、冬は暖かくなりました」。  ふむふむ、なるほど。その通りだよな。  そしたら、大学の執行部がこの書類にクレームをつけてきたと。要するに、書く枠が15行ほどあるのだから、一行で済ませることはないだろうと。もっと詳しく書けと。まあ、そういうことらしい。  で、明日までに訂正書類を出さなくてはならないのだけれど、イギリス人の先生にこれ以上のことを書かせるのは無理そうだから、釈迦楽さん、代わりに書いてくれない? というわけ。  間に入っている財務課の方々とかもご苦労されているようでしたし、私にしてみれば15行くらいの文章を書くのは5分もあれば出来ることなので、「そうですか」ってな感じですぐその場で書類を書き、それで事は済んだんです。  だ・け・ど。  時間が経つに従って、段々、腹が立ってきた。  まず、教室にエアコンつけるくらいのことで、偉そうに事後報告なんて求めてくるんじゃねえ!ってことだよね。教室にエアコンを設置したら一体どういうことが生じるのか、想像もできないというのなら別ですよ。だけど、そんなこと、事後報告されなくても分かるじゃん? だったら、何で報告書なんか出させるんだよっ!  で、そこは百歩譲るとして、我々の場合はイギリス人の科長が立派な報告書を提出しているわけですよ。「エアコンのおかげで、夏は涼しく、冬は暖かくなりました」って。これほど簡にして要を得た報告書なんてありえないだろうってくらい、素晴らしい報告書じゃないの。一体、この報告書のどこに不足があるんだっ!  で、そこもさらに百歩譲ったとしましょう。この書類では不足だと。  だけど、これはうちの大学が正規に雇用している外国人教員の手になるものですよ。外国人なんだから、日本語が多少不自由なのは仕方がないのであって、しかし、形式的には何ら不備のない報告書を提出しているのだから、それでいいじゃないの。  あのね、「グローバル化」っていうのは、そういうことなんだよっ!  外国人が日本の企業や大学で活躍する環境を整えろって言うのだったら、その外国人が一生懸命書いたこの書類をそのまま受け取らないでどうするんだよ。  うちの大学の上層部と来たら「グローバル化だ、グローバル化だ」って、お題目みたいに言って、外国人教員をもっと増やせとか言って来るくせに、いざ、グローバル化の弊害が出てくると、日本人教員に尻拭いさせやがって。あったまに来るぜ!  ね? 段々腹が立ってくるでしょ?  あー、くそ! 書き直してくれと頼まれても、応じるんじゃなかった! 突っぱねれば良かった!!  まあ、いいや。次の教授会か何かで、この件を蒸し返してやろう。やられたら、やり返す。倍返しだ!

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