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2018/07/27(金)00:43

この夏は山田稔で

教授の読書日記(1114)

毎年、夏の読書にはテーマを決めておりまして。  何年か前の夏に尾崎喜八の『山の絵本』とか串田孫一の『山のパンセ』的なものを集中的に読んで非常に楽しい読書生活をすることができたことがあって、以来、しばらく夏は山の本、と決めていたんですけど、これがね、意外にその後が続かなくて。つまり、あまりにも専門的な本になってしまって、ついていけなくなったのね。  で、その後はテーマをちょこちょこ変えてきたのですけれども、今年はね、山田稔の本をちょっと集中的に読んでみようかなと。  渋いだろぅ?  山田稔。この人こそまさに「知る人ぞ知る」書き手なのではないかと。  もともと京大の先生ですよね? フランス文学の。で、今は定年退官されていて、色々物書きをされている。日本エッセイスト・クラブ賞も獲っておられるはず。  書かれるものも、学問的なところもありーの、エッセイであることもありーの、これは小説か?ってなところもありーの。そういう部分も含め、私の目指す方向に既に進んでおられるっぽい感じじゃないですか。  ということで、夏を前に色々買っちゃった。例えば最新作の『こないだ』とかね。あと、『残光のなかで』とか。『マビヨン通りの店』とか。  で、届いた本をチラチラ開けては見るのですが、確かに面白そうなの。だけど、今はちょっと忙しくて読む時間がない。  まあ、だから、もうちょっとして本格的に夏休みに入ったら、読み始めようかなと。  ということで、今は積み上げられた数冊の山田本を眺めながら、これを読む日の幸せを想像して、楽しんでいるところなのであります。 これこれ!  ↓ ​ こないだ [ 山田稔(仏文学) ]​ ​ マビヨン通りの店 [ 山田稔(仏文学) ]​ ​ 【中古】 残光のなかで 山田稔作品選 講談社文芸文庫/山田稔(著者) 【中古】afb​

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