2022/02/22(火)21:55
気の弱いお客
今日、お昼休みに同僚二人と連れ立って外に食べに行ったのですが、大学へ戻りがてら、某大型中古外車ディーラーに立ち寄って、目の保養(目の毒、という言い方もあり)をしてきました。
このディーラーは、特定のメーカーではなく、幅広く、ほぼすべての外車メーカーのクルマを取り揃えているもので、ベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲン、ルノー、プジョー、シトロエン、フィアット、アルファロメオ、ジャガー、ミニ、と何でもそろっているわけ。だから、外車好きにはたまらんちんなわけですよ。
で、私も同僚たちもウハウハしながら品定めをしていたんですけど、外車を買おうかどうしようか迷っているI先生が、ボルボのあるクルマに興味を示したんですな。ところが、そのクルマにはロックがかかっていて、中が良く見えない。(このディーラーでは、置いてあるクルマの大半は、ドアを開けて中に乗り込むこともできるのですが、一部のクルマにはロックがかかっているんです)。
そこで私が、「ああ、だったらディーラーの人を呼んできてあげるよ。ロックを外してもらおう」と言ったわけ。当たり前のように。
そしたら、そのI先生、「いやいや、いいです」と。
で、私が「何で? 中、見せて貰おうよ」と言うと、「いいです、いいです」と。
要するにね、ディーラーの人を呼んで、ロックを開けて中を見てしまったら、それは「買う」という意志表示だから、ということなのね。
え¨ーーーーー。何言ってんの?
そんなわけないじゃん。ただ中を見せてもらうだけじゃん。中を見たからと言って、買わなくちゃいけないわけじゃあるまいし。
で、私が大笑いして、「いや、いいんだよ、別に買わなくても。ただ見るだけなんだから」とさらに押してみたのですが、I先生は「いいです、いいです」の一点張り。
ひゃーーー。なんてこった。気が弱いなあ。外車のディーラーだってことで、ビビってんのかい?!
なるほどね。そうか。クルマを買うお客さんって、こんなに気が弱いんだ・・・。それが普通なのか?
私なんぞ、試乗とかしまくって、それで買わない、なんてことは普通だけどなあ。だってさ、こっちは一台しか買えないんだし、興味あるクルマはごまんとあるんだから、全部、試乗しまくってからじゃないと決められないじゃん? 試乗して買わないなんて、当たり前のことだと思っているんだけど、違うのかね? 試乗=買う、店員を呼びつける=買う、だと思っているのかね、普通の人は???
そのI先生というのは、日ごろは強気な発言をする人なので、ことクルマを買う・買わないということにかけて、これほど気弱だというのが、非常に印象に残った次第。
でも、もし世の中の客がI先生みたいな人ばっかりだったら、外車ディーラーなんて、ちょろい商売だよね!