カテゴリ:大気概論 【むしくい】
*電気炉
· 炭素電極を通し【アーク】 放電させる事によって鉄を溶かし、【インゴット】 を作る。 · 電気が通る瞬間に、高濃度ダスト、【窒素酸化物】 が発生する。 · 製品純度を上げるため、【酸素】 を注入して炭素分を二酸化炭素の形で排出する。 · 一般的には、炉周辺部分、建屋には【集じん】 装置が付設される。 *焼成炉 · セメントキルン : 【回転】 キルンで1450℃の高温でセメントを生成する。 · ダスト成分は【セメント】 で集じん装置を付設。 · 炉温が高温なので、【NOx】 濃度が高い。NOx濃度を抑えるために【空気過剰率】 を下げて運転をするが、下げすぎると不完全燃焼に伴う一酸化炭素などの問題も生じる。 · 回収フロンの分解炉としても使われる。 *塗装施設 · 塗料乾燥時に【溶剤】 が排出される。 · 溶剤の種類は、トルエン、【キシレン】 、【酢酸エチル】 、メチルイソブチルケトンなどでこれらのVOCがH16年の大気汚染防止法改正によって規制されることとなった。 · 大事業所は【規制】 による削減、中小企業は【自主】 規制。 · 溶剤対策には溶剤の【水溶化】 がある。 · 除去方法には、【燃焼】 分解法、【触媒】 燃焼法、【蓄熱式】 分解法、【活性炭吸着】 法などがある。 *印刷施設 · 溶剤の種類は、【トルエン】 、キシレン、酢酸エチルなど · 水性化のインキでは、【イソプロピル】 アルコールなどのアルコール類が排出される。 · オフセット輪転印刷では、VOCの排出は少ないが、臭気成分の排出が多いので【触媒分解】 装置が付設される。 · 出版グラビア印刷では【活性炭吸着】 装置を付設して溶剤を回収している。 *洗浄施設 · メッキなどの金属表面処理施設。 · 洗浄液 : 【ジクロロ】 メタン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレンをそれぞれ単一使用している。 · 大事業所には回収装置を付設しているものもあるが、多くの施設では付設されていない。簡易的に【ガス冷却】 によって凝集し、一部を回収する。 *給油所 · 給油所地下タンクにたまったガスや各自動車タンクにたまったガスが放出され、その燃料ガス(VOC)の排出量は年間【12】 万トン程度と環境省により推計されている。 *クリーニング施設 · 使用溶剤 : 【石油系ターペン】 、【テトラ】 クロロエチレン、n-デカン、1、1、1、-トリクロロエタン、CFC-133 など。1、1、1、-トリクロロエタン、【CFC-133】 はオゾン層破壊物質としてその生産が中止され、毒性・臭気の弱い【n-デカン】 が使用されるようになった。 · テトラクロロエチレンを使用している施設では【活性炭】 による除去装置を有しているものが多い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月20日 05時36分51秒
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