107267 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

PSALM ひみつの小さな宝石店 店主blog

PSALM ひみつの小さな宝石店 店主blog

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
Aug 3, 2022
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
大変ご無沙汰しております。やっと8月、毎日暑いですがお元気でいらっしゃいますでしょうか。
今年は後半になって去年に引き続き伊勢丹立川店で展示会をさせていただきます。2階、エスカレーター前の広場で今月17日から23日(最終日は17時終了)までです。
PSALMの上質なジュエリー、カジュアルラインのアクセサリーを揃えて皆様のお越しをお待ちしております。

こんなに久しぶりの記事を書いたのは、実は最近特に同じようなご質問を受けることが目立っていたからです。 
種類は2つあり、1つは、ラボグロウンダイヤモンド について。
ラボグロウンダイヤモンドというカテゴリーは昔からあったのですが、近ごろは百貨店にもブランドとして進出するようになりました。よく目に付きますね。ラボというのは(実験室、研究室)グロウン(グロウ、英語で育てる、成長するなどの意味ですね)つまり実験室で作ったダイヤモンドなので、一口で言うと
「人口宝石」です。人口宝石なので、簡単に言うといくらでも作れちゃいます。エコロジーのダイヤというふうにもキャッチフレーズとして使われているようですが、もちろん想像を遥かに超えるほどの大量なエネルギーが必要でして、消費電力なども計り知れないほど使います。結晶体として構成組織は「天然の」ダイヤモンドと同じものなんですが、ただそれだけです。一般の方がご存じないであろうことは、
ラボグロウンダイヤモンドは、今のところ転売するときに1円の価値もつきません。ラインストーンと同じくらいの価値であるということです。そこらへんのオープンな開示もなく販売するのは、いかがなものか、と私は思います。海外で大きなダイヤを買い付けに行くときも、ラボダイヤのブースはあり、価格や質を見るために立ち寄る時があります。大粒では結構な価格がします。PSALMは今も今後もラボグロウンダイヤモンドを扱うことはありませんが、お客様からご質問を受けてご説明をするときは、市場の現状を踏まえてお話したいと思います。
2つめ、「ナチュラルダイヤモンド」について

ここ数年天然のダイヤモンドであれば、どんなダイヤでも「ナチュラルダイヤモンド」というカテゴリーで売られているダイヤがあります。よくご質問を受けます。
以前なら考えられないような質のものが売られています。絶対に単体で値がつかないようなもの、工業ダイヤとして市場に出てこないジュエリーではないクオリティです。
ひどい欠けやひび割れ、透明感のなさ、かえるの卵のような中に詰まった内方物。ダイヤという、地上で最も高い硬度とは程遠い、耐久性のなさ。
これらのダイヤを使ってジュエリーというのは、本来はおかしいです。
そしてラボグロウンダイヤモンドと同様、天然であってもほぼ価値はつきません。
ジュエリーとしてむりやり仕立てても、そのあとまた仕立て直せるかどうかあやしいほどの強度です。
これらを市場に出す業者も、売れるから出しているのであって、あとのことは責任を持たないのではないでしょうか。これではジュエリーとは言えないのではないかと私は思います。

昔初歩のテキストで、ジュエリーとは価値があり恒久的なものである、という記述を読みました。
いつまでも受け継ぐことが出来るもの、ジュエリーとはそうあるべきと思います。

画像は50年以上の時を経て、お母さまがお父さまに婚約の記念に贈られたタイピンをピアスにお仕立てなおししたもの。受け継がれる美しさです。













お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Aug 3, 2022 12:01:03 PM
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.