カテゴリ:ポルトガル事情
午後に美容院に予約を入れてあったので行ってきた。
近所のおばちゃん達の憩いの場みたいな美容院だ。ここで若い人に会った事は無い。 今日も田舎にしてはお洒落なおばちゃん達が部分染めをしていた。 この美容院に落ち着くまではいろいろ試してみた。 平均所得が低いポルだがリスボンは物価が高い。シャンプーカットの値段は37ユーロ(現在1ユーロ=136円)、日本とそんなに変らない。その後行ったショッピングセンター内の美容院は20ユーロ。担当になったゲイの美容師さんはすごくヘタでもう二度と行かなくなってしまった。 その後この辺りで聞き込みを入れてこの美容院に行く事になった。腕は田舎にしてはまあまあと思う。でも言葉でうまく表現出来ないのかいつも出来上がりはうううーーむといった感じ。写真を持っていって見せるが微妙なところがいまいち。でも仕方がない。安いので文句も言えない。お値段はシャンプーカットで12ユーロ。 相場は地域でかなり異なるらしい。 彼の田舎ではお母さんは7ユーロ払うと言っていた。お父さんは5ユーロ。やっすーい! あそこの散髪屋はすごいレトロでいい感じ。いつか写真に撮ってみたい場所だ。 で、彼の散髪代はというと、ゼロである。 私が機械を使って切っているからだ。無精者で予約をとるのも、その時間に行くのも嫌なのだそうだ。自宅で切るのならいつでも好きな時に散髪出来る。 でも素人の私は人の髪の毛を切るのが怖い。毎回手が震える。 彼のご希望は、私の察するところ渡哲也とかゴルゴ13みたいな頭頂部が平で角ばったヘアスタイル。そんなの出来ない。ここで彼の希望通りのヘアスタイルを仕上げてくれた人はいないそうだ。日本に行った時にやってもらえばいいのに。日本の床屋さんはそういうヘアスタイルは得意だと思う。 私は何回やっても頭頂部を平にする事は出来ないので、最近では私は周囲のみ担当、彼は頭頂部担当になった。そういう訳で彼のヘアスタイルは我々の合作なのである。 お洒落に事欠かない外国にすんでいる人は別として、そうでない国に住んでいる日本人女性は同じように美容院を探すのに苦労しているのだろうか? もしくは日本一時帰国の時まで長い髪を維持するとか、、、 スリランカでは一度行った美容院にこりてその後半年ほどのばし続けたことがある。帰国時は野生児のようだった。 もし美容師の資格を持っていたら、海外で携帯電話一本で商売をする。美容院なんて構える必要なんてない。日本人女性のために自宅に訪問してカット、髪のセットなどをする。 ドイツでもカットのうまい美容師さんに恵まれなかったので、人づてに聞いて東欧からの移住者で美容師の資格があり現在失業中の女性のアパートにいってカットしてもらっていた。彼女のシャワーを借りて髪の毛だけ洗って、玄関先の大きな鏡の前で小さな椅子に座ってカット、カットした髪は掃除機で吸い取る。自宅でも十分できる。 同じ日本人だから現地の言葉が出来ない駐在員の奥様にも受けると思うけど、、、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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