ぽるとがる日記

『ドイツの冬を知らずして、ドイツを語るべからず』
昔、ドイツへ留学する時に、上の先生から言われた言葉。

『じゃあ、冬から行きます。』
ドイツで、２回の冬を過ごした私。

長い冬が終わって、一斉に花が咲き始めるドイツの春も素敵だけど、私の好きな季節は、冬なのだ。
石畳が冷え冷えとしていて、きーんと、耳が痛くなる様な、研ぎすまされた冷たい空気。
ドイツの冬は、そうでなくっちゃ！

明日から、ドイツへ行く。
今回の目的は、母をニュールンベルグのクリスマスマーケットに連れて行く事。
母とは、フランクフルトで、落ち合うことにしている。

ドイツ時代には、母は冬に訪ねてこなかった。
その後、夢が膨らみ、毎年のように、この時期、『日本からクリスマスマーケットをめぐる安いツアーがあってねえ、、』と念仏のように話し始める。
そこで、今回のこの計画となった訳だ。
寒いのが苦手な父は、お留守番。

フランクフルトのクリスマスマーケットも、結構大きくていいのだけど、、、
やはり、日本人には、ニュールンベルグでなくては駄目なようだ。
長年の夢を叶えるのだから、満足させてあげたい。
フランクフルトから、鉄道でニュールンベルグに行く。

クリスマスマーケットでは、その街独特のデザインのマグカップに、街の名前と、年号を入れてホットワインを売っている。
最初に、カップを含めた値段を払い、カップを返却すれば、お金が戻って来る。
カップが欲しい場合には、そのまま持ち帰るというシステムだ。
お土産に、行った先々のクリスマスマーケットのカップのコレクションが出来る。
私のいた小さな街も、毎年マグカップを作っているので、買ってこなければ、、、
友達に会うのも楽しみだ。

今回は、かなり安いチケットを購入した。
初めて使う航空会社なので、ちょっと不安。

しかも、うちの年老いた母は、海外一人旅なんて初めて。
荷物受け取りのところまで、たどり着けるのか？
英語とドイツ語で、書いた紙を送ったのだが、、、
読めるのだろうか？

母『どうにかなるでしょ。日本人たくさんいるし、ついて行けばいいんでしょ。』

私『駄目だよー。日本人ツアーはたくさんいるけど、乗り換えの人もおおいんだから！』

母『何とかなるでしょ！』

ああ、不安。
下町母娘は、無事再会出来るのか？乞うご期待！

ということで、行ってまいりまーす。