2004/10/05(火)14:32
太りにくく健康な食べ方
わたしは、小さいころ親父に「早く食べなさい」と、よく言われました。
とりわけ、ダラダラ食べているわけではないのですが、昔は、食事は、
あまりしゃべらず、早く食べるのが言いとされていた記憶があります。
(うち、だけかな)
「戦争中はみんな早く食べたぞ!」とか「犬はもっと早く食べるぞ!」
とか、そんなことを言っていました。
(ちなみに親父は、戦争にいっていません?????)
(犬も飼っていませんでした??????)
子どもなりに、「早く食べないといけないんだ」と、思ったものです。
しかし、人は、言われていることが、正しそうに思えても、言われ方によっては、
素直に受け入れられないことがありますよね。
「今は、戦争中じゃないんだ」とか、「食事は、餌じゃないんだ」とか、
心の中で思っていました。
実は、今の時代、食事の仕方が見直されてきて、スローフードという言葉が
注目されているそうです。(ゆっくりと食べる)
もちろん、食事は、時間をかけて食べた方がいいと言うことは
今の時代、だれでも知っていると思いますが、
良いと分かっていても、忙しい生活が食事の時間を短くしているようです。
それを、見直そうというのが、スローフード運動だそうです。
では、食事を毎回早く食べるとどうしてよくないのでしょうか。
まず、ゆっくり噛みませんから、胃に大きな負担がきます。
そうすると、栄養の吸収が悪くなります。
そして、太る原因にもなるようです。
ご存知かも知れませんが、人は、食事をしだしてある程度時間がたつと
満腹中枢が、働いて、「もう、お腹が一杯だよ」と知らせてくれます。
このおかげで、際限なく食べることがないわけです。
そして、この満腹中枢が働く時間ですが、だいたい、食べはじめて、
15分ぐらいだそうです。
早く食べる人、つまり、15分以内にたくさん食べると、
満腹中枢がまだ働いていませんので、たくさん食べてしまう可能性がある
と言うことになります。食べ過ぎてしまうことになると言うことですね
逆にゆっくり食べると、15分を過ぎると、
あまり食べていなくても、満腹感があって、少なくても
満足ということになります。
食べすぎを防ぐために、何ができるでしょうか。
家族でいっしょに、楽しく食事をするのはいいことです。
みんなで楽しく食べると、気分転換になって消化液の分泌も
活発になって、栄養吸収もよくなるそうですよ。
そして、時間をかけて食べられますね。
(いつも一人の人は、食事が楽しくなる工夫をしてね)
それでは、健康で太りにくい食べ方をしましょう。
一日一回は、家族で楽しく、少し時間をかけて、食事をしましょう。
(食事は、餌ではないのです)