<学習計画・高校受験3>-------------------------------------------------------------------------------<高校受験の学習計画(夏休み)> ------------------------------------------------------------------------------ 夏休みは、日ごろできない学習について、計画をたて実行するにはもってこいの、 長期のやすみです。この夏休みを大いに活用しなければなりません。 一学期に計画通り学習が進んでいる人もいるでしょう。しかし夏休みに入って、 すぐにクラブ活動の総結集としての大会が開催されるため、一学期はそれに向けて 全力をつくしていた人も多いと思います。 そういう人たちはクラブ活動が終われば、勉強に専念しようと思っているはずです。 しかし強いチームに所属していると、県大会や地方大会に出場などがあり、夏休み に入っても、なかなか勉強に専念できないのが実際です。 そんな中でも、この夏休みには最低限のことをやっておかないと、2学期からの勉強 に支障をきたしてしまいます。まず学習計画の中に、自分が最低限おこなわなければ ならない事を盛り込んでいきましょう。 夏休みに塾の夏期講習会に参加したり、家庭教師をつけて勉強に取り組むのも、 ひとつの選択肢です。ほとんどの塾の場合、中学1・2年生の内容と中学3年生 1学期の内容を総復習するようになっています。 自主学習するにせよ家庭教師にみてもらうにせよ、塾の夏期講習会と同じように、 学習の範囲は、中学1年生~中学3年生の1学期までの内容を総復習するのが よいでしょう。 それでは夏休みをお盆をさかいに前半と後半にわけ、それぞれ学習する内容を 具体的にみていきましょう。 --------------------------- 1) お盆までの学習計画 2) お盆すぎからの学習計画 ----------------------------- --------------------------- 1) お盆までの学習計画 --------------------------- 15日間くらいの学習塾の夏期講習会に参加すると、5科目(英・数・国・理・社) を中学1年生~中学3年生の一学期までの範囲を復習する事ができます。内容は 基礎から標準までを主に、そして一部、応用・発展問題演習を実施するのがふつうで す。 夏期講習会の日数は塾によって7日~15日間とまちまちです。それぞれ日数に あったテキストを使います。とうぜん日数が多いほどテキストの内容も充実して います。より多くの復習ができるでしょう。 塾の夏期講習会に参加しない場合は、中学1年生~中学3年生の一学期までの内容が 復習できるテキストが必要です。この場合、学校や塾から渡されているテキストを おこなったりすればよいでしょう。テキストがない場合は市販の問題集で十分です。 お盆までの学習は、今まで学習してきた事を想起し、それを記憶のなかに定着させる 事を主眼におきましょう。今までオール5の成績をとってきた成績優秀者の人でさえ、 過去に学習した内容は、すっかり忘れてしまっているものです。 もちろん暗記内容であれば、学習をおこなってから一週間後と一ヵ月後には、再度 復習をして、学習した内容を記憶に定着させます。 ------------------------- 2) お盆からの学習計画 ------------------------- お盆までに中学1年生~中学3年生の1学期の範囲を、一通り学習し終えた ならば、今度は、得意科目を伸ばす学習と苦手科目の克服を主眼にした学習計画を たてます。 ★ 主要3科目(英語・数学・国語)を伸ばす学習計画 --------------------------------------------------- 英語・数学・国語の主要3科目の中から、自分が一番得意とする科目を選びます。 そして、まずその科目を徹底的に学習します。 お盆までに学習してきた内容のほとんどが理解できている人であれば、今度は、 今年以前に実施された公立高校入試問題の過去問をおこなうとよいでしょう。 過去問は学習塾に通っている人なら、学習塾で購入ができます。市販でも購入が できます。 テキストの内容は全国の公立高校が過去に実施した問題を、単元別に易から難の 順に収録しているものがよいでしょう。問題集は1年間、2年間、3年間などの 過去問が収録されています。 トップクラスの高校を受験しようと思っている人は、3年間分の問題集が適当です。 中堅高校を志望する人は1年間分でよいと思います。 テキストの問題の配列は易から難の順で取り組みやすくなっています。しかし 過去問は実践レベルです。お盆前におこなった学習内容より、そうとうむずかしいと 思います。 入試前におこなってあわてるより、この長い休み中に少しでもやり始め、入試直前 でもあわてないようにしておきましょう。 それでは英語・数学・国語の中に苦手な科目がある人は、どうすればよいでしょう。 そういう人は、お盆前に一通り学習した内容もあまりよく理解できていないのでは ないでしょうか。その場合、まずお盆前におこなったテキストの復習をするべきです。 何度も学習すれば、記憶がはっきりし理解できるようになってきます。 それでもまだその内容が理解ができない人は、市販の基本問題集でよいから購入し、 基礎を固める学習計画を取るべきです。1~2年さかのぼって勉強しなおせば、 きっとわかるようになってきます。 ふだん学校に通学している時にはできなかったことが、この夏休みにはできるのです。 ただ苦手科目なので、休憩を多く入れたり、得意科目の学習の間にはさんだりし、 集中力を切らせない事も必要です。 お盆からはこういった勉強を学習計画に盛り込むとよいでしょう。しかし学校の 宿題もあり、夏休み後半になるほど、時間がなくなってしまいます。それらの事も ふまえて学習計画をたてましょう。 夏休みの間にこれらの学習ができれば、夏休みがすぎ、学習の中だるみ時期でも ある2学期をうまく乗り切っていけます。 夏休みの学習時間については、人それぞれの時間差はあると思います。それで時間は 限定しません、しかし計画した事は必ず実行するよう心がけましょう。 最後にもう一度まとめておきます。 1)お盆までに英語・数学・国語・理科・社会の、中1から中31学期までの 基本・標準問題を完成させる。 2)お盆すぎから英語・数学・国語の中から得意な科目を選び、公立高校入試 問題集で過去問をといてみる。 3)苦手科目は基本問題集中心にじっくり取り組む。 <高校受験の学習計画(2学期)へ移動する。 ジャンル別一覧
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