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学力向上・勉強のコツ・学習計画など受験勉強法を教えています。

<能率の上がる勉強法>

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<能率の上がる勉強法>

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小学生や中学生低学年の人ならまだ自分にあった勉強の
やり方を身につけていないかもしれません。それが中学生
高学年から高校生になると自分なりの勉強法を身につけて
いくようになります。

能率の上がる勉強のしかたは個人個人によってちがいます。
ある人は。まず、すっかりまわりをきれいにしないと
勉強できないといいます。

またある人はそんなことをするとくたびれてしまって、
もう勉強する気になれないといいます。

 勉強を始めても最初のうちは油がのらなくて、30分から
40分位してやっと油がのってくる人もあります。逆に30分
から40分位たつともうイヤになってくる人もいます。

勉強をいつ頃やっていますか。朝ですか。昼ですか。それとも
夜ですか。そう聞いてみると「私は朝方人間」「僕は夜型人間」
など人それぞれのタイプがあります。

しかし日周リズム学によると一般に記憶力はホルモンの
関係から、朝から午前中にかけて最も高くなることが
わかっています。

したがって、効率よく勉強するためには、午前中をいかに
うまく活用するかが肝心なのです。

さらに1週間単位であれば学習効率が高まるのは、金曜日で
あると報告されています。「金曜日効果」とよばれる現象です。
土曜日も効率は高まります。

逆に能率が落ちるのは1週間の疲れが出やすい木曜日です。
それで中学生、高校生には木曜日ぎらいがたくさんいます。

またサラリーマンには月曜病があるのはよく知られています。
これがサラリーマンだけでなく中学生や高校生にもあるのです。
原因は日曜日に遊びすぎる事からくるようです。

こういったことを知って一日の学習プランや週の学習プランを
立てると、勉強の能率を上げることができます。

例えば月曜日と木曜日には不得意科目の勉強をなるべく避け、
得意科目の勉強をおこなうことです。そして不得意科目は
調子の出る金曜日や土曜日におこなうようにするとよいでしょう。

またひとつの事をおこなうにしても、どのようなやり方が
よいかも知っておくほうがよいでしょう。

例えば、漢字を覚えるにしても、十なら十の漢字をよく覚えるまで
くり返して、それがすっかり覚えられてから先へ進んだほうがよいか、
それとも覚えられないのは、まずそのままにして先へ進み、
また時々もどって覚えていくほうがよいのか。

心理学の研究によると、たくさんの字をちゃんと覚えるには、
まず、覚えにくい字はそのままにしておいて、覚えやすい字を
先に覚えてしまうほうが能率が上がるといいます。

これは英語の単語でもそうですが、覚えにくい字は何度やっても
つかえます。それにこだわっていると先に進めないからです。

こういうときは、一度それからはなれてほかの事をし、またそれを
覚えるように2,3回くり返すとかえってよく覚えられ事が実験で
確かめられています。

これと同じように、数学でも一度考えてわからない問題は、いつまでも
その問題にこだわらず、少し時間を置いてもう一度考えるようにすると
わかる場合があります。

 
また記憶の仕方にも目だけで覚えられる人と、目と耳と両方だと
早く覚えられる人、聞いただけで十分に覚えてしまう人、自分で
書いてみないと覚えられない人、いろいろなタイプがあります。

しかし一般に目と耳と両方つかうほうが覚えやすいとされています。
それで難しいものを覚えるときには声を出して読むといいわけです。

 また脳の性質を考えた場合、もっとも効果的な復習のプランは

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1、 学習した翌日に一回目

2、 その一週間後に、二回目

3、 二回目の復習から二週間後に、三回目

4、 三回目の復習から一ヵ月後に、四回目

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 というように、全部で四回の復習を少しずつ間隔をあけながら、
二ヶ月かけておこなうとよいといわれています。


 また受験をひかえた勉強では教科別の仕上げ順も個人個人
ちがいます。一般には、まず、得意科目を仕上げて入試の
レベルにまで上げていくのがよいでしょう。

この入試レベルにもっていく戦略はとても重要な考え方です。
確実な科目を早い段階で確保しておく事はよい事です。

それは「学習の転移」効果が生じて他の科目の修得によい結果を
及ぼす事だけでなく、精神的な安心感にもつながります。
できれば準得意科目のレベルも引き上げておくとよいでしょう。

そして後の科目は時間とのかねあいで、平均以上のレベルに持
っていくように仕上げ時間をとっていくのが効果的です。

 以上少しのアドバイスですが、あなたがこのうちの一つでも
実行すれば、多少勉強の能率は上がるのではと私は期待します。

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