最近LD(学習障害)は広く認知されてきました。健常児からはみだし、障害児とは認定されない子供たちの学習障害をさしていわれます。従来の精神遅滞、脳障害とは同じでない、治療教育が期待される学習障害です。
従来から成績オール1や科目間の成績がアンバランスで、ある特定の分野だけが劣る子供たちはいました。それらの子供たちは健常児の集団に入れられています。しかし最近では脳機能に遅れや偏りをもつ発達障害に位置ずけられているのです。
私の塾でも今年高校受験をした子の中に3名、幼児期や学童期にLDであり、現在なお、尾を引いているのではと思う子がいました。
成績オール1の子は別にして、あとの二人は言語的にはぜんぜん問題ないので、普通の子のように思われます。しかし数的なことが極端に劣るのです。小学校中学年の計算や図形さえ、できない状態です。
こういう子供たちはLDの概念の認知がない、親や教師たちの指導を受けていると最悪です。それはやらないからできないと思われてしまうからです。しかし実際は脳の発達障害なのです。一種の病気なのです。
幸いこの3名の子供たちは今年の春、無事公立高校に入学がきまり、今は高校生になっています。
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Last updated
2006.10.26 17:12:50
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