ギャンブルで大破滅

2008/01/10(木)01:01

掴んだ拳を・・・・

日常(699)

目の前にもってきて念をこめる・・・ 信じるべきはオレの力・・・・ どこかで聞いたことのある台詞だが・・・・ 私は願った。 ここだけは魅せろと・・・・ きっかけは年末から引っ張っている故障だった・・・ 正直、店が喧しすぎて親身になって対応する気になれないのだが・・・・ 原因不明の非常に面倒な故障・・・・ 状況を何度考えても、分からない。 正直お手上げ気味な現象で・・・ 五月蝿すぎるホール・・・・ 関わりたくない・・・ それが本音だった。 だが・・・・ とあるキッカケで関わることになってしまった私は・・・・ 携わってしまった人間を集めて・・・・ 誰が責任をもってメンテをするのかという熱い勝負をしようとしていた。 種目は私の会社といえば・・・ 当然私の机の中に眠る・・・ 3つのサイコロが入った丼・・・ なんだか・・・・ チンチロも好きな割には勝った記憶がほとんど無い・・・ 好意と言うものは・・・・ 一方通行になりがちだよなと改めて思う・・・ 思うが・・・・ ただ、ギャンブルの結果で決められたことであれば・・・ それは仕方がない。 サイコロに指名されたのだ。 天からの指名だろう。 それは抗っても無駄だ。 だから・・・ 嫌なことはギャンブルで決める。 それが一番良いと思うのだ。 何故なら、納得できるから。 サイコロに白羽の矢を立てられたら仕方がない。 それは天命だ。 だから非常にフェアだと思うのだ。 ギャンブルで物事を決めることは・・・ そして・・・・ このホール・・・ 本当に・・・・ 心の底から行きたくなかった。 何しろ・・・ 水木しげるの漫画に出てきそうな・・・・ 妖気を持った大御所がいる・・・ おかげで私の髪の毛のすべてが・・・・ 父さん妖気です!! とビンビンに立っている・・・ 妖気を感じて怒髪天状態・・・ いつもどおりホラーだ・・・ そんなホールに・・・ 原因不明の不具合を究明にしにいかねばならない・・・ まさに・・・・ 八岐大蛇の人柱に誰が立つか・・・・ そんな状況だった・・・・ 昔の村人達が・・・・ くじを引いて人柱を決めたように・・・・ 我々も・・・・ たった3つの小さな立方体にその運命を預けようとしてた・・・ ここは・・・・ ここは本当に引きたい。 ギャンブルでの快楽は・・・・ 本当に引きたいと心から願う時、それが叶うこと・・・・ まさに人柱を選択するこの状況下・・・・ 負けたくない・・・ 与えられた投数はいつもどおり3投・・・・ 負けたくない・・・ ここだけは・・・・ 頼む・・・・ チンチロを司る何者かよ・・・・ ここだけは・・・・ 私を救えっ!! 博打においてはいつだって・・・・ 負けたら受け入れる覚悟は持っている。 その・・・ 私の信を買ってくれ。 私は・・・ 生残りたい願望を満たしたいだけなのだ。 本当に負けたくないとき・・・・・ そこで生残るために私は張っている。 生存競争に打ち勝つのだ。 他の追随を許さぬ圧倒的な勝利をっ!! 本当に・・・・ これだけ負けたくなかったのは実に久しぶり・・・ あの店の連中と来たら・・・ 年末だろうが年始だろうが、調査中だろうがお構いなしですぐに来いの一点張り・・・ 他者の都合など本気でお構い無しだ。 相応の対価を支払っているのであれば納得もできるが・・・ 企業らしく、費用対効果を最大にしようと頑張りすぎる・・・ 逆に言えば・・・ 不相応な対価で過剰サービスを要求している・・・・ そんな面倒極まりない店の原因不明のメンテ・・・・ 本気で行きたくない。 ただ、それでも・・・・ 誰かが犠牲になる必要がある・・・・ 不運にも関係者となってしまったのは・・・・ 大結婚破滅のM氏と・・・・ 入社して一月経ったか立っていないかのN氏・・・・ そして、私・・・・ 原因は不明だが・・・ 大トラブルではないので・・・・ 新人の人でも時間をかければ対応できそうな内容・・・・ だから・・・ 関わった以上、容赦なく・・・・ サイコロを振ってもらう。 天が時が満ちていないと判断すれば・・・・ 引けるだろう。 さあ・・・ 誰を指名するか・・・・ いざ・・・・・ 勝負!! 私は・・・ N氏が先手を取って振るのを眺めた。 負けたくない、負けたくない・・・ 嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ・・・・ 新人だろうが何だろうが・・・・ ギャンブルの土俵に立てば常に対等・・・・ ダァッー(1・2・3)しろ、ダァッー(1・2・3) しかし・・・・ N氏が引いたのは第1投で・・・・ 1・1・4 出目は4だ・・・・ うっ・・・・ 4か・・・・ 「今度の戦いはとっても厳しいよ、頑張ろう」 「Nオウも気をつけて」 脳内でそんな台詞予告が発生・・・ そして・・・ 大結婚破滅のM氏の番が来た・・・ 正直・・・・ M氏は大分流れがない。 私は・・・・ 期待した・・・ 頼む・・・・ 私のために犠牲になってくれ・・・・ ダァッー(1・2・3)してくれ・・・・ ダァッー(ヒフミ)してくれれば・・・・ 目無しでも勝てる・・・・ 頼むっ!! 私は心の底から・・・・ M氏の破滅を願った・・・・ そんなM氏の第一投・・・・ 丼の中を食い入るように見つめていると・・・・ 1・2・6 の目無し 良しっ!! そして・・・・ 第2投・・・・・・ 2・5・6 目無し・・・・ アーオッ!!(1月8日の日記参照) 次だ・・・・ 次で決まる・・・・ 頼む・・・ 目無しでお願いします。 そして・・・ M氏も額に汗を滲ませながら・・・・・ 第3投を投げた・・・・ とその時アクシデントが・・・・ あまりの緊張に・・・・ M氏は手に汗をかいており、サイコロ1個が手から離れなかったため、振りなおしに・・・ さあ・・・・ 頼む・・・・ そう思っていると・・・・ M氏がサイコロを投げた・・・・・ そして・・・・ 出目が出て、天の指名はほぼ決まったかのようだった・・・・ M氏が出した出目は・・・ 1・1・1 アーオッ!!(これを心の中で思うとロクなことがない・・・) ここでピンゾロですか・・・ ヒキが強いことで・・・・ 二度の目無しで絶体絶命のピンチから・・・・ 最高の出目による逆転・・・・ これ以上気持ちのいいことなどないだろう・・・・ で・・・ そんな萎えさせられる結果を見せ付けられて・・・・ 私が振る番がやってきた・・・・ ・・・・ 状況はかなり劣悪だが・・・・ だが・・・ 諦めるな。 N氏の4を私が超えればいいんだ。 可哀想だが・・・・ 勝負の世界は非常なのだよ。 よく分からないまま・・・・ 現場で苦労するのも仕事・・・・ さあ、引くんだ私。 私は引ける子だ。 ここで私は引ける子であることを証明する・・・・ 4以上を出すんだ!! 私の第一投は・・・・・ 1・3・5 うっ!! 1・3・5とか2・4・6は・・・・ 流れがないときにおきやすい気がする・・・・ 本当に・・・・ ここで引けない子になるのは勘弁だ。 また皆に・・・・ N島君は引けない子だねぇ といわれてしまう・・・ 違う。 私は引ける。 こんなに助かりたい時に引けずして・・・・ いつ引くというのだ。 さあ・・・ 魅せろ私。 ドラマは・・・・ 私が作る!! 私は再び拳を握り締め・・・・ サイコロを放った。 そして・・・・・ サイコロが静止した・・・・ 出目は・・・・ 2・4・6 ・・・・ 流れがないときの典型的な出目・・・・・ 嫌だ、嫌だ、嫌だ・・・・ 本当に嫌だ。 あのホールには行きたくない。 神よ・・・・ いるなら私を救えっ!! 私を生残らせるんだ。 ここだけは・・・・ ここ最近の中で最も引きたい。 ここを引かせてくれ・・・ 頼む、4以上だ。 魅せろっ!! 私は3投目を気合をこめて投げた。 そして・・・・・ ここに完全に神の存在を否定する男が誕生した。 神などいない。 丼は・・・・ 非常なまでに事実を私に伝えていた。 どうやら・・・・・ 私をご指名らしい・・・・ 最後まで・・・ 目が出なかった・・・・ 絶対に引かなければならない局面で・・・・ 絶望的な気分になりながら・・・・ 明日件の店へ・・・・ ため息しかでてこない・・・ ああ・・・ 負けるってこういうことだよな・・・ だから・・・・ 勝たなきゃ駄目なんだよ・・・ その後、サンマーを打ち・・・・ こちらでは勝たせてもらえたが・・・・ 気が重い週末を迎えることになりそうだ・・・ 本日の麻雀 +146Pで・・・・ +14.6Kだった・・・ やはりピンのサンマーは動くね・・・・ 2~3時間なのに・・・・

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