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[下町の話] カテゴリの記事

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  今日はお茶濁し

  今日は時間が無いのでこれでお茶濁し。隅田川吾妻橋のウ○コビルと桜。隅田川レインボー屋形船。ちょっとピンボケ。そして修悦体新作。ではでは。

  2008年04月03日

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  日暮里・舎人ライナーに乗ってきた。

  3月30日開業の「日暮里・舎人ライナー」に乗ってきた。当日は横浜市営地下鉄「グリーンライン」も同時開業なのだが、さすがに休みの日にわざわざ職場近辺に訪れるのも嫌なので、こちらに乗ってみることにした。何回かこのブログに書いたのだが、「日暮里・舎人ライナー」とは、文字通り「日暮里」と「舎人」を結ぶ新交通システムである。足立区の舎人近辺はもともと「陸の孤島」とも呼ばれ、バス以外の公共交通機関がなかった。それを解消するための新線である。湾岸部を走る「ゆりかもめ」と同様に新交通システムであるため、通常の電車とは異なりゴムタイヤを履いている。そして「無人」運転。車両も小型で可愛い。こんな感じ。始発駅の「日暮里駅」終着駅の「見沼代親水公園」レールが無い。全線が高架になってるので、なかなか見晴らしは良かった。まあ、日常で利用することは無いと思うのだが、やはり新規開業は嬉しいものだ。ではでは。

  2008年04月01日

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  明日は春の彼岸の中日

  いつの間にやら明日は春のお彼岸の中日である。早いものだ。もう1年の4分の1近くが終わってしまった。正月の箱根駅伝をTV観戦したのがつい最近のような気がしていたのだが、もう3ヶ月近く経っていたのだ。さて、春の彼岸である。「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、ここ数日のぽかぽか陽気が示すように、さすがにもう急激に冷え込むことはないだろう。そろそろ衣替えである。「彼岸」は春と秋の2回あるが、春の彼岸は「春」を迎えることもあり、なんとなく秋の彼岸と比べて明るい感じがする。彼岸は「昼」と「夜」の長さが全く同じ日。ということは春の彼岸以降は昼の時間が長くなる。冬場は午後3時くらいになるともうすっかり「夕方」の雰囲気が漂っていたが、もうそんな日々とはしばらくお別れである。私が生まれ育ったのは東京都台東区の「谷中」。下町情緒が色濃く残る街である。特に「谷中霊園」という広大な墓所をもつこの町は、この彼岸の時期になるとやたら墓参りの客で賑わう。町全体が活気付くのである。以前のブログにも書いたが、街中が線香の香りに包まれる。逆にこの香りを嗅ぐことによって「彼岸」の到来を感じたものだ。谷中霊園の最寄り駅でもある「JR日暮里駅」を出たすぐのところで墓参り用の花束が売られている。普段の日はそうでもないのだが、彼岸のときは大賑わいである。そういった光景を見るのもなかなか楽しい。今は実家から離れて暮らしているので、そんな谷中の光景も懐かしい。そういえば最近、下町人気をあてこんでいるのか、日暮里駅近辺で観光用「人力車」が営業している。儲かるのだろうか？少々疑問。下町ブームで「谷根千」が取り上げられることが多いが、そこで生まれ育った私にとっては、イマイチ「観光地」として取り上げられることにピンとこない。それでもわざわざ谷中に足を運んでくれる観光客いることを嬉しく思う。実家には今でもちょくちょく顔を出しているが、谷中の街並みを散策する機会は最近ではほとんどなかった。なので彼岸の時期はちょっと時間がとれないが、桜の時期には久しぶりに谷中を散策してみようかなと思う。谷中霊園の桜は隠れた名所でもある。自分の生まれ育った街を久しぶりにじっくり堪能してみたいものだ。子供のころの記憶を辿りながら。ではでは。

  2008年03月19日

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  新東京タワー定時報告

  新東京タワー定時報告です。まだ相変わらず本格的な工事は始まっていません。という訳で工事現場の写真は進展がないのでありません。どちらかというと以前に報告した「東武鉄道『新本社ビル』」の工事のほうが活発になってます。さて今回報告するネタは、建設予定地の「東武鉄道『現本社ビル』」正面にいよいよ「建設標識」が立てられました。これです。「高さ」のところをアップにするとこうなってます。いよいよ始まりますね＾＾ただし着工予定が「2008年7月」となってますね・・・まあ気長に待ちましょう＾＾ではでは。

  2008年03月15日

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  深川江戸資料館の話

  何回かこのブログに書いているが、私は「池波正太郎」と「宮部みゆき」の時代物が好きである。今も通勤電車の中で繰り返し読み漁っている。他の作家の時代小説にはあまり興味がそそられない。特に理由はない。池波正太郎の作品では、「真田物」ものと「幕末物」を除くと、その舞台となるのは江戸の下町が多い。浅草・本所・向島・谷中といったところか。いずれも私の生活圏である。宮部みゆきの作品では、やはり本所や向島といったところも出てくるが、メインとなる舞台は「深川」になることが多い。「深川」は下町ではあるが、実は私はあまり詳しくない。台東区の谷中に生まれ育ち、現在は墨田区の向島に住んでいる私にとっては、江東区の深川は同じ下町といえども決して近くはないのである。東京メトロ半蔵門線の「住吉」「清澄白河」、東西線の「門前仲町」「木場」を含んだあたりが深川の範囲になる。さすがにそこまでは私も手が回らなかった。しかし以前から気になっていた施設が深川にある。それが「深川江戸資料館」なのだ。ぜひ行きたいと思っていたのだが、なかなか腰が上がらなかった。しかしついにこの前の日曜日に行くことができた。「名古屋国際女子マラソン」を家でTV観戦する前にちょっと軽く出かけてきたのだ。これがその施設。場所は「清澄白河駅」から徒歩3分ほど。入り口。入るとすぐにこんな暖簾見たいのが待ち構えている。深川に住んでいたことのある歴史上の人物である。松尾芭蕉が深川に住んでいたことは知っているが、その他にも結構有名人が住んでいたのだ。平賀源内・佐久間象山なんかもそうだ。そしてメインは江戸深川の街並みを復元した展示室。ちょっと暗かったのでピンボケ。意外と広い。中はこんな感じ。なかなか面白い。当時の生活の様子がよくわかる。思ったよりも立派な展示で楽しめた。江戸の下町に興味がある方はぜひ訪れてみてはいかが。深川江戸資料館の公式HPはこちら。ではでは。

  2008年03月12日

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  今日は「東京大空襲」の日

  今日3月10日は、太平洋戦争の「東京大空襲」の日である。もちろん私はその当時は産まれていない。実体験はない。私の母はその当時東京の多摩地区に住んでいたのだが、都心方面の空襲の火が見えたそうだ。第二次世界大戦の日本の被害といえば、どうしても「原爆」が注目される。まあ当然である。実際に私も広島の原爆ドームや記念館を訪れたこともある。しかし東京大空襲でも広島の原爆に近い人数の人々が命を落としている。ここでもう一度東京大空襲に注目し、平和を祈りたいものである。東京大空襲で被害が大きかったのは東京の下町である。特に現在の墨田区、台東区あたりの被害が大きかった。その慰霊堂が墨田区にある。「両国」に程近いところ。「東京慰霊堂」という施設である。ここは『関東大震災』と『東京大空襲』の犠牲者を慰霊する建物である。なかなか立派な施設である。外観はこんな感じ。中はこんな感じ。中には関東大震災や東京大空襲の被災写真がパネルになって展示されている。こんな感じ。資料館も併設されている。この資料館は「関東大震災」関連の資料のほうが多いのだが、東京大空襲の資料もいくつか展示されている。なかなか考えさせられるなあ。平和な日本が実に有り難い。ではでは。

  2008年03月10日

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  隅田川の橋の話　最終回

  Part6の続きである。いよいよ最終回。中央大橋の一つ下流にあるのが「佃大橋」。戦後初めて隅田川に架けられた橋である。こんな感じ。ウィキペディアから引用するとこうである。『佃大橋（つくだおおはし）は、隅田川にかかる橋で、東京都道473号新富晴海線（旧東京都道304号線明石町晴海支線・晴海通り）を通す。隅田川右岸においては北が東京都中央区湊三丁目、南が築地明石町。同左岸では中央区佃一丁目と中央区月島一丁目を分かつ。地下にて東京地下鉄有楽町線と並行する。佃大橋は隅田川最後の渡船場として320余年続いていた「佃の渡し」の位置に架けられた橋であり、上流に平行している永代橋、下流の勝鬨橋の交通量の増加、および東京オリンピック開催に備えた関連道路の一部として、戦後初めて隅田川に架橋された橋である。』橋自体は機能重視のようで、片側三車線の大きな橋である。歩いて渡るには少々しんどい。立派な橋だがあまり面白みは無い。そしていよいよ隅田川最後の橋が「勝鬨橋」である。日本では珍しい可動橋である。もっとも現在では開閉することはない。こちらがその勇姿。こちらもウィキから引用するとこうである。『勝鬨橋とは、東京都中央区にある隅田川に架かる橋。晴海通り（東京都道304号日比谷豊洲埠頭東雲町線）が通る。日本では珍しい可動橋（跳開橋）であるが、現在では機械部への電力供給も無く、可動部もロックされ、跳開することはない。近年、再び跳開させようとの市民運動や都の動きはあるものの、機械部等の復旧に莫大な費用（約10億円）がかかること、また現在は多数の道路交通量があることから、実現のめどは立っていない。』築地市場のすぐそばにある橋である。「清洲橋」「永代橋」とともに国の重要文化財に指定されたのは記憶に新しい。なかなか美しい橋である。見ていて飽きない。ここが開閉する場所↓まあもう二度と開閉することはなさそうだが。でもここで橋が開閉すると思うと感慨深い。死ぬまでに一度でいいからこの橋が開くのを見てみたいなあ。さて、ここまで7回にわたって隅田川に架かる橋を「水神大橋」から「勝鬨橋」まで順に紹介してきた。このレポを見て、「橋」または「隅田川」に対して少しでも興味を持っていただければ幸いである。というわけでこのシリーズはこれでおしまい。お付き合いいただきましてありがとうございました。ではでは。

  2008年03月02日

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  聖路加タワー

  今日はネタが思い浮かばなかったので、こんなのですみません。聖路加タワーです。隅田川のほとりにそびえたつタワーです。「築地」のすぐそばです。「佃島」の高層マンション群とか、このタワーとかを見てると、そこが「下町」であるということがまったく連想できません。まさに「リバーサイド」といったところでしょうか。ふらっと訪れて見る分には綺麗でいいところですが、個人的には住みたくはないなあ。まあここらのマンションを買えるほどの財産もないですが＾＾というわけで今日はこれでお茶濁し。ではでは。

  2008年02月23日

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  新東京タワー定時報告

  新東京タワー定時報告です。予定地は目隠しフェンス囲まれ、地上からその現場は見えないと以前書きましたが、一箇所だけ地上から覗けるところがありました。こんな感じです。すっかり整地が済んだようです。そろそろ本格的に建設が始まるのでしょうか？楽しみです。

  2008年02月18日

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  隅田川の橋の話　番外編

  隅田川の橋の話、番外編である。「都心を流れる川」といえば、やはり「隅田川」が真っ先に思い浮かぶ。しかし隅田川は「都心」というよりも、東京の東部と中心部の境目を流れている。そういった意味で言うと、本当に「都心」を流れている川には「神田川」「日本橋川」などがある。いずれも荒川水系の川であり、もとは「平川」という流れである。治水のため、江戸時代以降、川の流れは随分と変えられ、今の流れになっている。「神田川」は「かぐや姫」のヒット曲もあり、知らない方はまずいないだろうが、意外と「日本橋川」は知られていない。「日本橋川」とはその名の通り、日本の道路網の始点ともなる『日本橋』の下を流れる川である。ちょうど「東京ドーム」近辺で「神田川」から分かれ、千代田区、中央区の中心地を通り、やがて隅田川に合流するという、まさに「都心」を流れる川である。都心を通過している割に、「隅田川」や「神田川」に比べると注目度の低い川である。その理由は簡単である。ほぼ全流路に渡って『首都高速道路』の高架下を流れているからだ。川面が開けるのは、日本橋を通過後、亀島川が分岐してから河口に至るわずか500m弱でしかないのだ。そんな訳で「絵」になるスポットが無い。肝心の「日本橋」も『首都高速』の下で肩身を狭くしている。しかし1箇所だけ絵になるスポットがある。それがここ「豊海橋」なのだ。ここは日本橋川が隅田川にちょうど合流する地点。そこにある橋が「豊海橋」。フィーレンデール橋と呼ばれる梯子を横にしたような形で、全国的にも珍しいデザイン・構造の橋なのだ。白いダイナミックな骨組みが存在感を強く引き立たせている。夕刻からは白っぽいオレンジ色にライトアップされる。場所的にはすぐ近くにある「隅田川」に架かる「永代橋」や「中央大橋」に劣るものの、隠れた夜景スポットでもあり、たびたびドラマの撮影に使われる。こんな橋である。橋のたもとにはこんなレリーフもある。そしてここが隅田川との合流地点。まさに江戸は「水の都」である。隅田川の橋の話「番外編」でした。ではでは。

  2008年02月16日

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  隅田川の橋の話　Part6

  Part5の続きである。清洲橋の一つ下流にあるのが「隅田川大橋」。上層が首都高速で下層が一般道の橋である。ウィキペディアから引用するとこうである。『隅田川大橋（すみだがわおおはし）は、隅田川にかかる橋で、東京都道475号永代葛西橋線（葛西橋通り/水天宮通り）を通す。東岸は江東区佐賀一丁目、西岸は中央区日本橋箱崎町。首都高速道路9号深川線の高架橋と一体化されて建設されており、中央区側で同高速箱崎ジャンクションを、江東区側で福住出入口をそれぞれ構造体に含む。隅田川唯一の二層式のこの橋は、首都高速9号深川線建設にあわせて架橋されたもので、先に下段の隅田川大橋が、完成の翌年に上段の高速道路高架橋部分が開通した。建設当時の風潮によるものか、機能性重視の設計デザインになっていることもあり、本来対になって設計されていた清洲橋と永代橋の中間にあるにもかかわらず、壁のようなその形状により、双方の橋から見通せなくなってしまっているため、隅田川の景観破壊として悪名が高い。そのためか隅田川の浅草～日の出桟橋を航路とする東京都観光汽船の水上バスは吾妻橋～勝鬨橋間の橋の紹介で唯一アナウンスがない。』いまいち人気の無い橋である。そしてその一つ下流が「永代橋」。TVドラマなどでもよく使われる橋だ。懐かしいところでは「ロンバケ」などのロケ地ににもなった。最近では「TUTAYA」のCMに使われている。夜はライトアップされる。なかなか綺麗だ。前回紹介した「清洲橋」とともに、国の重要文化財に昨年指定されたのも記憶に新しい。そしてこの橋の下流から佃島を挟んで隅田の流れが二つに分かれる。右が本流。そしてその本流を迎えるのが「中央大橋」。素敵な斜張橋である。比較的新しい橋だ。さて、ここまでPart1からPart6まで、「水神大橋」から下りながら隅田川の橋を順に紹介してきたが、いよいよ次回がラストである。あとは「佃大橋」と「勝鬨橋」の2橋を残すのみとなった。気が向いたら水神大橋から遡って「千住大橋」などを紹介するかもしれないが、あまりそれは期待しないでほしい。では最終回に続く。

  2008年02月11日

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  新東京タワー定時報告

  新東京タワー定時報告です。2月3日は東京に2年ぶりの大雪でした。新東京タワー建設予定地も雪でした。こんな感じです。前回の報告時にあったでかいパイプみたいのが無くなってます。前回の写真↓このあとどうなるのでしょうか。楽しみです。ではでは。

  2008年02月05日

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  雪の雷門

  雪降ってます。雪の浅草雷門です。ではでは。雪の浅草 posted by (C)haihaihaihai

  2008年02月03日

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  新東京タワー定時報告

  新東京タワー定時報告です。まだ建設自体は本格的に始まっていません。前回の写真とほとんど変わりませんのでＵＰしません。さて今回の報告は、新タワー建設に伴い移転する「東武鉄道本社」の話です。現在の「東武鉄道本社」は新タワー建設予定地にあります。当然のことですが新タワー建設によって取り壊される運命です。新タワー建設中、どこに本社が仮移転するのかなあと疑問に思っていたのですが、なんと仮移転どころか新本社を別の場所に建てるようです。その場所は押上駅近く。ちょうど京成電鉄本社と線路をはさんだ位置にあります。今の本社とは約300ｍ離れたところに」あります。もともと広大な空きスペースがあったのですが、いつの間にやら東武本社建設地として工事が始まってました。完成は2009年5月。ということは現在の本社はそれまでは今のままということ？つまりタワーの本格的な建設はそれ以降？なかなか謎ですね＾＾でも今の技術を持ってすれば、本気でタワーを建てようと思えば、基礎工事は別として、1年くらいあれば出来ちゃいそうです。なかなか楽しみです。ではでは。

  2008年01月23日

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  新東京タワー定時報告

  新東京タワー定時報告です。正月三ヶ日の工事が休みのときを狙って撮ってきました。まだ本格的な工事は始まっていませんが、大分整地作業が進んだようです。さて、いよいよ2008年になりました。新東京タワーの建設が始動します。楽しみです。ではでは。

  2008年01月06日

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  隅田川の橋の話Part5

  Part4の続きである。両国橋のひとつ下流にあるのが「首都高速道路6号向島線」。確かに橋は橋なのだが、歩いて渡れる橋ではなく、しかも6号向島線自体、江戸橋JCTから東北道に向かうまでほぼ全線高架になっているので、車で通過する際は「橋」であるということを認識してない。何気なく通過してしまっている橋である。そういった意味では地味な橋なのだが、地上から見上げるとその規模は大きい。さすが高速道路だけある。そしてそのひとつ下流にあるのが「新大橋」。隅田川では珍しい斜張橋である。黄色い支柱が美しい。ちなみに斜張橋はここと「中央大橋」だけ。現在の橋は昭和52年に架け替えられたものだが、もともとは江戸時代の元禄6年に隅田川の3番目の橋として誕生した。ゴッホに多大な影響を与えたとされる「歌川広重」の錦絵「名所江戸百景」の中に「大はしあたけの夕立」として登場することでも有名である。隅田川東岸のこのあたりは「深川」にあたり、下町情緒の残る場所でもある。松尾芭蕉の旧宅でもある「芭蕉庵」があったことでもしられる。そのため、この橋と次の「清洲橋」の間には「芭蕉庵史跡庭園」と「芭蕉記念館」がある。記念館には入ったことはない。そして「清洲橋」。大変美しい橋である。隅田川唯一の「吊橋」。今年、「勝鬨橋」「永代橋」とともに国の重要文化財に指定されたことは記憶に新しい。ウィキペディアから引用するとこうである。『清洲橋（きよすばし）は、隅田川にかかる橋で、東京都道474号浜町北砂町線（清洲橋通り）を通す。西岸は中央区日本橋中洲、東岸は江東区清澄一丁目。「清洲」という名称は公募により、建設当時の両岸である深川区清住町と日本橋区中洲町から採られた。関東大震災の震災復興事業として、永代橋と共に計画された橋。「帝都東京の門」と呼称された永代橋と対になるような設計で、「震災復興の華」とも呼ばれた優美なデザインである。当時世界最美の橋と呼ばれたドイツケルン市にあった大吊り橋をモデルにしている（この橋は第二次世界大戦で破壊され、現在は吊り橋ではない）。海軍で研究中であった低マンガン鋼を使用して、鋼材の断面を小さくする努力がなされた。』ウィキにも書いてあるように、この橋と永代橋は対になるように設計されていた。しかし現在は間に「隅田大橋」ができてしまったので、景観はぶち壊しである。残念。Part6へ続く。

  2007年12月28日

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  お城の森八

  今日は時間が無いのでこれで失礼。老舗の和菓子屋「お城の森八」です。墨田区の業平にあります。栗最中は美味しいです。なぜ「お城」なのかはわかりません。ではでは。

  2007年12月11日

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  隅田川の橋の話Part4

  隅田川の橋の話。Part3の続きである。「厩橋」の一つ下流にあるのがこの橋。「蔵前橋」である。ウィキペディアから引用するとこうである。『蔵前橋（くらまえばし）は、隅田川にかかる橋で、東京都道315号御徒町小岩線（蔵前橋通り）を通す。西岸は台東区蔵前一丁目、東岸は墨田区横網一丁目。橋名は「蔵前通り」にちなみ、また橋全体が稲の籾殻を連想させる黄色に塗装されている。昭和29年9月～昭和59年12月まで東詰に蔵前国技館があり、高欄には力士などのレリーフが施されている。関東大震災の復興計画により現在の橋が架橋された。それ以前は「富士見の渡し」と呼ばれていた渡船場があった場所である。』目の覚めるのような鮮やかな黄色いカラーリングである。「蔵前」というと国技館のイメージが未だにある。若い人は知らないかもしれないが、両国にある現在の国技館ができるまでは、ここ蔵前に国技館があったのだ。そして蔵前橋の一つ下流にあるのが「JR総武線隅田川橋梁」。こんな感じ。アーチが美しい。その一つ下流にあるのが「両国橋」。ウィィキペディアから引用するとこうである。『両国橋（りょうごくばし）は隅田川にかかる橋で、国道14号を通す。西岸の東京都中央区東日本橋二丁目と東岸の墨田区両国一丁目を結ぶ。橋のすぐ近くには神田川と隅田川の合流点がある。完成当時は言問橋・天満橋と共に「三大ゲルバー橋」とよばれ、技術的にも当時の最先端であった。ガードレール部分には軍配や花火が描かかれ、柱部には両国国技館の屋根を模った飾りを配するなど、デザイン的にも凝ったつくりになっている。』この橋はたもとにあるオブジェが面白い。Part5へ続く。

  2007年12月10日

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  新東京タワー定時報告

  東京都墨田区業平橋地区に建設予定の「新東京タワー」定時報告です。以前の報告はフリーページにまとめてありますので、ご覧になりたい方はそちらをどうぞ。正式な工事開始は来年ということですが、基礎工事らしきものがそろそろ始まりだしました。こんな感じです。中央のどでかいパイプみたいなものは何なのでしょうか？あれが土台になるのでしょうか？まだ「日立セメント」や「東武鉄道本社」は普通に営業しているので、やはり本格的な工事はまだ先のようですが、いよいよ動き出したって感じですね。楽しみです。ではでは。

  2007年12月04日

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  隅田川の橋の話Part3

  隅田川の橋の話。Part2の続きである。東武鉄道の隅田川橋梁のすぐ下流にあるのが「吾妻橋」である。浅草雷門通りが隅田川を横切る橋であり、「隅田川ライン」と呼ばれる水上バスの起点となる場所でもある。浅草に訪れると必ず目に入るのが隅田川対岸にある通称「ウ○コ」ビル。この一体はアサヒビールの本社となっている。橋自体は「赤」を基調としており、なかなか綺麗だ。こんな感じ。この橋と東武鉄道隅田川橋梁の間の墨田区側には、ちょっとしたイベント広場みたいのがあり、休みの日にはそこの階段に腰掛け、隅田川を見ながらビールを飲むのが私の密かな楽しみとなっている。浅草側から見るとこんな雰囲気だ。そして吾妻橋の下流にあるのが「駒形橋」。JR上野駅からまっすぐ東に延びているのが「浅草通り」。この通りが隅田川を越える橋がこの「駒形橋」である。橋の西詰めには「駒形堂」がある。元は「駒形の渡し」があったところだが、今は立派なアーチ橋となり、交通の要所となっている。こんな感じ。なかなか立派な橋である。そしてその下流にあるのが「厩橋」。隅田川の橋の中ではいまいちマイナーな橋だ。「川越街道～春日通り」と続く道なのでそれなりに交通量も多くて良いはずなのだが、橋を渡って2キロメートルほど進むと行き止まりになってしまうため、意外と静かな橋だ。橋自体は見事な3連アーチ橋。美しい。個人的には隅田川の橋の中で一番好きな橋である。隅田川橋梁の話でした。Part4へ続く。

  2007年11月22日

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  今日は浅草「酉の市（一の酉）」

  今日は朝早く起きれたら昨日のブログに書いたとおり、行田に埼玉Ｂ級グルメを堪能しに行こうと思っていた。しかし最近の寝不足のため、あえなく断念。起きたときはすでに10時。という訳で、今日は自宅でまったりとしつつ、近場にふらふらでかけてきた。今日11日は浅草鷲神社の「酉の市」である。冬の到来を告げる浅草の風物詩である。昨年のブログにも書いたが、この鷲神社を“浅草”と言ってしまうのは少々無理があると思うのだが、まあそれはそれでよい。実際に今日浅草では熊手を持って歩いている観光客が多かった。かなり人出が多かった。出店も多く賑やかだった。こんな感じである。さて昨年のブログにも書いたが、この鷲神社の裏は世の男性にとって、とても興味深い街が広がっている。それが「吉原」である。「吉原」。江戸時代は遊郭として名を馳せた場所だ。明治以降もその伝統が続いており、戦後の「赤線廃止」によって大分様変わりをしたが、今では一大「ソープランド街」として確固たる地位を築いている。今の地名は「千束」。道路標識にもなっている。今も鷲神社から吉原方面に向かうと「吉原神社」なんかが出迎えてくれる。今日は酉の市なので、鷲神社から吉原に続く道が車両通行止めになっており、屋台が立ち並んでいた。しかし、通行止めの先は禁断の地である。普段ならこんなところでカメラを取り出すのもはばかれるのだが、今日はお祭りのためご愛嬌。この写真では柳並木に隠れて見えないが、信号の先、この路の両側、そして側道にはソープランドがぎっしり軒を並べているのだ！浅草の裏を垣間見るようである。しかし、何も知らない子供連れの家族が酉の市に行った後に、そのまま流れでこの通りに入り込んでしまうこともあるだろう。大丈夫かなあ？そして吉原の東側の入り口が「吉原大門」。今も交差点に地名が残る。入り口には見返りの柳が立っている。なかなか浅草は奥深い。台東区の豆知識でした。あっ、もちろんそっち方面の店には行ってませんよ。念のため。

  2007年11月11日

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  隅田川の橋の話　その2

  隅田川に架かる橋の話。その1の続き。白鬚橋の一つ下流にあるのが『桜橋』である。X型をした隅田川唯一の歩行者専用橋。ウィキペディアから引用するとこうである。『台東区と墨田区の姉妹提携事業として1980年に創架が始まり、1985年に完成した隅田川唯一の歩行者専用橋で、両岸の隅田公園を結ぶ園路の役割を持つ。形状は平面のX字形の特異な形をしている。花見のシーズンには、両岸の桜を楽しむために多くの人がこの橋を渡る。』この橋は私が中学生だったころに建設が始まった。当時、橋の名称を公募していたので私も応募した記憶がある。もちろん「桜橋」なんて名前は応募してない。この橋は毎年夏に行われる隅田川花火大会の第一会場として、花火の発射台が付近に設置される。歩行者専用橋なので、もっぱら近隣住民の通行に使われるほか、観光名所にもなっているようだ。桜の季節は観光客で賑わう。桜橋の一つ下にあるのが『言問橋』。隅田川に架かる橋は個性的な物が多いのだが、この橋は比較的平凡で、イマイチ印象の薄い橋だ。箱崎JCから首都高6号線を下っていくと、しばらく隅田川と併走する。隅田川の橋を左手に眺めることになるのだが、この言問橋は正直「冴え」ない。隅田川に架かる橋の多くはアーチ橋なのだが、この橋は単純な桁橋。正確には「ゲルバー橋」とのことだが、イマイチよくわからない。しかしこの橋の良さは橋自体ではない。「橋からの眺望」にある。橋中央部から隅田川上流を眺める景色は実に美しい。隅田川が大きく左にカーブしており、その両岸が桜並木になっている。これが桜の季節には美しいのだ。ウィキぺディアから引用するとこうである。「言問橋は、隅田川にかかる橋で、国道6号・東京都道319号環状三号線（言問通り）を通す。西岸は台東区花川戸二丁目と浅草七丁目を分かち、東岸は墨田区向島一丁目と二丁目を分かつ。もともと「竹屋の渡し」という渡船場があった場所である。関東大震災の震災復興事業として計画された橋。両国橋や天満橋と並んで三大ゲルバー橋と呼ばれた長大な橋であり、その直線的で力強いデザインを曲線的で優美な清洲橋と対比させ、川端康成がその著書の中で「隅田川の新しい六大橋のうちで、清洲橋が曲線の美しさとすれば、言問橋は直線の美しさなのだ。清洲は女だ、言問は男だ」と語っている。」そして言問橋の下流にあるのが「東武浅草線」が隅田川を渡る鉄道橋である。「東武鉄道隅田川橋梁」という名称らしい。ウィキぺディアから引用するとこうである。「東武鉄道隅田川橋梁は、隅田川に架かる鉄道橋で、東武鉄道伊勢崎線を通している。形式は中路カンチレバーワーレントラス、鋼材重量910（重量トン）、橋長166mの鉄道橋梁である。別名、花川戸鉄道橋（はなかわどてつどうきょう）とも呼ばれている。この橋は、東武が浅草駅まで延長するために隅田川に架けた橋で、隅田川の景観に配慮するため、高いトラス橋にせず、架線柱に曲線のデザインが取り入れられた。また、計画の際には隅田公園を通る路線が計画されていたが、隅田公園の景観を損なわないよう公園を避けるようにルートの設定がなされた。 なお1931年～1943年には、橋のすぐ東側に隅田公園駅が設けられていた。」浅草駅を出ると右に大きくカーブしてこの橋を渡るため、列車は非常に遅いスピードでこの橋を渡る。それがまた何とも味わい深いのだ。隅田川橋梁のお話でした。続きはPart3へ

  2007年11月03日

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  新東京タワー定時報告

  新東京タワー定時報告です。工事の着工は来年ですので、まだ大きな変化はありません。前回の報告では、いよいよ工事用フェンスが出来たことをお知らせしました。そのフェンスがさらにパワーアップしています。前回報告時の現場↓今回の現場↓地上からは現場が見渡せなくなりました。そしてフェンス自体にも変化がありました。これが前回報告時↓今回の現場↓イラストが描かれてます。これがそのイラストです。ワクワクしてきます。今度業平橋の駅から、工事の進み具合の写真を撮ってきますね。ではでは

  2007年10月31日

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  隅田川の橋の話　その１

  今日は隅田川の橋の話。東京在住でない方も「隅田川」の名前くらいは聞いたことがあるだろう。毎年夏に行われる「隅田川花火大会」はＴＶ中継もされるほどの大イベントだ。また東京観光として、「浅草～お台場」を結ぶ隅田川の水上バスも人気である。「下町」と言えば「隅田川」。これは切っても切り離せないものだ。隅田川を渡る橋は多い。つい最近、「勝鬨橋」「永代橋」「清洲橋」が重要文化財に指定されたのは記憶も新しい。今回はその隅田川に架かる橋の紹介その１。本当は全部の橋の写真を撮ってから紹介しようと思っていたのだが、夏にいくつか撮った後、時間がなくそれっきりになっていたので、とりあえず少しずつ紹介することにした。まずは隅田川の上流側から紹介。現在の隅田川が岩淵水門で荒川放水路と分岐した後、「新神谷橋」を先頭に30近い数の橋が架かっている。でもイメージ的には「隅田川の橋」というと、千住大橋から「勝鬨橋」までがそこに入るかなと思っている。今回紹介するのがまず「水神大橋」。1989年竣工、しかも自動車道路供用開始が1996年と、かなり新しい橋である。以下の文はウィキペディアからの引用。『水神大橋（すいじんおおはし）は、隅田川にかかる東京都道461号吾妻橋伊興町線支線の橋。西岸は荒川区南千住八丁目、東岸は墨田区堤通二丁目。橋名は東岸にある「隅田川神社（水神宮）」に因む。創架は1989年（平成元年）3月。橋の組み立てを陸上で行い、橋桁を台船に乗せて干満の差を利用して橋脚に乗せるという方法を利用した。付近の汐入公園、東白鬚公園は東京都の防災拠点として位置づけられており、そのため双方を繋ぐ連絡橋として千住汐入大橋と共に計画された。当初は歩行者専用橋で、接続する道路の整備が完了した平成8年（1996年）7月10日より自動車道路供用が開始された。もともと「水神の渡し」という渡船場があった場所でもある。』さて、これが水神大橋。アーチ式の綺麗な青い橋である。新しい橋なのだが大きな幹線道路に接続している訳ではないので、交通量もそう多くない。隅田川橋のニューカマーって感じだ。そして水神大橋の一つ下流にあるのが「白鬚橋」。やはりアーチ橋である。これもウィキペディアから引用するとこうである。『白鬚橋（しらひげばし）は、隅田川にかかる橋で、東京都道306号王子千住南砂町線（明治通り）を通す。西岸は荒川区南千住三丁目と台東区橋場二丁目を分かち、東岸は墨田区堤通一丁目と二丁目を分かつ。橋名は東岸にある「白鬚神社」に因む。創架は1914年（大正3年）5月。近在の人々が基金を募って資本金を作り「白鬚橋株式会社」を設立、大正2年4月に着工して約一年で完成した木橋である。長さは一三〇間（約230ｍ）であったと伝えられる。橋に番小屋を置き、大人一人1銭の通行料を取ったが、当時は渡し舟も多く走り、経営は苦しかったという。後に2銭に値上げするも間に合わず橋の維持に支障をきたすようになり、1925年（大正14年）に東京府が買い取り、関東大震災後の震災復興事業の一環として現在の橋に架け替えられることとなった。もともと「橋場の渡し」と「白鬚の渡し」という渡船場があった場所であり、特に橋場の渡しは江戸時代、文禄3年（1594年）に千住大橋が完成して主だった街道筋が移されるまでは、隅田川を渡る中心地であった。伊勢物語での東下りの中で主人公（在原業平と同一視される）が有名な「言問」の歌を詠んだのはこの渡しとされる。』橋自体はどことなくＳＦチックな印象を与えてくれる。松本零士の描く宇宙船のように見えなくもない。なかなか格好良い。今回はこの２つの紹介。他の橋はまた今度。Part2へ

  2007年10月23日

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  曳舟湯

  今日は時間が無いのでこれで失礼。下町情緒の残る墨田区『京島』にある銭湯「曳舟湯」です。実際に入湯したことはありませんが、近くのヨーカドーには良く行きます。時々ＴＶドラマに使われたりします。造りは立派です。ではでは。

  2007年10月22日

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  銀杏の思い出

  10月に入り、東京ではすっかり秋らしい陽気になってきた。日中も汗ばむことはないし、朝晩は寒さを感じるほどだ。長かった暑い夏も終わり、一年の中で一番過ごしやすい季節になった。しかし夏の猛暑の影響で各地の紅葉の名所でも色づきが半月ほど遅れているそうだ。都内での紅葉はもちろんまだまだ先の話だ。さて、都内の紅葉・黄葉は大きく3つに体分されるように思われる。ケヤキ・イチョウ・サクラである。緑の少ない都内でも、公園の樹木や街路樹としてこの3つは多く見ることができる。街道沿いにはこの3つの街路樹が多い。神宮外苑のイチョウ並木や、甲州街道のケヤキ並木は有名だ。サクラはどちらかと言うと大通りではなく小路の並木になっていることが多い気がする。プラタナスの黄葉なんかも綺麗だが、あまり有名なスポットは思い当たらない。それらを楽しめるのは今年は12月かもしれない。待ち遠しいものである。先日の日曜、山梨で山歩きをした帰り道、時間が比較的早かったこともあり、景色を楽しみながら帰ろうと思い、中央道を使わず国道20号を勝沼からずっと都心まで走った。相模湖周辺で渋滞することもなく、順調に都心までドライブできた。高尾から西八王子あたりまではイチョウ並木になっている。もちろんまだ色付いてはいないが、なかなか綺麗だなあなんて思いながら走っていた。信号が赤になり車を止めると窓からプ～ンと匂ってきた。そう、銀杏である。イチョウは黄葉の前に銀杏の実をたわわに実らせる。ちょうど今頃がその時期なのだ。銀杏には思い出がたくさんある。私の実家があるのは台東区の谷中。下町情緒を色濃く残す街である。その実家のすぐ近くにあるのが「上野公園」「谷中霊園」。どちらもイチョウが多く植えられている。私は銀杏が大好きである。子供時代から好きだった。そんな訳でよくこの時期は銀杏拾いに行ったものだ。朝早い時間に銀杏の落ちているイチョウの木に行き、そして拾うのだ。しかし銀杏の実を狙うのは皆同じで、時間が少しでも遅くなると根こそぎ拾われてしまっており、収穫ゼロなんてこともあった。だから数あるイチョウの中でも、銀杏の実をつけるイチョウの木をあらかじめ把握しておかなければならない。そしてそれらのイチョウをどのような順で廻ればライバルに先んじれるかも考えなければいけない。この時期の銀杏拾いは一種のバトルでもあったのだ。まあ出遅れて根こそぎ拾われた後でも、イチョウの幹にキックを食らわせればいくつかの銀杏がぱらぱらと落ちてくる。なんとかなるものである。さて銀杏拾いにもテクニックがある。銀杏の実を直接つかむと「かぶれる」ので、うまく種だけ取り出す必要がある。銀杏拾いをしている大人は「割り箸」を使って取るケースが多かったように思える。ただそれだと1個1個掴むのに手間がかかる。私のとった作戦は、ビニール袋に手を突っ込み、そのままビニール袋越しに直接銀杏を掴むという方法だ。これだと握りつぶすような感じで種子を取ることができるので好都合なのだ。子供はみなこの方法を取っていたと思う。そして銀杏をゲットした後も大変である。バケツに銀杏を入れ、それを自宅に持ち帰るのだが、そのまま持ち帰ると近所に強烈な悪臭も一緒に持ち込むことになる。だから上野公園や谷中霊園内の水道である程度洗ってから持ち帰ることになる。しかし公園や霊園の水場というのはさほど多くない。だから銀杏入りのポリバケツを抱えた老若男女が水場で順番待ちをしなければならない。並んでいるとどうしてもまわりの成果が気になる。自分の量が多ければ優越感に浸れるし、その逆だと劣等感に苛まれる。ここでもバトルがあるのだ。そして洗浄後のそれを自宅に持ち帰る。多少匂いは残っているが、その程度の匂いなら近所も寛容だ。どこの家庭も同じようなことをしているからだ。その後、天日で干して出来上がり。秋の味覚の誕生である。茶碗蒸しに入れるのがポピュラーな食べ方でもあるが、私はシンプルに焼いて食べるのが好きだった。現在では暖房と言えば、エアコンやファンヒーター、床暖房が主流だと思うが、当時は「石油ストーブ」がどこの家庭にでもあったと思う。その石油ストーブの天板の上に置いて焼くのが我が家の常識だった。もちろんそのまま焼くとはじけてしまうので、あらかじめペンチなどで少し割っておく。しかしこの「少し」割るというのが意外と難しく、あの銀杏の硬い殻を割ろうとするとつい力が入ってしまい、「グシャッ」という音とともにペチャンコにつぶしてしまうことも多々あった。銀杏拾いをしていたのは小学生の頃。もう30年以上も前のことだ。それでもこの時期、あの独特の匂いがどこからか漂ってくると当時の思い出が蘇ってくるものである。居酒屋で銀杏の塩焼きを注文するときも、石油ストーブで焼いている子供時代の自分が思い浮かぶのである。こんなことを書いていたら無性に銀杏が食べたくなってきた。今日のおつまみは決まりかな。

  2007年10月11日

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  新東京タワー定時報告

  久しぶりの新東京タワー定時報告です。（全然定時じゃないけど・・・）少し動きがありました。もちろん工事開始は来年なので、建設が始まったわけではありません。よって全体像に大きな変化はありません。何の変化があったかというと、ついに敷地に工事用のフェンスが設置されました。いままではただのネット状のフェンスだったのが、しっかりと目隠しフェンスになりました。こんな感じです。整地作業の前段階みたいな感じなのでしょうか、少しずつ残存施設が撤去されているようです。いよいよですね。

  2007年10月08日

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  昭和の香り　三ノ輪橋商店街

  このブログでは今までにも「昭和の香り」が色濃く残る浅草や谷中の街並みを紹介してきた。今回紹介するのはここ「三ノ輪」である。台東区と荒川区の境目にあり、都電荒川線の始発駅として知られている。東京メトロ日比谷線の「三ノ輪」駅を降りると目の前には大通りが走っている。明治通りの渋滞ポイントでもある「大関横丁」だ。車がビュンビュン走り、風情を感じるような場所ではない。しかし、地下鉄から都電に乗り換えようと一歩大通りを外れるとこんな感じになっているのだ。う～ん、レトロだ。都電に乗って下町を味わう旅なんかもいいものだ。小ネタでした。

  2007年09月25日

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  牛嶋神社　大祭り

  今朝は神輿の祭囃子で目覚めた。昨日のブログに書いたが、昨日、今日と墨田区の牛嶋神社では祭礼が行われている。今日はその祭りのハイライトともいえる、神輿の宮入りが行われるのだ。私は台東区の谷中に生まれ育ち、4年ほど前に墨田区向島に越してきたので、ここの祭りには詳しくない。でもこの地域も谷中同様、町内会のつながりが大きいことはわかっている。私が住み暮らしている場所は旧名で「小梅町」というところ。この町会でも当然のことながら神輿がでる。今日の宮入りでは牛嶋神社の氏子である各町会から、なんと「50基」もの神輿が集結することになっているそうだ。これはかなり凄い。今朝、神輿の祭囃子で目覚めたのは当然のこと。なぜかというと自宅の目の前が神輿の休息所になっているのだ。朝からひっきりなしここを経由して牛嶋神社に向かうのだ。自宅ベランダからだとこんな感じ。地上ではこんなだ。水戸街道につながる大通り。今日は下り線を完全に閉鎖して神輿の宮入に備えている。給水車も出ている。そして牛嶋神社境内での宮入り。この神輿はきれいだったなあ。予想していた以上に盛り上がっていた。やはり神輿が50基もあると壮観である。もっとも50基全部の宮入りを見守るほど暇ではないので、3基ほどしか宮入りは見なかったが・・・そして祭りも終わり。いま自宅の前では町会の打ち上げが始まろうとしている。いいなあ、日本の祭り。

  2007年09月16日

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  夏の終わりの夏祭り

  今日から世間一般は3連休である。残念なことに私は相変わらず休みが日曜だけなので、3連休の恩恵はこれっぽっちも受けてない。しかし、昨日あたりから近所の雰囲気が浮かれ出している。笛や太鼓の音がそこここから聞こえてくる。これは別に3連休を祝っての笛ではない。私が現在住んでいる墨田区の向島ではこの3連休が祭礼の日なのだ。向島だけではない。墨田区の結構広い範囲で祭礼が行われるようだ。墨田区には「牛嶋神社」という比較的大きな神社があり、そこの大祭りが今週末なのだ。向島などの古くからの住民は皆氏子であり、そんな訳で私が住んでいる町会でもお祭りが行われる。いわば夏の終わりの「夏祭り」といったところだ。今週末に祭礼を迎える神社は下町では結構多いように思える。徳川綱吉にゆかりが深い文京区の「根津神社」も今週末がお祭りだ。この根津神社は台東区谷中にある私の実家から非常に近いので、子供の頃は遊び場だった。夏の旧盆のころのお祭りというのはまさに「夏祭り」という感じがするが、この秋分を間近に控えた時期のお祭りは、自分自身の中では「夏」といわれてもピンとこないものがある。さりとて「秋祭り」と言い切るのも微妙な感じだ。でもお祭りは楽しい。今日は仕事なので無理だが、明日は時間を割いて各所で行われているお祭りに顔を出してこようかなと思う。さて、前述した牛嶋神社には「撫牛」とよばれる牛の像がある。自分の体の悪い部分を撫でながらこの像の同じ部分を撫でると病が治るといわれている。巣鴨の刺抜き地蔵みたいなものか。私はここでは必ず「肝臓」を撫でるようにしている。そのご利益なのか、今のところ日々のアルコール摂取量の多さにもなんとか肝臓が耐えてくれているようだ。感謝。明日は月末も近いことだし「ふところ」を撫でてこようかな。ではおやすみなさい。撫牛↓

  2007年09月15日

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  両国　回向院

  『両国』といえば何を連想しますか？関取、国技館、ちゃんこ屋など、いわゆる相撲関連のものを連想される方がほとんどだろう。中には江戸東京博物館などを思い出される方もいると思うがそれは少数派であろう。私の『両国』の思い出は相撲ではない。私の中では『両国』といえば“ペット供養”が真っ先に思い浮かぶ。私の実家では猫を昔から複数飼ってる。今も五匹ほどいる。猫は本当に可愛い。しかし長く飼っていれば当然のことだが悲しいお別れがある。猫の寿命は長くても15才くらいであろう。今までに何回も可愛い猫の最期を見取ってきた。問題はその後の始末である。実家ではいつもここを利用している。両国回向院である。この回向院は最近ではペット供養の寺として有名なのだ。境内にはこんな慰霊碑まである。さて、この回向院にはもうひとつ名物がある。それが「鼠小僧次郎吉」の墓だ。鼠小僧とは江戸時代後期、化政時代に出没し大名屋敷を専門に荒らした窃盗犯で、義賊の伝承で有名な人物である。その墓がここにあるのだ。これだ。『鼠小僧の墓石を持っていると博打で勝てる』という俗信から、墓石を削る人が後を絶たず、今では墓石の前に削ってもかまわない別の石が設置されてる。両国にお立ち寄りの際には話のネタに立ち寄られてみてはいかが。

  2007年09月11日

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  谷中の路地裏

  今日は時間が無いのでこれで失礼。谷中の路地裏です。う～ん、下町っぽい。ではでは。

  2007年09月04日

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  谷中の夏祭り

  まだまだ暑いが、明日からは幾分涼しくなるらしい。夏も終わりである。昨日は野暮用で谷中にある実家に出かけた。ちょうど谷中一帯は夏祭りの時期にあたり、そこここにお祭りムードが漂っている。毎年この夏祭りの時期になると夏の終わりを強く感じるものだ。台東区谷中は現在一丁目から七丁目という味気ない区分けになっているが、旧名では「谷中真島町」やら「谷中初音町」「谷中三崎町」など「谷中○○町」という区分けがなされており、今でもそれぞれで町内会が出来上がっている。当然のことながら夏祭りも町内会ごとに行われる。谷中の中でも根津、千駄木付近になると根津神社が近いためどうだか分からないが、その他の地域ではJR西日暮里駅のすぐ西にある「諏訪神社」の氏子となっている。ちょうど諏訪神社の夏祭りが先週末の土日だったので、それに合わせて各町内会でも祭りを実施するのだ。新興住宅地やマンションにお住まいの方は分からないかと思うが、下町情緒を強く残すこの地域はいまだ結構町内会のつながりが強いのだ。そして町内会ごとの対抗心も強い。私の実家が属しているのはその名もずばり「谷中町」。谷中の中では比較的狭い町内会だ。しかしそんな「谷中町」の自慢がこれである。神輿がでかいのだ。他の町内会に自慢できるのだ。ただ、でかいために担ぐのが大変で、毎年必ず担いで練り歩くわけではない。今年は飾るだけだそうだ。実家に寄ったついでに、諏訪神社の縁日に出かけてみた。JR日暮里駅から西日暮里駅まで続く参道に屋台がずらりと並ぶ。いまさら縁日に興じる歳でもないが、この雰囲気は好きである。そしてこの祭りが終わるとともに夏も終わり。どことなく物悲しい気になってしまう。本格的な秋の訪れはまだ先だろうが、そろそろ秋の予定を立てようかなと思っている。

  2007年08月27日

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  浅草サンバに行ってきた！

  昨日は浅草サンバに行ってきた。こんな感じでした。水飲んでます。↓各チームとも山車みたいなのが出るのだが、その上に乗っているダンサーを写そうとすると残念ながら電線が邪魔になる。↓さて、こういったパレードみたいなイベントがあるといつも気になるのは、パレード終了後の動きだ。当然パレードだからスタートとゴールがある。ゴール後に各チームとも集合場所みたいなところに戻るのだが、そこまでは普通の路地みたいなところをその格好のまま普通に歩いたりしている。こんな感じ。↓ちょっと違和感があって面白い。でもなかなか楽しかった。来年も見たいなあ。

  2007年08月26日

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  明日は浅草サンバです！

  昨日はそこそこ過ごしやすい一日だったが、今日はまた暑さがぶり返しそうだ。気象庁の三ヶ月予報が発表になったが、どうやらこの猛暑は9月半ばまで続くらしい。まあ当たらない予報なのでどうなることやらわからないが。さて、明日は私は仕事がお休み。折角なのであちこち出歩こうと思っているのだが、この炎天下では熱中症を起こしかねない。なるべくならインドアで楽しみたいのだが、そういえば浅草でイベントがあることを思い出した。それは「浅草サンバカーニバル」。もう今年で27回目だそうだ。ちょうど1年前のブログにも書いたのだが、私は去年まで全くこのサンバに興味がなかった。それは「浅草」と「サンバ」の組み合わせがピンとこなかったからだ。ところが昨年、不意打ちの形でサンバを見る羽目になった。どんなものかと思って見てみたが、実際に見てみるとなかなか楽しかった。ラテン系の乗りと浅草って結構マッチしてたりする。そんな訳で今年も少し見に行こうかなと思っている。さすがにオープニングからエンディングまで全部見るつもりはないので、上級者チームを数チームほど覗きに行こうかなと思っている。しかし当日の浅草はめちゃめちゃ混んでる。隅田川花火の時ほどではないが、サンバの会場となる道路が規制されるため、観客は狭い歩道に押し込められることになり、かなり移動に苦労することになる。早めに行ってベストポジションをゲットする気力はないので、なんとなく雰囲気が楽しめれば良いかなあ程度に思っている。明日の予定が立っていない方は、ぜひ見にこられてはいかが？浅草サンバカーニバル公式HPはこちら。

  2007年08月24日

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  江戸散歩　徳之山稲荷

  今日の話は池波正太郎ファンか歌舞伎ファンでないと分からないかもしれない。歌舞伎には「白波物」と呼ばれるジャンルがある。これは「盗賊」特に「義賊」を主人公にしたものだ。「弁天小僧菊之助」なんかが有名であろう。歌舞伎「白波五人男」には五人の大盗賊が出てくる。そこにはもちろん菊之助も登場するが、もう一人個性的な盗賊が登場する。それが「日本駄衛門」である。菊之助の方は全くの架空のキャラクターと言われているが、こちらの日本駄衛門の方は実在した大盗賊をモデルにしている。それが「日本左衛門」である。この日本左衛門は江戸八代将軍吉宗の時代に東海地方を荒らしまくった盗賊で、歴史的資料も多数存在する。池波正太郎の小説に「おとこの秘図」という長編がある。私の大好きな作品だ。この作品は実在した江戸の旗本「徳山五兵衛秀栄」の生涯を書いたもので、この五兵衛こそ、日本左衛門を捕縛した人物なのだ（厳密に言えば“自首”なので捕縛しことにはならないが）。当然、この捕縛の場面は作品後半のハイライトシーンになっている。当時五兵衛は鬼平犯科帳で有名な「火附盗賊改方」という役職に就いており、江戸から駿府まで出張って一味郎党を捕縛したらしい。これは史実。さて、その徳山五兵衛秀栄の住居は「本所」。現在の墨田区石原1丁目付近である。今ではそこには稲荷が建てられ祀られている。それがこの「徳之山稲荷」である。「おとこの秘図」では作品終盤で、五兵衛自身が「日本左衛門を祀ったつもりでおるのじゃ」と言って建てさせたことになっている。史実かどうかは眉唾物だが、この稲荷の脇には「日本左衛門首洗い井戸」などまである。なかなか興味深い。好きな歴史小説の舞台となった史跡が現存しており、それが割と近所にあるというのはちょっと嬉しいものである。ちょっとした歴史雑学でした。皆さんの近くにはこんな軽いエピソードのある史跡なんかありますか？調べてみると結構あると思いますよ。

  2007年08月22日

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  納涼？話

  今日もめちゃめちゃ暑いので、少し背筋がひんやりと涼しくなる話。かつて江戸には2つの刑場があった。一つは品川区にある「鈴が森刑場」。品川水族館近くの第一京浜沿いにその跡がある。一応「心霊スポット」と謳われているが、付近の交通量が多過ぎるため、今その雰囲気は残念ながら微塵も感じられない。もう一つの刑場が荒川区にある「小塚原刑場」だ。この「小塚原刑場」は1651年に創設され、明治初期に廃止となるまで20万人以上の罪人が刑を執行された。安政の大獄で処刑された「吉田松陰」などがその代表的な罪人だ。その他、解体新書を翻訳した杉田玄白らが、ここで刑死者の解剖に立ち会ったことなどでも有名である。場所はＪＲ常磐線の南千住駅に程近いが、さほど人通りや交通量が多いわけでもなく、逆にＪＲなどの高架により、昼間でもややうす暗さを感じるので、鈴が森と比べれば心霊スポットの名に恥じない。今、刑場跡には「回向院」と「延命寺」という2つの寺があり、刑死者の霊が祀られている。もっともその二つの寺は元は同じ寺で、常磐線敷設に伴い寺が二つに分断されたために今は分かれているだけだ。回向院のほうは最近改装したらしく、なかなか立派な建物だ。ただその分、刑場跡という雰囲気は若干薄れた。しかし延命寺のほうは不気味な感じの「首切り地蔵」などがあり、ちょっと怖い。さて、回向院の方にもう一つ悲しい地蔵が入り口前に立っている。それが「吉展地蔵尊」である。これは昭和の大事件でもある「吉展ちゃん誘拐事件」の犠牲者である吉展ちゃんを祀っているのだ。「吉展ちゃん誘拐事件」の詳細は面倒なので書かないが、興味ある方はこちらをどうぞ。別にこの回向院に吉展ちゃんの遺体が隠されていたわけではない。この回向院が檀家だった関係で設置されたようだ。ちなみに吉展ちゃんの遺体が隠されていたのはここから程近いところにある「円通寺」。そこにもちゃんと別の吉展地蔵が祀られている。そちら寺のＨＰはこちら。こんな暑い夏の夜、肝試しを兼ねて「ひんやり」しに行ってみてはいかが？

  2007年08月21日

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  斬首がいいか？絞首がいいか？

  私の実家がある台東区の谷中は、下町情緒の残る町である。その下町情緒が色濃く残る理由は「寺」の多さに寄るところが大きい。何回かこのブログに書いたが、この谷中周辺には谷中霊園を筆頭に天王寺や寛永寺などの大きな寺があり、そこに眠る有名人も多い。徳川代々の将軍の墓もあれば、昭和の名優である長谷川一夫の墓まである。なかなかバラエティーに富んでいる。やはり多いのが江戸後期から昭和初期にかけての人物であろう。「超」のつく有名人はさほど多くはないが、「山川の日本史用語集」に載っているような人物の墓はとても多い。その中で異色の人物の墓がある。それが「明治の毒婦」と呼ばれる「高橋お伝」だ。愛のコリーダのモデルで知られる「阿部定」らと並んで「日本三大毒婦」とも呼ばれたりする。しかしこの「毒婦」って呼び方もすごいなあ。「高橋お伝」とは、簡単に言うと「強盗殺人犯」である。まあそこに至るまでの経緯がなかなかスキャンダラスだったりするので映画や小説、または歌舞伎の題材になってたりする。詳細は面倒なのでパスするが、興味がある方はググってください。さて、この高橋お伝は別のことでも有名である。それは日本最後の「斬首」による死刑囚だったことだ。考えてみれば江戸時代は死刑といえば斬首が当然だったのだが、いつの間にやら日本では死刑は絞首に変わっていた。その切り替えがこの高橋お伝だったのである。しかもこのお伝の時は、斬首か絞首かを自分で選択できたというのだ。なかなか難しい選択である。さて、このお伝の墓は谷中霊園の入り口近くの割と目立つところに置かれている。いつも献花が絶えないところを見ると、お伝に対して何らかのシンパシーを感じる人が少なからずいるということだろう。おそらく女性だと思うのだが、こういったところは男性にはいまいち理解できないものだ。これがお伝の墓↓谷中の豆知識でした。

  2007年08月10日

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  隅田川花火大会

  隅田川花火大会に行ってきた。飲みすぎてへろへろなのでレポ書けませんとりあえず何枚かアップしときます。おやすみなさい。

  2007年07月28日

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  隅田川花火大会直前情報

  本日は隅田川花火大会当日。現在は晴天。あと4時間後に花火が打ちあがる。昼ごろに会場を偵察に行ってきた。もう警備は臨戦態勢に入っている。そしてこれが第一会場の花火発射台である。雷門前はいつもの人通り。でも浴衣率が高め。神谷バーはいつもより混んでいそう。今日はパス。吾妻橋もこんな感じ。もうすぐ通行止めになる。隅田川にはこんな警戒艇も出張っている。楽しみだなあ。

  2007年07月28日

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  いよいよ今週末土曜は「隅田川花火大会」！！

  いよいよ今週末の土曜は隅田川花火大会である。もう浅草近辺は準備万端である。白鬚橋から両国橋にかけて、すでに臨戦態勢に入っているといっても過言ではない。土嚢やらパイプのバリケードなどが重々しい。楽しみである。さて隅田川花火大会が復活してからは、仕事の都合上で無理な年も何回かあったが、ほぼ毎年見物している。特に4年前に台東区の谷中から墨田区の向島に転居してからは、本当に近場の穴場で観覧している。今年もそこで観覧する予定。今年は花火当日はちょうど運良く仕事が休みなので、ばっちり楽しめそうだ。いまからワクワクしている。ただ、今年唯一気がかりなことは、翌日が参院選ということで、例年ならあるはずの「雨天翌日順延」が無いことだ。土曜が荒天なら「順延」ではなく「中止」になってしまうのだ。さすがに隅田川花火と参院選挙の両方が当日に重なってしまうと人員を割けないというのが理由らしい。まあもっともである。なので何としても今週の土曜は晴れてほしい。いや、大雨さえ降らなければいい。なんとか多少の雨でも是非とも土曜に実施してもらいたい。下は吾妻橋の夜景である。先日撮ったものなのだが、花火大会当日は多分物凄い混雑になっているだろう。まあそれはそれで楽しいかもしれないが。ああ、楽しみだなあ。

  2007年07月24日

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  上野夏祭り

  毎年、7月の中旬から8月の上旬にかけて、上野では夏祭りが行われる。基本的には不忍池を中心とした出店がメイン会場になる。わりと規模がでかい。この祭りは小学生時代から何度も通った。ここでスズムシやらホタルやらを買ったりしたものだ。先日の土曜に久しぶりにここを訪れた。ラッキーなことにちょうどパレードが行われていた。こんな感じ↓いいなあ、上野。

  2007年07月23日

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  新東京タワー定時報告

  久しぶりの新東京タワー定時報告である。墨田区業平橋地区にできる新東京タワー。着工は来年なので、まだ大きな動きはまったくない。こんな感じ。しかし変化が一つあった。それがこれ↓建設予定地には東武鉄道の本社がある。その本社にこんな垂れ幕がかかったのだ。新東京タワー建設に伴い、この本社も建て直される予定らしい。現本社は東武グループの本社の割には小さい。これがどう変わるのか楽しみである。

  2007年07月10日

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  下町七夕祭り

  昨日の日曜は野暮用で出かけるはずたったのだが、急遽キャンセルとなり、特に予定のない休日となった。幸い曇ってはいるが雨は降りそうにもない。そんな訳で折角だから浅草から入谷までぶらっと散策することにした。まずは都営浅草線の本所吾妻橋駅へと向かったのだが、間の悪いことに泉岳寺でおきた架線事故のために浅草線は運休。けっきょくそのまま浅草まで歩いていった。浅草は相変わらずの人出である。神谷バーは帰りに立ち寄ることにして、とりあえず前を素通りし、国際通り方面を目指した。筑波エクスプレスの浅草駅近くまでくると、目の前に人だかりができている。何かと思い近づいてみると、なんと「下町七夕祭り」が行われていたのだ。この祭りは知らなかった。少し得した気分。折角だから覗いていく事にした。この祭りは「かっぱ橋本通り」全域で行われ、国際通りから昭和通りまでの約1.2キロメートルにわたり、七夕飾りが立ち並ぶ。露店も多く、なかなか壮観である。地元有志による阿波踊りなども行われたようで、こんな姿の踊り子がうろうろしていた。さて「かっぱ橋」の名前の通り、ここには河童を奉った寺がある。「曹源寺」という寺だ。つい先日もココリコの田中とガレッジセールのゴリが映画のヒット祈願に来ていたそうだ。この寺には河童の手のミイラが保存されているという。ラッキーなことにこの日はその公開日。折角だから拝見。これがミイラ↓意外と小さい。祭りを一通り見物すると、もうそこは入谷だ。今度は朝顔市の見物。しかし最終日の午後ということもあり、人出は多いが肝心の朝顔の鉢がそろそろ品切れ状態になっているようで、あまりぱっとしていないのが残念だ。そして再び浅草に引き返し、神谷バーで電気ブランを楽しんだ。まあ、まったりとした休日だったなあ。

  2007年07月09日

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  明日は浅草ほおずき市

  今日8日は入谷朝顔市の最終日である。なんとか時間を作って行きたいのだが、微妙である。まあ仕方ない。そして朝顔市が終われば浅草の「ほおずき市」の到来である！この浅草ほおずき市は毎年7月9、10日に行われる。今年は見事に平日の月火にあたるので残念ながらこちらも行けそうにない。このほおずき市は「四万六千日（しまんろくせんにち）」と呼ばれ、浅草寺の「功徳日」にもあたり、この日にお参りすると「四万六千日分、日参したのと同様の功徳を得られる」との言い伝えがある。そのご縁日にちなんで、毎年7月9日・10日に浅草寺の境内一帯に 約250のほおずき売りの出店が並び多くの人で賑わうのだ。単に観賞用として買うならほおずきよりも朝顔のほうが良いかなとも思う。しかし朝顔の花はすぐにしぼんでしまうが、ほおずきは日持ちが良いので、その辺も考慮すればほおずきも捨てがたいと思う。さて、若い人には全然わからないかもしれない。いや、私と同年代くらいでもわからないかもしれない話。「ほおずき」を鳴らせますか？私が小学生だったころは、結構ほおずきを鳴らす遊びは一般的だったと思う。あ、これは下町だけかもしれないが。私は全然だめだった。そもそも、ほおずきの実を鳴らせる状態に加工することさえ出来なかった。硬い実を揉みほぐし、へたの部分から中身を取り出し、袋状にするというのがその工程なのだが、必ず途中で破けてしまう。始めは実を軽くもんでいき、内部が“じゅくじゅく”するまで根気よくもみ続けるのだが、どうしても途中で指に力が入ってしまい、へたのところから裂けてしまうのだ。手先の器用な子がきれいに完成品を作るのを羨ましく見ていたものだ。そしてそれを口に含んで鳴らす。鳴らすといっても別にきれいな音が出るわけではない。「ブー、ブー」といった音がするだけだ。それでも当時はそれがとても素敵な音に聞こえていた。子供って不思議だなあと今改めて思う。そういえば昔の縁日では「海ほおずき」なるものが売られていた。なんかの海草なのだろうか、あらかじめ袋状になっているほおずきみたいなものが売られていた。本当のほおずきを鳴らせない私は憂さ晴らしにそれを購入し、なんとか鳴らそうとしたのが、なかなか良い音が出せなかった記憶がある。懐かしいなあ。こういった風物詩はいつまでもいつまでも続いてほしいものである。

  2007年07月08日

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  今日から入谷朝顔市

  今日から下町台東区の夏の風物詩である「入谷朝顔市」が開催される。多分、今日の朝のニュース映像で中継が入るであろう。この朝顔市は毎年7月6～8日の3日間で行われる。今年はちょうど土日に重なるので人出が多そうである。会場はＪＲ山手線の「鶯谷駅」から東京メトロ日比谷線の「入谷駅」を結ぶ言問通りで行われる。路上に朝顔の露天が立ち並ぶさまはなかなか壮観である。ただ今年、私は予定が被さっているので、ちょっと行けそうにない。残念である。何とか8日の日曜くらいは行ければいいかなと思っているのだが微妙である。まあしょうがない。朝顔市が終わればすぐに浅草の「ほおずき市」が始まる。下町の夏本番である。

  2007年07月06日

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  富士に登ってきた

  といっても本物の富士ではない。毎年6月30日と7月1日の2日間だけ、ここ台東区下谷にある「小野照崎神社」では「山開き」が行われる。本物の富士では今年は雪が多いため、山開きの7月1日に山頂まで行けるかどうか大変だったらしいが、ここでは何も問題ない。富士は古来より信仰の対象となっている。各地にある「浅間神社」は富士山信仰に由来する。この小野照崎神社には、実際に富士から運び出した石で作った「富士塚」がある。その富士塚に登れるのがこの2日間だけなのだ。今年は本物の富士に登ろうと画策している最中である。そんな訳でその成功を祈願するためにも参拝することにした。ここが小野照崎神社茅の輪茅の輪くぐりの説明書そして富士塚である。高さは6～7ｍといったところか。北品川にある品川神社のそれには及ばないものの、なかなか壮観である。ちゃんと合目の表示がある。これが五合目。そして八合目。もうすぐ頂上だ。そして頂上。富士登頂である。頂上から見下ろす。こういった信仰もなかなか面白い、この富士塚に登れるのも年に2日だけと考えると余計に感慨深い。あとは本物の富士に登る日をただ待つのみである。

  2007年07月02日

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  柳橋

  今日は時間が無いのでお茶濁し。江戸の香り残る町並みの紹介。神田川が隅田川に合流するところにある橋が「柳橋」だ。現在の橋は関東大震災後の復興局によって1929年に完成したものであり、土木遺産として価値のあるものとなっている。このあたりは，江戸時代の繁華街だった両国が近くにあり，吉原への渡船場ともなっていて、少し前までは花街も形成されていた。現在も、隅田川遊覧の屋形船発着場として、かつての江戸情緒の賑わいを感じ取ることができる地となっている。まあ江戸の建物は残っていないが、なんとなくここから吉原までの水運の雰囲気が残っているのが嬉しい。こんな感じ↓なかなか良いですなあ。

  2007年06月22日

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  浅草待乳山聖天

  浅草寺や雷門のある浅草一、二丁目周辺が世間一般に「浅草」として認識されている場所であろう。しかし言問通りの北に位置する浅草三～六丁目もなかなか味わい深いということは前回のブログに書いた。さらにその隅田川沿いが浅草七丁目である。ここは浅草というよりも「墨田公園」として隅田川に親しむ街というイメージが強い。かつては山谷掘といった水運が発達していた場所だ。今は埋め立てられて「山谷堀公園」になっているのが少々さびしい。さて、その浅草七丁目にある名刹が「待乳山聖天」である。関東三聖天のひとつでもあり、正しくは待乳山本龍院といい、浅草寺の子院でもある。縁起によると、推古朝の３年（５９５）に突然、待乳山が盛り上がり、金龍が天下ってこの山を守ったというから浅草寺創建よりも古いらしい。商売繁盛と夫婦和合にご利益があるらしく、大根と巾着がこの寺院のシンボルとなっている。本道はこんもりと盛り上がった山の上にある。江戸時代はここからの見晴らしはきれいだったことだろう。錦絵の題材になることも多かった。さて、中に入ってみるとこんな感じである。わりと狭い。出迎えてくれた提灯がこれ。これを横から見るとこんな感じ。ちょっとセクシーである。さすが夫婦和合を奉っているだけのことはある。本堂はこんな感じ。本堂もアップするとやはり大根が。なかなか面白いぞ、待乳山！

  2007年05月30日

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  浅草の植木市

  昨日、浅草WINDSにダービーの馬券を買いに行った後、浅草周辺をぶらぶらしてきた。一般に「浅草」といえば、浅草寺周辺の浅草一、二丁目が取り上げられることが多い。言問通りの北側にある三～五丁目は、あの賑やかな雰囲気も無く、観光客が訪れることも少ない。しかし、いわば「裏」浅草的な雰囲気を残しており、スナックやバーなどの飲食店が軒を連ねている。警視庁の浅草署が置かれているのもその四丁目である。その向かいには浅草浅間神社がある。昨日はそこで植木市が開かれていたのだ。こんな感じである。提灯に「花やしき」の名が見られるのが楽しい。この浅間神社は別名「お富士様」とも言われ、かつては富士講が盛んであったそうだ。浅草寺周辺と比べるとずいぶん落ち着いた雰囲気だが、それはそれでよい。雷門だけが浅草だと思っている方に、浅草のもう一つの顔を知ってもらえれば幸いである。

  2007年05月28日

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