pure's style

2010/03/19(金)16:01

琵琶湖に行ってきましたぁ!オペラ編

旅行のこと(74)

琵琶湖の旅2日目です。 pureは朝、6時半に起きてシャワーを浴び、 ママも7時には起きちゃいました ここのホテルはバスルーム内に シャワー室があるんです。 湯ぶねにはカーテンがありませんから ヨーロッパのホテルと同じですね。 8時前には身支度ができたので朝食会場へ。 朝食は吹き抜けのアトリウムの2階、 まるで桟敷席を思わせる空間でいただきました。 アトリウムコンサートがあるときは 心地いい演奏を聞きながら ここでお食事できるみたいですね。 朝食はパンと飲み物は自由に取りにいきます。 ほかはすべて運んでいただけます。 きのこのマリネ、ニンジンのポタージュ、 湯葉と赤こんにゃくの入ったサラダ、 それとフルーツが最初に出てきました。 ヘルシーですね しばらくして卵料理のお皿が運ばれてきました。 卵料理と言っても選べません まぁ選んでもオムレツかスクランブルエッグなのですから 別にpure的に問題はありませんが 優雅に朝食をいただいて、 部屋に戻ってシャトルバスの時間まで ゆったりとくつろぎ・・ と言っても9時には出発ですが 名残惜しく贅沢なホテルを後にし、 向かった先はびわ湖ホール。 素晴らしい立派なホールですね。 10時からオペラのワークショップがあり、 演出家のお話が聞けるということだったので すごく楽しみにして行きました。 公演のチケットを持ってると無料だそうで、 それもなんだかお得な感じだしね 少し早い時間に着いたけど おかげで最初の方に並べてよかったかも 開場し、案内されたところは 舞台袖を通ってなんとステージでした お客さんがステージに上がれる機会って ほとんどないだろうから嬉しいですよね 会場を見回すだけでもテンションが上がります。 ママも興味深そうにオケピット覗いたり、 客席に向かって写真を撮ったりしてました。 ステージには衣装が展示してあり、 奥にはオペラで印象的に使われるツリーが 横たわっておりました。 これはミミとムゼッタの衣装。 現代ならこんなイメージなのか??? この衣装がもしもマルチェッロとロドルフォなら・・ pure的にロドルフォのはありえませんが さて、演出のアンドレアス・ホモキ氏が登場し、 今回のオペラのコンセプトなどを話されます。 彼の解釈はかなり斬新で、 このお話を聞いていなければ な感想を持つはず。 だいたい、4幕もののオペラで 休憩を入れないというだけでも驚き 約2時間、座りっぱなし いや、そんなことよりも 出演者、指揮者、オケ、スタッフ、 みんな休みなしに緊張の連続 大変です ワーグナーの超大作を聞き慣れた ドイツ人からすれば短いのでしょうがね。 さて衣装ですが、男性の衣装、 実はコッリーネとショナールでした あ、これが古い外套ね納得。 ステージには象徴的にツリーを配し、 大道具といえば舞台前方のスクリーンのフチのような 白い枠のみというかなりシンプルな舞台。 衣装でもわかるとおり時代背景を現代に置き換え、 幕を追うごとに衣装を変化させることにより、 それぞれの人生がどう移り変わるかを表現。 4幕で女性は落ちぶれ、 男性は仕事が成功し金持ちになっている。 ・・・という設定はちょっと無理を感じなくもないけど それでもホモキ氏の熱いお話を聞けば それもありって思えるから不思議。 ホモキワールドにすっかりはまった参加者。 ホモキ氏を大きな拍手でお送りし 舞台上、舞台袖などを見学。 袖には小道具がたくさん準備されてます。 その中でも目を引いたのが ホンモノそっくりに作られた食べ物たち ブレブレだけど みんな触って確かめようとするけど スタッフさんに止められてました これはベルリン公演でも使われたものが そのまま送られてきてるそう。 その中になぜかお寿司のトレーもありました 現在のヨーロッパではパーティでお寿司も当たり前 ロビーに出て琵琶湖を眺めます。 きれいに晴れ渡っていたので 琵琶湖湖畔を散歩することにしました。 ワンちゃんを連れてお散歩をしてる人や、 ジョギングしてる人、サイクリングしてる人、 湖畔でお弁当を食べてる人もいて みんな気持ち良さそうです 公演まで時間があったので 近くの百貨店に行って暇つぶし そこで軽くお昼を食べてホールに戻りました。 席に座ってると関西のテノールSさんが pureに声をかけてくれました 誰も知らないであろう会場で 知り合いに合うなんてちょっと嬉しい ステージは緞帳が下りてない状態。 白い枠と黒い背景、そこに雪がチラチラ・・ それだけでも斬新ですよね。 座ってパンフレットを読んでると 指揮者への拍手がないまま? いきなりオペラが始まりました 出演者は白い枠とツリーを有効に使って それぞれの個性を丁寧に表現しながら 芝居を進めていきます。 堀内さんがそこにいないのは残念だけど でももしそこに堀内さんがいたら あまりに存在が大きすぎて pureなんて堀内さんしか見てないかも 代役の方はとてもいい声だし すごく役作りもしっかりできてたから それはそれで良かったのですがね とにかくこの演出、 聞いてないと絶対わからない。 1幕は普通、屋根裏部屋の設定なんだけど 公共の場所で人がたくさん出てきたり、 ミミの横たわったツリーを使っての登場は たくさん動かないといけないみたいで ちょっと大変そうだったかな。 2幕でクリスマスの街の賑わいの中で 飾り付けられていくツリー、華々しく電飾まで しかし幕の終わりにはプレゼントに群がった群衆が 中身を奪い合い、包み紙などを散乱させて退場。 その殺伐とした舞台のまま3幕が始まり、 2組のカップルの行く末を連想させる。 4幕、普通は再び屋根裏部屋で、 貧乏な男性4人が1幕と同様に 肩寄せ合って生活してるって設定なんだけど この演出では、男性4人は かなり羽振りが良くなってます 使用人が何人もいて 豪勢なパーティを開き、人を招いてます。 そこに死に瀕したミミと すっかり落ちぶれた感のムゼッタが登場。 セリフでは仲間はミミのために何かしてあげようと イヤリングを外してお金に換えてお薬をとか、 古い外套を売って何かの足しにとか、 歌ってはいるんだけどね、 そんな金持ちだとちょっと現実味が・・ だいたいミミのことを忘れられないでいる ロドルフォさんだけど 3幕で、お金がなくて僕にはミミの病気を 良くしてあげられないからと別れを決意するんですよね。 それなら金持ちになったら迎えに行ってよ~って まぁこれもボヘミアンとお針子の 生き方の違いゆえなんだということを ホモキ氏が言ってたような気もするのですがね・・ そして最後、印象的なのは 普通はロドルフォはミミのなきがらに すがりついて泣くのですけどね、 なんと男性みんないなくなっちゃって 死んだミミと生きてるムゼッタ、 そしてみんなから集められたお金が 取り残されて幕となりました。 う~ん、切ないんだけどさ、 本来の悲しさとはかなりずれちゃうかなって感じ。 まぁこれもワークショップで説明があったので pureたちは納得した上で観れたけど 会場を出たあたりでSさんから 4幕の演出、わかったぁ??? ってなことを聞かれました ワークショップに出てたことを伝えると ほな良かったわ、僕わからんかって 友達の出演者に聞きにいったんよ。 ありがとうございます と言うわけで、斬新な演出のボエームを 戸惑いつつ?楽しませていただきました。 それでもプッチーニの音楽は素晴らしく、 何度聴いても泣けるのでした 京都で夕食をとって一路お家へ 京都駅で旦那ちゃんにお土産って思ってたのに 時間の関係でママからの生八橋のみになっちゃった 渡すとすぐに開けてほとんど食べちゃった 実はpureが出かけた日の朝から 早朝出勤&休み返上で働いてる旦那ちゃん 前回みたいにいじけてる暇がないのよね ちょっとゆっくりできるようになったら バレンタインとホワイトディのやり直しってことで 何か美味しいものでも食べに行こうねっ 来年3月には同じくびわ湖ホールで 『アイーダ』を上演するとのこと。 これまた堀内さんのお名前が出ておりましたので ママと来年の約束までしちゃいました ただ、またキャスト変更のお知らせ~ なんて心配もよぎったりして どうか堀内さん、来年こそは びわ湖ホールにすごい声を響かせてくださいな

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る