eclipse 皆既日食
今年は、皆既日食が見られる。日本で見られるのは1963年に北海道で観測されて以来46年ぶりだそうだ。 46年も生きていない自分としては初めての経験で、多分最後になるのだろう。 日本では、屋久島から奄美大島までの間でしか皆既日食を観ることが出来ないが部分日食としては、東京でも観ることができ7月22日10時前から、太陽が少しずつ欠け始める。 だから、何?という感もあるが大昔は一大事だったのでは?とも想像がつく。 神秘的とも思えるし不吉とも捉えられる。 太陽は光をかざすのが当たり前で必ず毎日、朝になると我々を照らしてくれる。その恵みを、しばしば忘れてしまうのだが...。 だけど、多分 この日は仕事をしていて自然光で暮らしていない我々はオフィスの中で、異変にも気づかず過ぎ去ってしまう可能性が高い。 東京の空は、澱(よど)みまるで手が届きそうだけどこの日は、空を見上げよう。その、圧倒的な存在感を確認するために。 太陽は、必ず昇ってくるから人々は安心して、日暮れを見送れる。2度と陽(ひ)が照らないとしたら我々は、何を願うのだろうか。 今は辛いけど、きっと倖せになれると信じるから、人間(ひと)は耐えられる。 そんな当たり前のことを皆既日食に照らし合わせたった1時間30分ほどの暗闇に願いをかけることにしよう。