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Qちゃん先生の子育てのヒント

2)完全に洗脳されて

完全に洗脳されました!
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会場は、今まさにパルキッズに取り組んでいらっしゃる方、今から始めようと
思っていらっしゃる方、児童英語教育に興味のある方、他いろいろな方が
集まったようですね。
2時間半ほど講演を聞いて、私も一瞬思いましたよ。
「パルキッズ、やらなきゃ。」


帰りの電車のなかで、むさぼるように商品カタログを読む私がいました。
えーっと、上の子はもう小1だからジュニアパル?
39,900円ねー。
これなら手が届くかな。


でも、下は5歳だからパルキッズ・キンダー?
エッ。
キンダー(2年分)は88,200円もする!
学習は英語だけではないよー、時間がとれないー!
二人一緒にできる教材はないのかしらー。


果ては、「もう一人子どもを産めるかしら」(^_^;)
パルキッズの指導通りで本当にバイリンガルに育つかどうか、
実験台にしてみようかしら~。
それが目的で出産するなんて、傲慢すぎるわ~。
なんてね。


ちょっと頭を冷やしましょう。
児童英語教育といっても、世の中にはいろいろな指導法があるのです。
七田式のパルキッズは、あくまでもそのうちの一派。
取り組みはCDをかけ流すことが中心の母国語方式といわれています。
宣伝文句から誰でもバイリンガルになる錯覚を起こしますが、どうでしょうか。


ピアノの英才教育を施しても、プロのピアニストになる人はほんの一握り。
ピアノの才能がなければ、長続きしないし、開花することもないでしょう。
才能があっても地道な「練習」や「訓練」を怠れば、成功は難しいでしょうね。
ほとんどの人は「普通の人」で終わってしまうのではないでしょうか。
その点は英語も同じですね。


○○歳で英検○級!
よく実名と写真入りで成功例を見かけます。
でも...
いったいそんな成功者は全体の何%に当たるのでしょう。


英語力幻想」で一躍有名になられた金森強氏は新書
英語であなたの子どもが変わる!」のなかで、
一方的に流れていくだけの「英語のシャワー」は無意味です
とはっきり言い切っています。


息子に一時「PLS方式」(マスミ・オーマンディ史の名前で有名です)
の英会話スクールに通わせたことがあります。
年中~対象のクラスでした。
1日1~2回(約12分)のCDリスニングの家庭学習があります。
CDは、オールイングリッシュではありません。
日本語訳と解説が混じっています。


絵カードを見ながら日常英会話表現と、絵の中の単語を覚えます。
かけ流しではなく、しっかりカードを見ながら聞いてください
と言われました。

かけ流しは、確かに英語のリズムや感性は身につきますが、
その言葉にどんな意味があるのか、どんな場面でその言葉が
使われるのか、子どもには理解できないまま進んでしまいます。


しっかり絵とマッチングさせて、日本語でも意味を理解させる必要が
あるということでした。
七田式でいうと、4、5歳はまだかけ流しが通用する年齢です。
しかも、最初の3年間は「獲得」の時期なので、ひたすらかけ流し。
5歳でもCDをかけておくだけでいいという考え方です。


PLS方式はその考え方と反対です。
5歳にもなっていれば、しっかりCDを聞いて場面を聞いて場面を認識し、
何度も声に出して練習あるのみ。そんな教材です。
息子は、現在、別の英語教室に通っていますが、その指導法で
驚くほど英語力がついています。大満足です。


決して七田式右脳教育を批判しているのではありません。
世の中にはいろいろな教授法があるということです。
それぞれ成功者もいれば、長年やったのに身につかなかったという人もいるはず。
いずれにしても、本人の語学の才能(DNA含む?)、入力量や環境の差に
大きく左右されることは間違いないようです。


さて、船津先生からは、講演の冒頭に、ゆとり教育の現状と、
小学校の英語教育について興味深いお話がありました。
「効果的な学習法の提案として...」
会場の参加者は、ひたすらペンを動かしました。


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