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カテゴリ:本の感想(新書のみ)
金融広告を読め 光文社新書 吉本佳生 著
新書なのに,1,200円超で500ページ超の読み応えのある本です。 私にとっては「リスクの整理」と「ソニーバンクの優位性」が判っただけで, この本を読んだ価値はあったと思います。 まずリスクの整理のほうからです。 リスクには,価格変動リスク・信用リスク・流動性リスク・法的リスク・ 操作リスクがあり,個人が金融取引を行う際には,情報リスクと知識リスクがあります。 これを善玉のリスク(価格変動・信用・流動性=悪玉にもなりえます)と 悪玉のリスクに分けています。 ハイリスク・ハイリターンになりうるリスクと,リスクのためのリスク(絶対に避けなければいけないリスク) に分けています。 悪玉リスクを減らし,善玉リスクの3つの中でも気をつけなければならないのが 流動性のリスクだと解いています。 表が非常に整理されていて,素人でもわかりやすかったです。 9章・10章では,投資信託について書かれていますが,手数料について気をつけなければいけないことを重点的に書かれています。 (一番いいのは,自分の資金できちんとポートフォリオを組めればいいんですよね。私自身はそれを目指してはいるんですけど,資金が・・・(笑)) これから金融商品を買おうと思っている方には良い本だと思います。 私も機会があれば読み返そうと思っています。 実際の広告をもとに(会社名は仮名ですが)書かれている本なので, すごくわかりやすいですよ。 お勧めです。 あとは,この本の中で紹介されている「天才数学者 株にハマる」や山崎元さんの本を読んでみたい気になりましたね。 (2005.7.10記入) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年09月25日 09時11分26秒
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