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家族が多いと洗濯物もそれなりに多い。
真ん中の「忍耐」と末っ子の「奔放」(ほっと一息、水無月家の阿呆な家族たち)は、サッカーをやっている。 夏場は、ユニホームと着替え用の練習着持参で試合会場に向かう。 洗濯物も増える訳である。 洗濯モノは、洋服だけではない。 ズボンのポケットには様々なものが入っている。 だいたい、子供などは雑多なものを拾ってくるし貰ってくるのである。 ビー玉、パチンコ玉、カード、お菓子のおまけ、ガシャガシャのおもちゃ、お菓子の食べ残し、ガムのかみクズ、自転車のカギなどなど。 カードバトルはよくやる遊びなので、ユニクロなどで売っている安物のポシェットに入れてでかける。 ポケットには何もなさそうであるが、無意識に入れているらしい。 家内も洗濯モノを出すときは、ポケットの中身を出すように言っているが、忘れ物たちは変わり果てた姿で発見されるのだ。 もっともボクも偉そうなことを言えたガラではない。 出張帰りで改札を通さなかったキップが、ワイシャツの胸ポケットに入っていることもあるのだ。 ポケットに入っていたモノで、変わったところではNINTENDOの「ゲームボーイアドバンス」がある。 今でこそ「アドバンスSP」(アドバンスの後継機)の発売で、値段はこなれてきたが当時は1万円近くしたゲームである。 これが「奔放」のポケットに入っていたのである。 入っていただけではない。 もちろん、洗濯機行きであった。 ボクは絶句したし、モノを大切にしないので怒った。 洗濯機は、すごい音を立てていたらしい。(笑) 洗濯機を止めて中を確認したら、ゲームが出てきたのである。 実は、携帯電話やパソコン、携帯ゲーム機は思ったよりも水に強い。 水没したあとに電源を入れさえしなければ、内部を乾燥させれば復活するものだ。 「奔放」の「アドバンス」は、瞬間的にではあったが電源も入れていた。 ボクが事故を知ったあとに電源を入れないように言ったが、既に遅かったのだ。 「奔放」が言うには「電源は入らなかった」らしい。 おまけに、ゲームのカートリッジは借り物だったから最悪である。 仕方ないので「アドバンス」を分解して中に溜まった水と湿気を乾燥させることにした。 が……である。 さすがは、NINTENDOである。 簡単に分解できないように、ネジは特殊なものが使われていた。 通常のドライバーでは形が合わないのである。 プラス形でもマイナス形でもない。 ネジのアタマをなめないよう、そして充分な力がかけられるような特殊な溝が切ってあるのだ。 もうどうしようもなかった。 電池ケースのフタとカートリッジを外して、テレビの上に置いた。 温かいところに置いて、時間をかけて乾燥させようと思ったのだ。 一週間後「アドバンス」は蘇った。 もちろん、カートリッジも再生である。 長い目で見れば、基盤は水分に触れたことにより錆びる可能性が大きい。 分解できれば、接点復活剤などをスプレーしたいところだが、それはできない。 まあ、ゲーム機がダメになるころは、他の機種が発売されているだろう。 余談だが、NINTENDOの「ピカチュー万歩計」は、子供たちに頼まれて、数年前からボクがつけさせられている。 歩数は99,999,999まで行って、0歩に戻った。 今は、1719日目で、5,969,328歩である。 この万歩計もここまで来るには、過酷な運命に遭っている。 家のトイレにポッチャンしたのである。 幸い、用を済ませて流したあとだったので回収した。 (流した後でも回収しないワケにはいかなかっただろう) この万歩計は特殊ネジは使われていない。 ただ、NINTENDOは子供(小学生~中学生)を対象としているためか、作りが丁寧でタフである。 初代ゲームボーイは、2階から落としても壊れないゲーム機を目指したという。 「ピカチュー万歩計」も作りは良い。 スケルトンのケースの合わせ目は、密着度が高い。 機密性が高いから水も浸入しにくいのである。 分解はしなかったが、ティッシュにくるんで乾燥を繰り返した。 これも、ワケなく復活した。 子供のポケットの中身も大変だが、NINTENDOも大したものである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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