カテゴリ:演劇・音楽
来日中のウイーン・フォルクス・オパーも、いよいよ 最後の演目になりました。今日は、その「マルタ」を 観てきました。 これも、「ボッカチオ」に引き続き、初期の素朴なオペレッタです。 一応、“ロマンチック・オペラ”とはなっていますけど…^_^; 日本人にもおなじみの、「庭の千草」が主題歌のようになっている ので、初めて見たのに、親しみを感じてしまいます。 ストーリーは、貴族のお遊びと恋愛が入り混じった、ドタバタ喜劇 ですが、荒唐無稽というほどではなくて、楽しめます♪ このくらいの演目だと、歌手の方たちも楽に歌っている感じが します。特別な技巧とかを考えず、素直に歌えるので、聞いて いる方も楽な気持ちで聞けます。 今回、珍しく4階席だったのですが、そこでも十分、朗々と聞こえたのは さすがですね。でも、4階なんて学生の時以来だから、高くて怖かった^_^; ただし、音楽的には、「庭の千草」以外は荒削りというか、 音をたくさん重ねて大きな音を出しているだけ、みたいな 印象を受けました。 たぶん、その一因は、劇場が大きすぎたことでしょう。 もともと、フォルクスオパーはこじんまりした劇場なのです。 良い場所に立派な建物を構えたシュターツオパーに対して、 庶民の劇場として出来た訳ですから(^^ゞ 引っ越し公演の採算をとろうという気持ちわかるけれど、 これだけ大きな劇場でするなら、もっと大がかりな演目に すべきでしたね。 今回の演目選びは、浅草オペラでなじんだ作品という意味では よかったと思うのですが、純粋に良い環境を望む訳にもいかない ところが、辛いところなんでしょう(*^_^*) いつもありがとうございます<m(__)m> ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.09 10:59:13
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