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テーマ:短編小説を書こう!(490)
カテゴリ:カテゴリ未分類
夫のタブレットで向田邦子「鮒」を聞く。朗読は黒柳徹子。
42歳の夫はある日、自宅の台所にそっと置かれた「鮒」を発見する。バケツに15センチの鮒。一年前に別れた露子に部屋で飼っていたものだ。夫は肝を冷やすが息子が飼うことになる。 ある日夫と息子は露子のアパートの付近を息子と歩く。露子のアパートには赤ん坊の服が干されていて、露子は引っ越したようだ。近くの喫茶店のマスターも「元気みたいですよ」という。その声音から夫は露子がそれほど自分を恨んでいない、と感じる。 帰り道、夫は、露子の置いていった鮒を大事に育てて、ゆくゆくは露子の生まれ故郷の霞ヶ浦に放してやろう、と思う。 家に帰ったら、鮒は死んでいた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年11月09日 10時42分54秒
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