2008/07/18(金)09:35
あの頃と現在、そして
「本物にトラ目は少ない」「本物のトラ目はドギツクない」とか言われるレス・ポールのヴィンテージですが、実際は様々な木目があり、どれを「らしい」と感じるかでその人なりのヴィンテージ像というものがあるようです。
1960年でいったん終わって1968年に復刻されたレス・ポールにとっては常に「本物はこうだった」「ここがオリジナルと違う」という文脈で語られるのは不幸である、と感じます。
1970年代はオリジナルからどんどん離れていった時期です。当時なりの合理的判断による改良であったとも言えますが、元々ファンの要望から復活したギターですからオリジナル・スペックの方が好まれたのは仕方ありません。
1980年代には元に戻す方向での改良が進む事になりました。
’50s Standard、’60s Standardという2機種が現在のスタンダードで、別に完全復刻を目指すヒストリック・コレクションを用意する事で、ギブソンはオリジナル・ファンと新しいファンに応えようとしています。
【Gibson◆程良いフレイムがなんとも魅力的な1本!】Gibson '50s Les Paul Standard【HS】
現行スタンダード
GIBSON 2003 Les paul 59 HIST BZF SB
復刻版。凄い値段ですね。
ニュース
2008年バージョンのレス・ポール・スタンダードがアナウンスされております。
・左右非対称ネック・グリップ
・ラージ・テノン(ディープ・ジョイント?)
・グローバー・ロック・チューナー
・バーストバッカー・プロ搭載
・チャンバード・マホガニー・バック(空洞あり)
・トーンプロス・ロック・ブリッジ
・ストラップ・ロック