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支配者の黄昏　TWILIGHT OF THE DARK MASTER【OVA】（1997年）[本編46分]

＜原作＞
奥瀬サキ

＜監督＞
新房昭之

＜登場人物＞
紫擾津那美（私立探偵／守護者）
橘静香（依頼人）
蔵座英次（婚約者）
澄枯（情報屋）
熊沢（警部）
田島（刑事）
ジャンク
高宮（鬼）
晃龍（高宮の部下／兄）
茜龍（高宮の部下／妹）
工藤（クリスタルボックス・店長）
木崎（工藤の部下）

＜ストーリー＞
太古の昔、偉大なる母は、人間と鬼を創り出した。
そして鬼から人間を守る種族は守護者と呼ばれ、
互いの種族が亡びるまで戦い続ける運命だった。

ある夜、橘静香は、婚約者であり、実験体にされて鬼となった
ビルゲン製薬の研究員・蔵座英次から襲われて肉体を千切られて瀕死となった。
そして、逃走した鬼・蔵座英次は、警官3人を殺した後、
熊沢警部たち武装した警察の銃撃を受けて倒れた。

回収を急ぐ警察だったが、現場に現れた高宮の部下の茜龍と晃龍と指示で、
鬼・蔵座英次は、店長・工藤のクリスタルボックスへ運ばれた。

その後、サイボーグ化して命を取り留めた橘静香は、鬼・蔵座英次を探して街を彷徨い、
発砲事件に巻き込まれそうになっていたところを情報屋・澄枯によって助けられた。
鬼を探していることを知った澄枯は、橘静香を友人の私立探偵・紫擾津那美に紹介した。
そして依頼を受けた私立探偵・紫擾津那美は、
風使いの茜龍と晃龍から依頼の取り消しを求めて警告され、攻撃を受けて反撃した。

私立探偵・紫擾津那美は、情報屋・澄枯の情報から、
若い女性が消えているクリスタルボックスの店長・工藤を疑っていた。
クリスタルボックスでは、風俗嬢が鬼の餌食にされていた。

ネオ歌舞伎町のクリスタルボックスを訪れた私立探偵・紫擾津那美は、
店長・工藤に鬼について質問して去った。
そして店を出た紫擾津那美は、筋肉増強剤で凶暴化した部下の木崎たちから襲われた。
その後、紫擾津那美は、筋肉増強剤を熊沢警部に渡して調べさせた。

一方、ジャンクのところを訪れた田島刑事は、
ウイルスと筋肉増強剤の分析結果を知った直後に風使いの茜龍と晃龍によって消された。

蔵座英次の夢に魘された橘静香は、私立探偵・紫擾津那美をマンションへ呼んだ。
しかし紫擾津那美は、情報屋・澄枯に橘静香の世話を頼んでジャンクのところへ向かった。
部屋を訪れた澄枯に睡眠薬を飲ませてクリスタルボックスの情報を得た橘静香は、
サイボーグ化した肉体を見て決意し、クリスタルボックスへ向かった。
そしてジャンクのところでは、紫擾津那美と熊沢警部が予備データを入手し、
クリスタルボックスへ向かう。

捕らえられた橘静香は、ビルゲン社で開発したウイルスを実験体に与えて、
鬼を生み出していた高宮のところへ送られ、鬼・蔵座英次と再会した。
そして橘静香は、食いちぎられる寸前に鬼・蔵座英次をソードで刺し、
鬼・蔵座英次は、死んだ橘静香を見て認識して抱きしめた。

工藤は装置を作動させて黒幕の高宮を巨大な鬼に復活させた後、襲われて喰われた。
一方、紫擾津那美は、風使いの茜龍と晃龍を始末した後、
人間の心を取り戻した鬼・蔵座英次を橘静香と再会できるよう燃やして送った。

その後、鬼から人間を守る守護者・紫擾津那美は、
手を組んで人類の支配者となるという復活した鬼・高宮の提案を拒否した。
そして守護者・紫擾津那美と鬼・高宮は、30年ぶりに決着を付ける。

支配者の黄昏 TWILIGHT OF THE DARK MASTER [ 関俊彦 ]