カテゴリ:一休さんとあそぶ
*❤* ゚゚・。♡。・゚゚゚♡゚ 一休さん「森女游泳」575 ゚♡゚゚゚・。♡。・゚゚ *❤* ――♪゚♡゚♪―――――――――――――♪゚♡゚♪―― 幾たびも初心に還れ返り花 ――♪゚♡゚♪―――――――――――――♪゚♡゚♪――
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ただ記録に残されているのは、真珠庵で発見された、一休十三回忌の香典帳に名を連ね、銀何貫目かを寄進したあかしがある位の数個です。水上勉さんは『一休を歩く』で書いています。 ≪ いったい、その森侍者とはどういう人だったのだろうか。盲目だったことはわかるが、果たして、旅芸人だったのか。これはのちに一休寺で発見された、弟子の祖心紹越の手紙からの想像だけれど、森侍者は小袖を売って一休の塔所建築に心も金もつくしている様子だし、またのちに真珠庵で発見された、一休十三回忌の香典帳に名を連ね、銀何貫目かを寄進したあかしがある。それゆえ森侍者には一休の死語十二年目に金子を寄進できるちからがあり、また一休の死の数年前には、慈揚塔(墓)をつくるのに衣類を売っていることなどから、当時、街頭にあらわれて物乞いのような芸人ぐらしをしていた盲女といった印象とは、いくらかずれることになる。年齢も三十五、六でないと香典帳の年次に符号しないし、由緒ある家の出であったろうことも想像されてくると、この当時、住吉あたりを流浪していた盲女の正体は謎というしかないことになる。そこで、ぼくの住吉大社詣では、これで数回目であるが森女の正体については住吉へくるたびに興味をふかめないではおれないのだった。≫ 。。。集英社文庫p191 緻密な研究家で推理小説も書く水上さんが謎解きできないくらいですから、凡愚老仁には謎解きは無縁です。だから、真偽是非とは関係ない次元で、言葉遊びとして、森女さんと一休さんの出会いも、遊ばせてもらいます。
――★♪♪★―――――――――――――★♪♪★―― 憶昔薪園居住時 玉孫美誉聴相思 多年旧約即忘後
憶えば昔、薪園に居住せし時、
【 仁 自遊訳 】 思えば昔ね、ぼくが薪村に住んでいた頃、
けれどいろいろのことがあってね、森公の傍にばかりいることはできなくなってね、いつの間にか森公もいなくなって、今までそのことさえも忘れかかっていた。 文明三年(1471年)の春に、住吉の薬師堂で偶然にも森公に巡り会えてね、あの頃のことを謝し、今もまだあの頃の心はあるのだろうかと問うたところ、あれからもずーっとぼくを慕いつづけてきたと心を明かしてくれたんだ。 ぼくはほっとしてね、森公が愛おしくてたまらず、もうずっと一緒にいようと思い、そのぼくの念いを詩にして伝えたよ。
★ 。・。・゚゚・。・。 ★ 写真 回想旅日記 ★ 。・。・゚゚・。・。 ★ 一休寺 酬恩庵 PHOTO 入り口までの通路 PHOTO 諸悪幕作 衆善奉行 の碑 PHOTO 本人の毛を嵌め込んだ一休像
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Last updated
2020.09.28 01:11:58
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