一日一感動

*❤*　ﾟﾟ・｡♡。・ﾟﾟ♡ﾟ　一休さんをあそぶ５７５　ﾟ♡ﾟﾟ・｡♡。・ﾟﾟ　*❤*




















　研人さん、


　＞　降る雪が白粉なれば手にためておくろの顔にぬりたくぞ思う　　　一休


　これは一休さん６歳の時の作だといわれています。

　良寛さんの出生も謎ですけれど、一休さんの出生はもっとドラマチックです。
　後小松天皇の落胤。１３９４年正月一日に誕生。母は南朝系。６歳で京都安国寺に預けられます。出家すると継承争いから離脱できるのです。それでも南朝系は復権を狙って一休さんを護衛します。


　＞　天の沢東の海を渡り来て後の小松の梢とぞなる　　　一休


　一休さんは、南宋の虚堂智愚が生まれ変わって後小松天皇の子どもになったのだ、と詠んでいます。酬恩庵には虚堂庵もあります。




　＞　　春衣にて花に宿る
周建喝食　甲子十五歳なり

　吟行の客袖、　幾ばくの詩情ぞ、
　開落する百花、天地淸し。
　枕上の香風、寐イヌる耶寤サむるや、
　一場の春夢、分明ならず。　　　




　一休さん１５歳の時の漢詩です。
　一休さんは１２歳の時『維摩経』の講義を聴き、理解し、１３歳で建仁寺の慕哲龍攀に詩文を学んでいます。
　まさに超神童ですね。
　『狂雲集』に結集する風狂土壌のはじまりです。



　江戸の粋とは作風が違いますけれど、けんけんさんには風狂もお似合いかもしれません・・・超風流でしょうけれど。



　＞　世の中はまどろまでみる夢なればみてやおどろく人のはかなさ　　　一休


　＞　おのずから身はいたずらになりにけり虚空をつねのすみ家と思へば　　　一休





　虚仮の世も面目坊も夏の夢　　　仁


　同じ夢なら恋狂いせん





　幻の虚空飛翔や夏薊　　　仁


　塒を旅の山野に遊ぶ





　擬えて老いらくの恋水仙花　　　仁


　与命のあそび恋物語





　あそばんとてや生まれけん。
　鄙隠り凡愚老仁にできる唯一の真似は、凡仁なりに妄想の域で、老いらくの恋を夢見つづけて、言葉あそびの物語を創りだし、断章ながら、詩い詠みつづけることでしょう。



　研人さんのように、緻密で体系的な教養と粋の立ち居振る舞いができれば、すこしは人の目線にも触れることができるのでしょうけれど、たまたまの立ち寄りの人の好意で交心をもらい、舞い上がって、妄句妄詩を言葉あそびして、７８歳の一休さんの自然体への回帰としての恋弥勒道に擬えて、愛呼妄詩をひとりあそびしていこうと念います。
　これも一休さんに擬えて、８８歳まで生きて、＜死にとうない＞と笑いながら宇宙の体内へ戻っていきたいと念います。





　存えて十年至福の恋あそび　　　仁


　魂交わりの愛呼随行





　あと十年、研人さんのサポートとお導きともらえると、この夢物語も、なんとか存えそうですけれど・・・
　よろしくお願いします。























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