「てるみくらぶ」の倒産から学ぶ「安心、安全」の大切さ →ここにも架空複数決算書の存在! 追加
★ 昨日は、呆け呆けテニスでは不思議なことがあった。 高齢者2名と、奥さん達との試合である。 奥さんは「30-40」と言ったようであるから、高齢者達はあと1point と理解した。 1point取ったから終わりだと思ったが、ジュースだという。 年寄り2名はそんなはずはないと言ってそのゲームは終わった。 別のゲームで強い風の中、相手の強いサーブが僅かにアウトした。 オムニコートでも球跡が残っているからアウトと判断したが、何か可笑しいのである。 ネットに近づくと、穴が目の如く2つ並んでいる。 No.4コートのベンチ側ネットには穴が殖えたようだ。 小生がアウトのコールを宣言しなかったので、試合は中断した。★ このように、年寄り仲間だと、別に勝負には拘らないが、宣言を大声ですべきである。 また、施設管理人は見回りして、公園内の喫煙違反者が居ない? かだけでなく、ネットの補修は時々お願いしたいモノである。★ さて、海外旅行は脳幹梗塞の小生には無縁である。 先日、友人から驚くべきメールを頂いた。////////////////////////////////////////////////// 3月20日、日経月曜日の新聞。「現金一括キャンペーン。ハワイ15日25万円~」今年8月で、仕事の目途がつくから、丁度良し。安い。行ってみるか?と、新聞を切り抜きました。危なかった~/////////////////////////////////////////////////////////////////////////// このメールこそ「てるみくらぶ」という格安海外旅行を売り物にする実績のある会社の倒産を物語っていた。 友人は、本来、信用のある旅行会社のクルーズ船を利用しておりたまたまであったようである。 スケッチ旅行は、飛び抜けて高い旅行代金である。 大事な旅行中のトラブルを避けるには、多少?高くても安心・安全には代えられないという信条が働く。 特に、高齢者が多く、お金には糸目を付けないスケッチ仲間では、rich よりも、「安心、安全が最優先」である。 キチンとしたツアーコンダクター、現地案内人などが用意されるべきだ。 特別な First class Sheet ではないが、むろんそれを注文する方もいる。★ 海外旅行をしない小生だから想像である。 国内旅行でも、高額であるために、わざわざホテル付き航空券を利用していた高知便でも、外客旅行客が多くなり、安い旅行が困難になりつつあるから、想像でも良いのかもしれない。定期航空会社の1.航路の共同運航2.大型Jetから中型経済的Jetへの選好 座席の効率的利用3.後進国からの旅行客の増加4.その他で格安航空会社の経営が成り立たなくなった。 格安旅行会社には影響がもっと大きいだろう。★ 今回の破綻事件の最中で関係する海外旅行中の2500人?は大変である。 海外での事故には、本来は、ツアーコンダクターが処理してくれたり、一時的には旅行先の領事館などで対応してくれるであろう。 海外から何とか帰国できても、旅行会社が倒産すればとりあえずは海外の借金は自腹で払うしかない。 旅の楽しさは吹き飛んでしまう。 旅に出掛けられた人には、苦しいながらも旅の思い出は残るが、無駄な前払い金に終わってしまい、借金さえ残る人々が3万6千人もいるという。 前払い金累計は約99億円にのぼり、「てるみくらぶ」の日本旅行業協会弁済業務保証金制度への供託金2,400万円ではその5倍=1億2千万円では、計算上1.2%の破産配当しか期待できない。 海外旅行保険では、このような、旅行者自身の自己都合でない「旅行会社の倒産の場合の保証」は包含されていない。/////////////////////////////////////////海外旅行保険では、ケガや病気の補償に加え、携行品盗難・破損時や損害賠償責任の補償、航空機遅延・欠航時等の追加交通費・宿泊費の補償まで、ご旅行中の様々なリスクを補償いたします。・・・日本旅行業協会///////////////////////////////////////// ★ 外来客の誘致を進める政府は、このような海外旅行についての自己都合でない補償制度を充実して貰いたいモノである。 例えば、「住宅完成補償制度」という発注者のために完成までをサポートする制度(*ただし、建設請負業者は限定される)のように、旅行者が旅行を逐えるまでの旅行運営業者の倒産までも包含するトータル補償制度を構築願いたいモノである。(* http://www.mamoris.jp/kansei-person/)★ 「てるみくらぶ」の「てるみ」とは「Tell me !」に通じて、安心していられる気持ちを与えるネーミングである。 「てるみ」さんはどこにでもいそうである。 時代の変化に付いていくことは本当に難しいものである。 時代遅れの老人が気づいても仕方がないが・・・★ 代表取締役山田千賀子氏からの「お知らせ」の抜粋 http://www.tellmeclub.com/20170327_info.html 破産管財人: 弁護士 土岐 敦司 破産手続き開始決定 東京地方裁判所 H29.3.27 9:00 a.m. 随時HPにて公表★ その後の情報: 1.複数決算書偽造で信用を維持し旅行前払いを搾取? H28/9期 営業赤字▲15億円超→粉飾=営業黒字 約1億2千万円 債務超過▲75億円→粉飾=純資産約4億6千万円 この虚偽決算報告で信用を得て、約100億円の旅行前払い金を集金した。 その金は既存の借金の穴埋めに使用され、本来の顧客のための航空会社・ 宿泊施設への代金に回ることはなかった。手元現金は約2億円までに減っていた。 2.破産会社の負債総額が判明 「てるみくらぶ」の負債総額 =約214億円 (うち「自由自在」約34億円、 「てるみくらぶホールディングズ」が約29億円) 3.日本クレジット協会が旅行代金カード払い「救済」? 「てるみくらぶ」の旅行代金をカード払いで契約した場合でも 決済未到来の場合は、支払い停止が可能かをカード会社に 問い合わせして欲しいと呼びかけている。 4.旅行保険の払い戻し 旅行に行けなかった「てるみくらぶ」での旅行保険購入者には 旅行保険代金を払い戻し・・・チャブ損害保険 5.その他★