2005/07/31(日)05:40
フコイダンの事・・・6
フコイダンがガン細胞を自殺に追い込む
ここでのガン細胞を死にいたらしめるという意味は、例えば抗ガン剤を使ってそれを行うこととは全く次元の違う話です。
その前に私たちのからだを構成している細胞について説明をします。からだには60兆個もの細胞があります。毎日その約2%にあたる一兆2000個位が入れ替わっています。その一つひとつはDNAという遺伝子を持っていて、あらゆる生命活動に関する遺伝情報を保持しているのです。細胞を分裂させて新しい細胞を作ったり、不要になった細胞を死滅させたりする情報も、すでにDNAの中に組み込まれているのです。
ガン細胞は、不要となった細胞自身が持つ「自殺する」という情報が欠落し、死ぬべき時に死ななくなった状態から生まれてくるのです。
正常な細胞には、このような「死のブロック」があらかじめ組み込まれており、この働きを「アポトーシス(細胞自殺)促進作用」と呼んでいます。
何度もお伝えしましたが、正常なからだにも常に3000~4000個のガン細胞が発生していると言いましたが、免疫細胞が正常に働いていればこれらのガン細胞は免疫細胞に食べられて新しい細胞に取って変わられます。つまり、人間のからだは新陳代謝を繰り返しているのです。
ところが、免疫力が低下すると免疫細胞が減少して食べ残しが出てきます。
こうして生き残った細胞は、それまでとはまったく違った性質を帯び、周囲の細胞を侵食してガン化していきます。これを排除しようとするシステムがからだの免疫力ということになり、今までの機能性食品はこの部分の活性化を促す作用や排除するための物質そのものをを助ける役割が主でした。
しかし、フコイダンがそれとは違うという点は、ガン細胞にあるアポトーシスを再び呼び起こし、そのスイッチを押す役割を果たすということです。
フコイダンは直接ガン細胞に働きかけるのです。しかも正常な細胞には何もダメージを与えないのですから、まさに今までにない画期的な代替療法といえる物質なのです。