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2005/10/06(木)17:40

お元気ですか?

健康で生きましょう(46)

豆知識・・・アレルギー (1) アレルギーの始め、それは今話題のアナフィラキシー アレルギーの発見、それは劇的アナフィラキシーの出現に端を発しています。古代エジプトのメネス王というのは伝説的な存在でしたが、4500年以上を経た20世紀に入ってその墓が発見されて、実在していたことが判明、そこにははからずも八チの絵が描かれていました。八チによるアナフィラキシーショックで死んだ最古の記録でもあったのです。 そしてその翌年1902年、アレルギーの歴史上、もう一つの偉大な発見がありました。クラゲ毒に免疫をもつようにと注射を繰り返されたイヌが、実験中に急死したのです。アナ(逆)フィラキシー(防御)と名付けられたこの出来事がアナフィラキシー、ひいてはアレルギーの最初でした。 1902年のアナフィラキシーの発見後まもなく、ピルケという人はギリシャ語を起源とするallos(変わる)+ergon(力)=allergie(allergy)を造語し、結局アレルギーを借りてアナフィラキシーの母屋を取ったような形になりました。 それもそのはず、アナフィラキシーとは、スギ花粉症とかじんましんなどのアレルギー疾患と同じく即時型アレルギー反応に属するものなのです。違いは反応が全身に及ぶことにあります。 その後もアナフィラキシーの医学的な解明を試みる人々は後を絶ちませんでしたが、原因物質を突き止めることに成功したのは、当時、米国で研究を成された石坂公成・照子先生でした。免疫グロブリン抗体igeの発見です。

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