浦島
---学んだこと、感じたこと、考えたこと--- 浦島夜9時過ぎ自転車で家路を急ぐ。家の近くの裏道の十字路の角に何やら異様なものが見えた。何か生き物のようだが。近寄ると30センチ以上はありそうな大きなスッポン。警戒しているのか首を縮めている。いったいどこから来たのだろう。近くに池も川もないし。で、このままでは車に轢かれるかもしれないし近くに池もないし。生き延びるのは難しそう。連れて帰るにも袋とか持ってないし。しばらく足で突いて考えた。家に帰って捕獲の道具を持ってこよう。家の前の潮遊池に放そう。家に帰って土嚢用の袋とちりとりと息子を積んで車で十字路に向かう。スッポンは元いた場所から道路を渡り道の真ん中付近で首を持ち上げて「ここはどこなんだ」という様子。車のライトを頼りに足でちりとりに乗せた。すっぽりおさまった。ぴったりサイズ。それを土嚢袋に入れて家に帰った。息子に指示して重さを計測。1.6キロ。長さを計る。甲羅の長さは22センチ。さて、どう逃がすか。潮遊池までは切り立ったコンクリートのブロック。道の端で袋から出す。警戒している。と、そのときすごいスピードで歩きだし切り立ったブロック塀にダイビングして草むらに突っこんで行った。生き延びてくれるだろうか。梅雨の夜の親子の思い出。妻曰く近くの割烹の調理用のスッポンが逃げたのでは?昔々浦島は助けた亀に連れられて・・・私も龍宮城に行けるだろうか。