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カテゴリ:登山
実施日:令和5年(2023年)10月17日(火) メンバー:単独(Jog Mountain-top Summitクラブ) 琵琶湖の山~その2・比叡山 比叡山の楽しみ方は三通りある。一つは山頂まで登って下る。ロープウェイとケーブルを使う。最後に車で延暦寺東塔まで上がる。今回は全部満たした旅になった。一日で欲張り過ぎたかもしれない。 延暦寺ももう少し時間を割いて見られたら良かったと思った。 10月17日(火) 南郷温泉を5時35分に出発。 大津市内を抜けたが、結構大きな町である。滋賀県の県庁所在地だから当然と言えばそれまでであるが。 仰木ゲートに6時25分到着。入口に営業終了という看板が出ていた。 ゲート手前の空きスペースに車を止めて、管理所のトイレを借りる。7時から入場できる。1台車が来た。お坊さんが管理所へ行って通過して行った。延暦寺のお坊さんかな。私は時間まで待つしかない。しばらくして、まだ7時ではないのに、6時45分に開場である。役所と違って融通が利くのである。少しでも早い方がいい。でも私一台である。延暦寺って人気がないのかな! ところどころ展望台に寄り、景色を拝む。 延暦寺東塔前のゲートで入場券を通す。そして駐車場に入った。観光バスが4台だけとまっていた。 8時から坂本行のケーブルに乗るには早すぎる。計画を変更して比叡山山頂へ上がり、京都側に降りることにしよう。 所が延暦寺入場は8時からである。お寺の敷地から山頂を目指そうと思ったが、駄目である。 それならもう一つ手がある。車道でトンネルを潜り、比叡山山頂駐車場の車道を進み、右手から登る道がある筈である。墓石群からそれらしい道があるので登る。7時30分。 一般のお墓ではなさそうだ。お寺関係者のお墓なのかな!墓を抜けたら、道があった。 これを登って行こう。どうやら正解である。智証大師御庿前を通過。お寺に通じる分岐を過ぎる。何の広場か分らないがきれいに整地されているところを通過。そしてテレビ局のアンテナ2基の裏にこんもりした台地がある。特に標識もない。でも何か引っかかる思いがした。上がってみると比叡山の頂上である。一等三角点あり。私の目指していた場所である。なんと慎ましい所に山頂があった。気づかずこの台地を通り過ぎる人もいそうである。みなさん延暦寺が目的だから、山頂には寄らないのだろう。 今度は歩いて完全制覇するので京都に下山する。降りたらケーブルとロープウェイで引き返す、延暦寺からケーブルで坂本へ降りる。そこから延暦寺まで歩いて登れば、全部繋がるわけである。歩きと乗物(ケーブルとロープウェイ)を使うことで2種類の楽しみを味わえる最高なルートなのである。車を入れる(奥比叡ドライブウェイ)と三通りになる。こんなバカな楽しみ方をしているのは私だけかも! ミュージアムを半周するとロープウェイの乗場もある。ミュージアム入口は当然閉まっている。結局四明岳に入れず諦めることにした。ロープウェイ(比叡山頂駅)乗場脇から京都市街地の下山口を探す。地図を見ると行けそうなのだが。どう探しても見当たらない。ロープウェイも10時から開始である。これを使って京都市街に降りて登ってくる方法も考えたが、ここで待つのも時間の無駄である。ケーブル比叡駅まで歩き。下山口を探そう。 車道を数分歩くと左手に小道があり、理解に苦しむ標識があった。(私の下調べ不足) 取りあえず小道を下る。ロープウェイの下を潜る。ロープウェイから段々離れて行く。どうやら京都市街地に通じているらしい。 枝道がある。分岐に「熊に注意」、8月11日に目撃情報ありとあった。もちろん私は鈴を付けて鳴らしている。 木陰から京都市内が見える展望地がある。標識に修学院駅の文字も出て来た。どんどん下る。 川と車道の登山口に出てこられた。途中で単独の白人男性登山者に声をかけられた。熊よけの鈴はどこで入手できるかと聞かれた。しゃべれない私は単語だけ羅列して説明したが?わかってくれたかな。やはり英会話は出来た方が良い。 川に沿って真っすぐ降りて行く。広い車道を左折し、二つ目の信号を右折すると踏切と修学院駅に着いた。10時47分。 丁度電車が来た。ホームにある自動改札でパスモをかざした。不安で戸惑っていたら、運転手さんがもう受付していますよと教えてくれた。どちらまで行かれるのか聞かれたので駅の名前が出てこないので「比叡山に行きたいのです。」「この電車は行かないので2両編成の電車に乗ってください。」 電車はワンマンカーである。終点駅について運転席後の精算機を通して下車した。 下車したものの駅舎を右に行く人と直進する人と分かれた。感覚的にはケーブル乗場は右の様に感じた。だが路面にはまっすぐ方面、比叡山と書かれている。よく分からないので二人連れの中年女性に聞いてみた。この方達もよくわからない感じである。案内看板にしたがっていけば大丈夫そうである。二人連れと会話しながら広い車道に一旦出て、信号を右折した。彼女たちはこの先のお花畑へ行くらしい。 ケーブル八瀬駅である。片道切符を買い、ケーブルカーに乗る。 楽でいい、満席である。立っていても苦にならない。京都市街地が段々小さくなっていく。 今度はロープウェイに乗換である。片道切符を回収するので係員に記念にしたいと言ったら「無効」のスタンプを押してくれた。 これが私の旅行流儀(お土産)である。 比叡山山頂駅に到着。下山時にまごまごしたところへ戻って来たのである。 さあ~次は山頂を越えて、反対側にあるケーブルカーに乗るため、出発。10時48分。 この道は歩いているので、スイスイと進む。山頂を越え、車道を横切り、ケーブル延暦寺駅に11時30分着。 乗客は少なく10名ほどである。トンネルを二カ所潜る。アニメの声優さんの音声案内があった。色々なおもてなし方があるものだ。 橋の先から降りると車道に出る。その道からケーブルを潜って進めばよいとのこと。 11時45分スタート。最後の行程である。登りを極めよう。といってもなんだか疲れが溜まっている感じでもある。 登り切ると砂利道になる。さびれた参道という感じである。 街を眺められる所で、旅館のおにぎりを一個食べた。少し元気を取り戻す。 30分おきに休む。2時間とみて、三回休みを取れば目的地である。そう考えれば重い足も前に出る。 2回目の休みを取って、しばらくしたら車道に出た。急坂であるが大きな建物が見えて来た。なんと思ったよりも早く着いた。 根本中堂に13時20分到着。改修工事中で養生されているので外見は見られない。 拝観はできる。(テレビで見たことがある)僧侶の祈祷場所。修学旅行生にお坊さんが説明していたので一緒に聞いていた。妻の故郷である帯広の高校生だった。妻がいたら、話しかけたことだろう。 戒壇院まで行って引き返し、駐車場で甘酒を頂く。延暦寺の甘酒はまた格別である。 15時にここを出て、本日の宿へ移動した。 *1 比叡山(ひえいざん): (別名:都富士、叡山、北嶺、天台山とも呼ばれる)。滋賀県大津市西部と京都市北東部にまたがる山。府県境に位置する大比叡(だいひえい/848.3m一等三角点)と京都市(左京区)に位置する四明岳(しめいだけ/838m)の二峰からなる双耳峰の総称。大比叡の中腹に天台宗の総本山延暦寺がある。 「日枝(比叡)」の山名が最初にあらわれる「古事記」で大山昨命(おおやまぐいのみこと)、この神は近(ちか)つ淡海国(あふみ =近江)の日枝(ひえ)の山に坐(ま)し、亦葛野(またかづぬ)の松尾(まつを)に座に坐して鳴鏑(なりかぶら)を用(も)し神ぞ~ とある。この中にある「日枝」が「比叡」の語源で、日枝山(比叡山)は大山作命のいる古代信仰の山でした。この日枝(比叡)山神は後の神本仏迹(しんぽんぶっしゃく、神が主で仏が従う)の思想を生む一実神道として発達していく。もともとは淡海国=近江国「日枝山」(ひえのやま)で、のちに「比叡山」という字が充てられた。(参考/ YAHOO!知恵袋他より) 記録 1. コースタイム (歩行時間:4時間55分) 延暦寺東塔7:25~車道登山口7:30~大比叡山(頂上)7:55~比叡山山頂駅8:30~ロープウェイ分岐8:45~見晴台9:00~修学院駅10:06=八瀬比叡山駅~ケーブル八瀬駅=ケーブル比延駅~ロープウェイ比延駅=比叡山山頂駅~ケーブル延暦寺駅=坂本駅11:45~階段11:55~休憩~休憩~根本中堂13:20着(見学他) (標高差767m、歩行距離12.8Km) 日の出時刻6:03/日の入り時刻17:20(大津市)
2. 費用 省略
3. 地図 次回は三国岳(丹波高地)です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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比叡山、滋賀県側から~京都府側から~💦、登ったり降りたり廻ったり、ケーブルやロープウェイに乗ったり降りたり歩いたり、延暦寺も拝観して大忙しの1日ですね。でも、色々トライして楽しそうです😄充実した1日だったのではないですか😉お疲れ様でした🎵
(2024.05.16 18:56:05)
Nーhiroさんへ。
コメントありがとうございます。 先日、勝道上人八十八ヶ峰のラスト山行に同行して頂き、感謝してます。一般のルート歩きではなく、修験者の道でしたね。山伏になったつもりで歩けました。古代仏教の伝道者でもあった勝道さんの苦難の道を自身人生を振り返る意味で苦難から救いの道を求めた旅でした。思い出に残したいと思います。 (2024.05.17 10:11:29) |