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二宮尊徳翁の勉強をしてきたので、まとめておこうと思います。
1. 分限(足ることを知る) 人間には自分が願ったものが手に入らない苦しみがある。 人間の欲求に限りがあれば、達成することで満足できる。しかし、「富というものは海の水に似ていて、飲めば飲むほど喉が渇く(フランシス・ベーコン)」ようにできているそうだ。 何を持って満足するのかを考えることなく物事に取り組んでも、決して満足はできないのでしょう。 2. 如是(あるがままに捉える) あの時こうしていれば…と後悔しても過去は変えられないのだから仕方がない。 現在の状況をあるがままに捉えて、現在あるものの中から再スタートするしかない。 失敗をしないようにする努力も大事だが、失敗をしてからの物事の捉え方が、その人の価値を決めると言っても過言ではないかもしれませんね。 3. 推譲(人に譲る) 福を得たら、そのうちの幾分かを人に与えよう。政治に当てはめると、「いずるを制しているを図る」ということ。山田方谷や上杉鷹山も、予算の何割かは来年に譲るという考え方で藩を立て直している。 これはお金がない人でもできる。(無財の七施) 実が欲しければ種を蒔け。自然界の中に摂理や法があるという二宮尊徳翁の教えは、報徳教として伝えられ、現在の日本人の心にも息づいているのではないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.04.29 10:43:22
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