カテゴリ:読書
西原理恵子著「できるかな」&「できるかなリターンズ」
漫画「ぼくんち」や「毎日かあさん」等で有名な西原理恵子さんの作品です。 原子力発電所「もんじゅ」の体当たりルポやタイでの生活実践マンガ(以上「できるかな」)、全日本ロボット相撲大会に参戦、インドネシアの暴動を見物したり、自衛隊に体験入隊する(以上「できるかなリターンズ」等、「気になったなら、とにかくやってみよう」という西原さんのコミック・エッセイです。 自ら身体を張っての様々な体験談が綴られています。 この2作品では、西原さんが現在ほどメジャーでなかったためか、怖いもの知らずな感じで突っ走ってます。ちょっと毒が強いところがありますが、かなり笑えます。 西原さんの特徴は、いろいろな無茶をして常に結構「ぐちゃぐちゃ」になるのですが、その混沌の最中にあってその馬鹿さ加減を客観的に伝えられるという点にあると思います。 肌に合う合わないがあると思いますが、まずは一度手にとって読んでいただきたいです。 以前どこかで「西原理恵子の持っている闇はとてつもなく深い・・云々」と書かれていたのですが、それを読んでハッとしました。 「彼女の持つエキセントリック性、厳しさ、優しさ、そして冷徹さは全て彼女の内にある深い闇に根ざしているものなんじゃないかな」って・・・。 この方、もう滅茶苦茶たくさんの本を書かれています。(この辺りにも、そこはかとなくアナーキーさを感じてしまうのは僕だけでしょうか・・・。^_^;) ちなみに彼女は「無頼派」女流作家(漫画家?)の始祖とも言われているらしいです。 (今までに博打で5000万円以上負けているらしい・・・(~_~;)) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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