ゆうきち先生の塾長日記”日々これ物語”

明日はＮ中の定期テスト。テストに向けてここまで良く頑張ってきた２人の男の子。

今日はこれまでの蓄積した知識を確認し、最後の不安箇所を確認し、そうして明日のテストに挑もう。

５月末と６月頭、そして６月末と７月頭、今年の定期テストも中総体を挟んで同じ市内でも１ヶ月にまたがって定期テストが行われる。この時期のテストは中総体前の部活動の最盛期にテスト勉強を並行しなければならず、頭では分かってはいるつもりでも中々勉強に集中できない事が多い。キャンパスでは５人の生徒が総体前のテストだが、それは５人に共通する課題であったように思う。それでも、既にテストを終えた２人も含め、日を追うごとに勉強に対する姿勢も向上してきた。

対策講習当初は、明日テストの２人も勉強道具が揃っていなかったり、今一勉強中も集中力に欠けていたり…何かとマイナス要素が目に付き、その都度僕も話すことが多かった。特に教科書準拠の学校ワークを持ってきていないという時にはかなりきつめに叱った。

「ここから出すよ？」

「ここを勉強すれば点数を取れるテストを出すよ？」

わざわざそう教えてくれるテストを受けるのに、なぜそれを持ってこないのかと。君達はテニスの試合にラケットを持っていかないのかと。

試合もテストも、その結果を一番左右するのは当日じゃない。勿論コンディションや運などもその要因にはなっても、一番大切なのは準備だ。良い準備こそが全てだといっても良いくらいだ。

準備とはテスト勉強のみならず、そのテスト勉強に必要な勉強道具、時間厳守、勉強中の意識など、全てを含む。そういう面での不足が随所に見られた。

しかし、そこから変わってきた。日に日に荷物が増え、日曜日だってぶっ通しで約７時間の勉強もこなした。

勉強道具をバッグにぎっしり詰め込み、重い荷物を毎日持って塾に来た。

そんな頑張りを実行してきた君達だから、明日はその成果を存分に発揮するだけだ。そして何より…大切なことは、この姿勢をこれからも継続すること。その意識を強く持つこと。明日のテストは一つの区切りであって、終わりじゃない。始まりだよね？中総体まで、部活に比重を置くのは一向に構わない。でも、勉強は出来るはず。

「部活が忙しいから…」

それが理由にならない事は、君達自身がこの１４日間で見せてくれたよね？それを忘れないこと！




まずは今日、最高の準備をして明日に挑もう！