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日々是「一網打尽」。

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2007/08/25
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カテゴリ:雑談
恒例の、内輪(クラブ・自治会活動つながり)だけで夏冬に集まる高校の同窓会に行ってまいりました。
先々週、大暴走した前科があるので失敗、今回は飛ばさないように自重。
#だって、今日は酔いつぶれても点滴してくれる人がおらんもん(違)

今回の集まりは、学年が最大8つ違うので、クラス同窓会などとは違って、伝統や代々の在校生に継承されていること以外の「共通の思い出」というのは少ないのですが、それでも、あの校舎で「時期は違えども青春の3年間を同じ空間で過ごした」という経験が、不思議な仲間意識というか、それぞれを「あの時・あの空間」に逆戻りさせてくれるのかも知れません。

一通り、近況やら自分達の在学中の話に花が咲いた後、話題は母校の現在の話に。
たぶん、受験を控えた中学生(それも、該当学区に住んでる)を持つ私が、今回のメンツの中では母校の現状についていちばん詳しかったのではないかしら。
学校説明会とか行ってるし、通勤で母校の横を通って、毎日のように生徒を見てるので。

それで、何が嫌って、母校がヘンに私立中高一貫校を意識してるのが、激しくウザい。
自主自律を掲げて、我々の先輩(かつ恩師)が制服を撤廃したにもかかわらず、今春から(デザインは昔の紺ブレとは違い、ミニスカにすれば萌え系にも対応できるタイプの今風のブレザー)「標準服着用推奨」になってて。
#もっとも、男子はほとんど標準服着てなくてオタ系の「京大ルック」ですし、女子はトップスやリボンを手持ちの私服に替えて適当に着崩してますけどね。

校長先生の言い分が、また激しくムカつく。
「OBの方々はよく、昔は無茶やっても結果的にはそこそこ勉強してたとか、自己管理能力があったとか、そういうことを仰いますけれども、今の子供達にそんなことを期待しても無理です。大人が道筋を作って、きちっきちっと管理していかないと、どんどん堕落していきますので」

・・・・・アンタ、入学試験やって自分達で生徒選んどいて、その言い方はどうなのよ?
自分の選んだ生徒達の潜在能力を、もう少し信じてやってもいいんじゃないの?
っていうか、大人が作った道筋がなくてもやっていけるような生徒を育てようとか、そういう気概はないの?

ものの考え方とか、人間してのもっと根幹の部分を鍛えるのも、この時期にしかできないんじゃないの?
それも、「運動部に入りさえすれば、文武両道で心身共に鍛えられる」というような、単純なものではないと思うのね。

当時は然して意識はしていなかったけれど、在学当時は、先生達や生徒同士で丁々発止やり合う(もちろん、喧嘩とか殴り合いじゃないですよ)中で、ディベート能力とか、相手の考えや先々の展開を「読む」能力を、相当トレーニングされたと思うんです。

○○大学に○人合格、っていうのも、大事なのかも知れないけど。
エスカレートするとしまいに先日問題になった「合格者水増し」みたいなことになりゃあせんかと。
高校は、単なる大学進学のための予備学校ではないと、私は思っているからね。

まあ、こんなこと、すでに卒業してしまった、そこらの一主婦が言ったってどうなるってわけでもないし、学校関係者にしてみればそれも京大や阪大出ならいざ知らず、「たかが私立薬大出のお前が言うな」なんだろうけども。

でも、「自分の子供を通わせたい学校かどうか」っていうのは、結構大事なポイントだと思うけど?
受験予備校に成り下がってしまったようなところには、行けるかどうかは別として、自分の子供を安心して任せられるかと言ったら、ちょっとギモンだぞ?

たぶんね、校風が受験予備校風味になってきたのは、目ぼしい「名物先生」達が次々と私立中高一貫校や有名予備校に引き抜かれ、老朽化の名の下に、校舎がガラス張りのモダンな(品のない安っぽいラブホみたいなとも言う)建物に建て替わってからではないかと思うのね。

今はもうないけれど、1階部分の天井がやたらと高い、昭和初期に建てられたあの格調高い(!)昔の校舎には、きっと「学校の神様」というか精霊のようなものが住んでいて、勉強についていけなくなったり、精神的に疲弊してしまった生徒がいても、「ここで得た3年分の経験があれば、オトナになっても世間の荒波と十分戦っていけますよ」と、多感な十代後半の子供達をやさしく見守っていてくれたような気がするのです。

#私なんか、その「学校の神様」に守られて、ようやく卒業できたクチ(!)だし~
#もちろん、自分の受験勉強そっちのけで勉強を教え合ったり、地方受験の時は新大阪駅まで見送りに行ったりという、仲間にも恵まれたけれども。

その「神様」は、たぶん、代々の在校生や教員が発したエネルギーのような、スピリット(魂?)が集まったものでできてるんじゃないかと思って。
年数が経つごとに蓄積されていって、熟成されて、深みが出て。
私の流した涙や、叫んだ言葉も、きっとその中に混ざっているのでしょう。

でも、校舎に住んでる神様は、旧校舎がなくなって更地になると同時に、どこかへ飛んで消えてしまわれたんじゃないかという気がするんです。
というのは、私、大学についても同じ経験をしていて、昭和初期の、天井が高くて廊下がアーチ型になってるレトロモダンな学舎が、某私大(の中学・高校)に土地を売却・取り壊され、別の土地に新築移転すると同時に、旧制女子専門学校のわりにはなんでもアリだった大らかな校風が、急に国試予備校というか薬剤師養成予備校みたいになってしまって、そこから入ってくる新卒が頭でっかちで応用力のない、「使えねえ」のばっかりになっちゃって。

では、「学校の神様」はいつ頃から宿り始める?
根拠はないけど、2世代目(つまり「親子で卒業生」)というのが発生し始める、30年ぐらい経ってからじゃないかと思うんです。
いろんな卒業生の思い(無意識ではあっても)が集まって、校風やら伝統やら、そして「学校の神様」をつくっていくんじゃないかなーって。

いや、そんな必死になって力説することじゃないんだけどね。
でも、受験生のハハとしては、切実よ~
自分の出た学校を「子供に受験させたくない」となると、自分の人生を全力で否定するも同然ですからね。

こんなバカ話に付き合ってくれたみんな、ありがとうね~
ビール3杯で出来上がった、酔っ払いの愚痴なのさー。
またこれで、半年分のパワーをもらったよ。
愛してるよ~どきどきハート←もうほとんど意味不明

#神様神様って、電波飛ばしてるとか、脳内お花畑とか言わないでね。
#一主婦の戯言だし~ウィンクへらへら。


★★★★★


最近、気になる足跡があるんだけど~
業務連絡してみるか。
海外に移住してるE.M.氏。
見てたら、踏み逃げしないで何かコメントしてねっ(はぁと)





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Last updated  2007/08/27 08:10:10 PM
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