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August 23, 2007
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カテゴリ:ドラマ
時空を隔てて出会い、手紙を通して愛し合った二人。はたして二人は巡り会えるのか。

「イルマーレ(2006)」

監督:アレハンドロ・アグレスティ
出演:キアヌ・リーヴス:アレックス サンドラ・ブロック:ケイト

 時空を超えた愛ということで、SF的な要素があります。その意味では、守備範囲といえないこともないのですが、内容はラブストーリーなので普段なら見逃した作品かもしれません。けれど、何かを語るために、必要なこともあるのです。

 ケイトは、湖畔に立つガラス張りの家から引っ越します。家を出る時、次の住人宛てに、手紙を残しました。内容は「誤配達された郵便物の転送をお願いします」ということと、諸注意(しかし、新しい住所を書き忘れた様子)。
 新しい住人アレックは、手紙を読みましたが、諸注意に書いてあることがあたっていないので、その旨を書き、どこに送ったらいいかわからないので、とりあえず郵便箱に放り込んでおいた。
 そんなことから手紙によるやりとりが始まる。あるとき、お互いに、自分が郵便箱に手紙を入れると、誰もいないのに、郵便箱が勝手に開け閉めして、新しい手紙が入っているのを目にする。やがて二人は、同じ場所にいながら、違う時間の流れの中に住んでいることがわかる。(アレックスは2004年を、ケイトは2006年を生きている。ケイトは、休みごとに湖畔を訪れて手紙を見たり、書いたりしていたのだった)
 時空を隔てて生きる二人だが、手紙をやりとりするうちに、お互いにこの人こそ求めていた相手だと知る。

 この二人、いったいどこで巡り会うのか、それがストーリーを追う焦点になる。

 しかし、まったく顔を合わせないかというとそうではない。2004年の時点で、一度会っている。そのとき、アレックスの方ではケイトがわかるのだが、ケイトにはわからないし、彼女には婚約者がいる。
 
 手紙のやりとりの中から、アレックスの父親が入院したことを知るケイト。調べてみると、父親はそこで息を引き取ることが分かる。
ケイトは手紙をしたためる。
 「つらいでしょう。そばにいてあげたい。そして一緒に湖と夕日を眺めたい。あなたにこの 肩を貸し、大丈夫よといってあげたい」
 時空を隔てているから、絶対に会えない。もどかしい。でも、気持ちは伝えたい。悲しみを分かち合いたい。目の前に実体がなくても、相手の存在がそれだけ大きいから。それが“愛する”ということ、と感じさせられました。

 そして、ついにアレックスから“どうしても会いたい”とのメッセージが。しかし、約束の場所、時間にアレックスは現れない。

 アレックスを待っても会えなかったことから、ケイトは時空を超えた恋のはかなさを感じ、現実に生きる決意をする。
 もう、アレックスが何通手紙を書いても、ケイトからの返事は来ない(涙・涙・涙・・・)。

 アレックスと別れ、わりきって現実の生活を送ろうとしながらも、むなしさを感じるケイト。ジェーン・オースティンの小説「説得」を取り出し、アレックスが栞を挟んだページを読み上げる。
 
これまでこんなにも心が通い合い、こんなにも似た好みをもち、こんなにも近く感じた人 はいない。”

 じつは、アレックスは、2006年の時点で文通が始まる前に、交通事故で死んでいたのだ。
 
 2006年のバレンタインデーの日、アレックスはケイトがどこにいるかを知っていた。会いに出掛けて交通事故に合い、アレックスは、ケイトの目の前で死んでしまう。この時点でケイトはまだアレックスの存在を知らない。

 もう、ケイトはアレックスと再会することは不可能なのか。ふたりは巡り会えないのか?

 あるとき、ふとしたことから、ケイトはアレックスが死んでいたことを知る。待ち合わせ場所に現れなかったわけが分かり、しかも、自分がアレックスの交通事故に立ち会っていたことに気付く。急いで、過去への手紙を書くケイト「バレンタインデーにデイリープラザに来ないで・・・・・」
 この後は、ご想像にお任せします。
 
 郵便受けが、超自然的な働きをして二人を結びつけた。それは、運命の出会いだったのだ。運命的な出会いって、本当にあるものです。

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Last updated  August 23, 2007 06:36:06 AM
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