2019/09/30(月)10:39
イグジステンズ(eXistenZ)、 D.クローネンバーグ監督の映画
日本の連日の停滞報道に食傷気味な時、仮想空間を扱うSF映画も良いものである。
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『イグジステンズ』(eXistenZ)は、1999年に制作のカナダ・イギリス映画。
監督は、あのデヴィッド・クローネンバーグ(David Cronenberg)。
主演:Jennifer Jason Leigh、Jude Law、共演:Ian Holmなど
この映画は、RPG形式のコンピュータゲームを生体との通信を介することで、単なる絵空事ではなく、ヴァーチャルな世界とリアルな世界が交錯する独特の意識空間を形成している。
「近未来、ある教会を会場に開催された新作ゲーム『イグジステンズ』の発表イベントで、
天才ゲームデザイナーのアレグラ・ゲラー(Jennifer Jason Leigh)と数人の参加者が
脊髄にバイオポートという穴を開け、生体ケーブルを挿しこんで生体型ゲームポッドでゲーム体験する場面から物語が始まる。
観客のひとりが、隠し持ってきた生体材料からなる銃でアレグラを狙撃する。
会場の警備員のバイクル(Jude Law)は負傷したアレグラを連れて追っ手から逃げる。
この追っ手との攻防がヴァーチャルな世界を経由して行われる・・・・」
というストーリーである。
仮想空間と現実空間の交錯が作品全体を支配する面白い映画である。
クローネンバーグ監督の初期の傑作でカルト映画化してる『ビデオドローム(1983)』
とテーマ的には似ているが、こちらはVHSビデオ全盛期という時代背景を考慮すべきかと。
eXistenZ (1999) - Trailer