中国・福建省【永定土楼】7
この土壁は【生土】と呼ばれ、一見【黄土】に見えますが組成は違うようです生土は珪素が多い、つまり珪酸ガラス質を含む丈夫な土で、黄土や赤土とはまるでちがう組成です。この近辺の山々や畑を見ると、ほとんど、かなり赤い赤土です。ちなみに黒土が多く稲作に最適な【大連】は日本のコシヒカリにちかいおいしい米ができるので有名です 画像は外壁部分の土壁建物内側の土壁やはり所々、修復されていますこれは建物の基礎部分 石積みで土壁が直接土壌と触れない300年経過した土壁(建物内側)土壁は【生土】と呼ばれる珪酸質の土+川砂+竹の繊維+繋ぎとしてもち米+黒砂糖+木の樹脂を混合し、練り合わせ熟成後、日干し煉瓦にされたりあるいは、練り物として仕上げの左官に使われるこれは日本の伝統的古民家に見られる土壁に近い素材といえます(つづく)