自社株買い!
昨日、投資している4社が「自己株式の取得状況に関するお知らせ」を公表しました。対照的な内容だったのでちょっと日記に書きたいと思います^^1社目が自動車用品小売り大手のオートバックスセブン(9832:東1)ですが、取締役会による決議内容は取得する株式総数3,000,000株、取得期間は5月12日~11月28日となっていますが、5月の1ヶ月間で2,028,200株となっており、既に67.6%に達しています。さすがに市場の出来高だけでこれだけの株数を調達するのか無理ですしToSTNeT-3による取得になりますが、これだけの自己株式を取得したのはとても評価できる内容です。また自己株式の取得に先立ち3,000,000株の消却も公表しており、自己株式の市場への放出懸念も減少しています。この影響もあり、自己株式消却&取得前の株価は1500円台での推移となっていましたが、公表後は100円前後高く1600円台での推移となっています。積極的な株主還元が評価された結果ですね^^2社目がキーセット大手のユーシン(6985:東1)になります。取得する株式総数1,000,000株、取得期間5月13日~7月31日までとなっていますが、5月中の取得は0株となっています。5月9日の取締役会で決議した地点の株価は600円前後に対して現在は570円台となっていますし、過去2年間を見ても再安値近辺の株価となっています。株価が下落しているので自社株買いをするのなら絶好の位置かと思いますが全く取得しておらず「自社株買いをすると公表しておいて取得する考えが全くない」と思われても仕方ない結果となりました。自社株買いを公表して株価が上昇して自社株買いするメリットが薄れているのならともかくとして、下落してきているのに全く取得しないのでは単なるリップサービス」なので投資家の評価も下がりますね。。。これなら自社株買いを公表しない方が良いです。3社目は先日も日記に書いたCIJ(4826:東1)です。取得する株式総数400,000株、取得期間は5月22日~9月11日ですが5月は7営業日しかなかったにも関わらず137,600株、34.4%取得しています。また、これに先立ち2,000,000株、発行済株式総数の8.87%もの消却を公表しており企業規模を考えるとオートバックス以上に株主還元に積極的な会社になります。この影響もあり、公表前は400円前後の株価推移でしたが現在は430円台となっており堅調な展開となっています^^4社目は貴金属回収・食品素材卸の松田産業(7456:東1)です。取得する株式総数80,000株、取得期間5月13日~6月6日に対して65,400株、81.75%取得しています。取得株数が少ない事、期間が短い事により率は非常に高くなっていますが積極的に取得しているのが伺えます。ただ、松田産業は前期2割前後の減益だったこと、今期も微増益決算の予想となっている事、取得している株数がそれほど多くないことなどのより株価の上昇は少ないですがそれでも1100円台で推移していたのが現在は1200円台となっています。期間が終了したら再度の決議で再び取得して欲しいですね^^ここに取り上げた4社は3社or1社に分けられますし株主還元に積極的な会社or消極的な会社が一目瞭然となっています。ただ、消極的な会社→積極的な会社になるのは自社株買いに関しては容易な事ですし、ぜひ積極的な会社に変わって投資家の評価も上げてほしいと思います(*^_^*)