レグザ録画ハードディスク復旧研究所

​私は​レグザのハードディスクの録画番組を復旧する代行作業を行っています。​
レグザ テレビで2015年7月から使用していたアイ・オー・データ機器製1TBポータブルHDD「HDPC-AU1.0L」からの録画番組の復旧事例です。




現在2023年5月ですので、約8年使用していたハードディスクですが、不良セクタが大量に発生していました。

CrystalDiskInfoでハードディスクの情報を確認します。中のハードディスクはSamsung製でした。
容量を正しく1000.2GBと認識しています。使用時間は15,000時間ほど、電源投入回数は20,000回ほどです。2.5インチハードディスクはACアダプタが要らなくてコンパクトで便利ですが、3.5インチ外付けハードディスクよりも短時間で故障する傾向があるように思います。不良セクタがあるようです。


Ubuntuではマウントできませんでした。マウント中にエラーが発生しました。


次に復旧ソフト「Raise Data Recovery(復旧天使)」で確認です。問題なくSGI XFSとして認識できました。録画番組ファイルも確認できました。不良セクタが治せれば、まず復旧できます。




不良セクタ修復ソフト「HDD Regenerator」でスキャンして不良セクタを修復します。
このハードディスクのインターフェイスはUSB 2.0なので、32MB/sほどの速度でしか進みません。


ハードディスク全域に渡って不良セクタがありましたが修復することができました。1TBで約10時間掛かりましたが無事完了しました。




次に依頼者に連絡です。「HDDに不良セクタが多数あったため、録画番組の移し替え先の新しいHDDを購入して送ってください。録画番組を移し替えた新しいHDDは、故障前の旧HDDとしてテレビに認識してそのまま利用できます。」