投げた石の行方
昨日、りんりん竹ちゃんさんのDVDを見ていて、心理学のセミナーに通っていたときの講義の内容を、色々、思い出していました。日本メンタルヘルス協会のセミナーを受講していたのですが、【コミュニケーション講座】みたいな部分があり、心理学を勉強したい人と、コミュニケーションを円滑に したい人が主に、受講していて、夫婦で受講していた人や、会社単位で受講している人も結構いたのですが、私は自分の精神分析の為や、やはり人とのコミュニケーションをうまく図る為の目的もありました。私が、そのセミナーを受講しようと決めた体験セミナーでのこと。私は当時勤めていた美容院を辞めてから、色々あり、傷心のまま、どうにか良くなりたい...という一心で、カウンセリングや心理学の本を、読みあさっていました。友達に勧められて、受けたその初日、上記に載せた日記に書いたように、【物事の捉え方】などを説明してくれたように思います。その講義の最後に、講師の先生は言いました。『ありのままの自分を受け容れることが何よりも大切なことなんだよ。I love you,Becouse you are you.あなたはあなたのままで、良いんだよ...あなたがあなただから、愛されるんだよ...』当時、自分が嫌いで嫌いで、自己嫌悪の塊だった私は、その言葉を聞いた瞬間、一番後ろの隅の席に座っていたのですが、急に涙が、ドーッと溢れて来て、止まらなくなっていました。ボロボロ泣いている私が気になったのか、講義が終わった後に、講師の先生が話しかけて来ました。 『どうでしたか?何か心に響きましたか?』私は、泣いてる事が恥ずかしくて、ハンカチで顔を隠しながら、『今日、この講義を受ける事が出来て、本当に良かったと思います。本当にありがとうございました。』と、それだけ伝えて、セミナーの受講を決めたのでした。ありのままの自分で良いんだ...なんて、そんな観念は私にはなく、自己否定の中に、いた私にとって、その言葉は何よりも、私の心に響いたのです。そして、ある日の講義の時の話。自分の何気ない一言や行動で、人を傷つけてしまうときがある。それは、自分に悪意がなくても、受け取る側の人にとっては、とても深い心の痛手になってしまう事があるんだと。ある子供が、友達と石を投げて遊んでいた。その子供たちにとっては、石を投げて遊んでいただけ。でも、その石の落ちた場所に、カエルがいて、その投げた石で、潰れて死んでしまったとしよう。子供に罪はない。カエルを殺そうと思って遊んでいた訳でもない。でも、そのカエルにとっては、命を落としてしまうほどの、犠牲になってしまったという悲劇になってしまった。それと同じように、何気ない自分の言動や行動が、人にどれだけの影響を与えるか...という事を、考慮してあげる事も、大事な事なんだと。悪気もない、悪意もない行動でも、相手が、同じ様な受け取り方をするのかは、解らないのだから...みんなが、そういう考え方をもって、人と接するようにしてくれれば、相手を思いやる努力をしてあげる事は、コミュニケーションをする上では、何よりも大切なんだと。色々な人と交流のある現代。全ての人の事を考えながら生活して行く事は、簡単な事ではない。でも、少しの思いやり、少しの考慮は、大切な人間関係を作る上では、とても大事なことなんだと....私は、このセミナーで、本当に色々な事を学ぶ事が出来ました。それは、今の私を作る原点になっていると言っても、過言ではないんですね。優しいだけでは、生きて行けません。でも、相手の気持ちを察してあげる努力をするのは、生きて行く上で、人とのコミュニケーションを、良い状態で保つ為には、必要な事なんじゃないかと、私はそう思っています。相手の気持ちを考えてあげる簡単に見えて、難しい事ですが、心に留めておくだけで、周りは変わって来るかもしれませんね。←ポチッとお願いします♪