Remmiws

(S)--m(B)43.82km(R)--km

同い干支のKey君に誘われ檜原街道を走りに行く。

専ら平地＆下り＆追い風若しくは無風で走るのが好きな私が、強風追い風の山岳を走るという暴挙に出た。そこで判ったのは、私のヒルクライムの才能はゼロということだった。

スタート地点の檜原村まで私の軽１ＢＯＸ（通称ポルシェ君）で行き。自転車乗りの間で超有名な豆腐屋（ちとせ屋）から檜原街道を登る。ゴールの都民の森まで約２０キロ。最大斜度21%のキツイコースだ。今日は全国的に強風だったようだが、この檜原街道も例外ではなく、スポーツサングラスの間から侵入する冷たい風の所為で、涙ポロポロ、鼻水ダラダラのヒルクライムとなった。

スタートから数分でＫｅｙ君の姿がどんどん小さくなり、どんどん引き離されていった。う～ん、やっぱりなあ。これは予想していたが、こんな序盤から一人ぼっちになるとは思わなかった。それにしてもキツイ坂だ。杉の枯れ葉が道の脇に吹き溜まり、それが車に踏み潰され粉々になっている。風が吹く度に、その茶色い粉が舞い上がる。痛たたたっ。目に飛び込んでくるんだよ。こいつが。

走り出し30km/hだったのが、気が付くと20km/h前後に落ちている。引き足の使い方がなっていない。全身を左右に揺らして踏む、引く、踏む、引く。アクションが大きい割りに全く進まない。突然壁のような道が現れた。あちゃ～！立ち倒けだけはしたくないね。

ヘロヘロになりながらも奥多摩周遊道路のゲートまで辿り着く。Key君到着から約１０分後だ。この寒い中１０分も待たせてしまった。汗も冷え切っているだろう。あと２キロほど登ると自動販売機がある休憩地点（都民の森）がある。そのまま休まず登り続ける。ほどなく到着。

缶コーヒーならぬ缶ココア。美味ぇ～～～～っ！登りきった人へのご褒美だよね。オートバイや自動車で来た人には決して判らない美味さだよ。

復路は下りのオンパレード。ほとんど足を動かさずに楽々走行。往路と半分以下の時間で豆腐屋前に到着。即座にゴマ豆腐を買う。その場で食う。これまた美味ぇ～～～～っ！高たんぱく低脂肪。アスリート向け優良食品だ。まだ食べた事のない方、ご賞味あれ。ヒルクライムなんかしなくても美味しいよ。

山岳コースは辛いね。でも最高に楽しい。もっと脚力があれば楽しさも１０倍なんだろうね。今回はダメ号（通称：鉄下駄）でせっせと登ったのだが、このダメ号でサッサカ登れるようになれば相当実力がつくんだろうなあ。また行くぞ！