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日常と旅情の狭間で in 仙台・宮城

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2017.04.23
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カテゴリ:データ移行
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2015/06/21 20:20 カルチャー , 旅行・祭り

信州と東北 ~赤坂憲雄×菅江真澄 考~

浅間山の小噴火を気にかけつつ、古巣の知人を訪ねて長野県へ向かった。

 

八十二銀行の待合で同行文化事業団の機関紙「地域文化」No.1122015春)を手にとれば、赤坂憲雄氏が江戸後期の紀行家、菅江真澄の足どりをたどる巻頭言が目に留まる。すなわち三河国出身の旅人にとって、まず滞在した信州は、東北への入り口のような位置づけであったにちがいない、と。

異動から1年余、解約を考えて銀行に立ち寄ったものの、この文章で思いとどまった。

 

長野駅善光寺口のたたずまいが、この数か月のうちに一変している。先月も訪れたものの御開帳でごった返しており落ち着いて立ち寄る間がなかったが、県内各地からの土産店がひしめき、スノーモンキー見物の観光客を運ぶ長野電鉄ホームへの順路にもエスカレーターが設けられた。

 

夕食は「長野県長寿食堂」、そして軽井沢駅前に宿をとり、薪ストーブの煙突と背の高い木々の植えられた庭をながめながらの朝食――ビジネスホテルなのに山小屋のおもむき。近代的な利便性のなかに、どこか和の、あるいは木のぬくもりをたたえているのもまた信州らしさのひとつかもしれない。

 

東信の旧い知人たちと再会し、おやきやら「むしり」をつまみながら盃をかわす――菅江よろしく、わたしにとっても、信州はふるさとであり、現在とこれからへつながる原点にほかならない。それならば、ふるさとを想いつつも東北の地で出会ったゆるやかなネットワークを、これからへつなげてゆこうと約束する。

 

(写真は5月撮影)






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Last updated  2017.04.23 00:00:16



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