日常と旅情の狭間で in 仙台・宮城

2017/04/23(日)00:05

2015/07/05 小牛田 山神社あじさいまつり×牛飼水辺公園

データ移行(34)

移転先のサービス終了にともない、ここ2年くらいの記録を手動移行中。 2015/07/05 21:11 地域の魅力 , 旅行・祭り 小牛田 山神社あじさいまつり×牛飼水辺公園ときにはタブレット端末を置いて、小さな旅に出よう。今日の目的は美里町・山神社のあじさいまつり。レンタサイクルを置いている小牛田駅の案内所がお休みなのでウォーキングに変更。青々と広がる水田やネムノキの花をながめつつ、15分くらいの道のりだ。 鳥居の脇では青紫のガクアジサイに、カタツムリではなくトンボがお出迎え。真っ白な花や、睡蓮の池に鏡をうつす花やらを鑑賞しつつ境内を散策していると、太鼓橋で篠笛奏者・佐藤和哉氏の生演奏が始まる。暑すぎず、雨も降らず、演奏している方も気持ちがいいですね、と。http://shinobue-sato.com/3/#top ゆず「雨のち晴レルヤ」の原曲「さくら色のワルツ」の鼻歌まじりに、赤色系タイルの遊歩道「産声の道」を歩き、牛飼水辺公園へたどり着くころ、町に正午を告げる鐘が響く。江合川河川敷、赤紫のガクアジサイは、遠目にはアザミのような色合いにみえる。見わたすかぎり、のの岳より高いものはなく、鳥たちや水辺の生きものの声をさえぎるのも貨物列車の足音くらいだ。歩いていて誰かとぶつかることもないし、この山の稜線のようになだらかなペースでも誰に追いこされるでもない――そんなことにほっとするということは、ふだんの街なかのくらしに、気づかないうちに少しずつ疲れはじめているのかもしれないけれど。 聞けば山神社では、当地への遷座(1917年)からの100年記念大祭に向け、今宵「序の巻」が行われたようだ。ということは来年、そして再来年もこの篠笛の音を聴けるだろうか、そのころ、いつかこの駅を中継地に訪れた沿岸部の復興やら、いろいろなことはどうなっているのだろうかと想いを馳せつつ、梅雨の中休みの小さな旅をふりかえっている。 // /

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