2023/06/15(木)16:11
コロナ時の告別式。
2020年7月8日(水)
同じ自治会の方が亡くなられたとお知らせがありましたので、告別式に向かいました。
朝から激しい雨が降ったりやんだりしておりましたので、丈夫な長傘をもって。
コロナ感染が拡大しつつある東京での告別式、参列すべきか欠席すべきか、悩んだんです。
でも30数年前こちらに越してきたときに、子供たちに優しく声をかけてくださった婦人でしたので、やはりお別れをしようと思いました。
いつもでしたらご近所さんに声をかけかけあって参列するのですが、この時期でもあり敢えて声を掛けないで式場に向かいました。
昨日縫いあがったワンピースの下に、黒のブラウスを着て喪服代わりにしました。
まだボレロの作製が間に合いませんのでね。
でもシンプルなデザインのワンピースは、ブラウスともとてもよく合いました。
裾にフレヤーがたっぷり入っていますので、風になびくのが心地よいワンピースとなりました。
10分前に着いたのですが、お坊様の都合でもう読経が始まっておりました。
祭壇に向かって右側は、親族席。
左側は参列者席なのですが、どちらの席も前後左右間隔をとって折り畳み椅子が並べられています。
私は出入り口近くの席を、案内していただきました。
出入口は、換気のため開け放ってあります。
会場に入る前は、手にアルコール消毒液を掛けていただきます。
参列者の数がとっても少ない。
自治会の方も、数人ほどしかいません。
やはり皆さんこの時期なので、参列はされないようです。
祭壇は、かわいらしいお花で飾られていました。
ご遺影は、とっても懐かしいお顔。
もう十年以上、お会いしていません。
ずっと入院されていらしたようです。
葬儀の読経に続いて、初七日の法要。
その後、棺にお花入れとなりましたが、私はここで退席いたしました。
お花入れは、どうしても密集致します。
それに亡くなった方のお顔を見るのがつらい。
申し訳ないのですが、いつも私はそうさせていただいています。
大好きな俳句の師匠だったレストランのオーナーさんが亡くなられたときも、棺には近づかずにお別れをしました。
そのおかげで、今でもオーナーさんのお顔を思い出すときは生前の笑顔です。
オーナーさんの時は、皆さんが花入れをされる間少し離れたところで待機して、出棺までお見送りしましたが、今日はその待機する場所がありません。
それで申し訳ないのですが、そっと退席させていただきました。
帰路は、どこにもよらずまっすぐ帰宅。
コロナ時の冠婚葬祭は、とっても悩みますね。
ご遺影写真に懐かしい声まで思い出されて、お別れができてよかった。