カテゴリ:本・書籍
2024年10月29日(火)
今日も雨。 なんでこんなに雨が降りるづくのかしら。 9月、京都を1週間旅しました。 そのとき、ブロ友のふろう閑人さんのお宅を訪問しました。 閑人さんのお宅は、京都市認定の京町家。 京町家というのは、昭和25年以前に建設された京都独自の外観や建て方の家を言うようです。 外観で言えば、紅殻格子(べんがらこうし)と呼ばれる色の濃い格子、虫籠(むしこ)窓、犬矢来などが特徴的です。 採光や風の通り道を計算して建てられた、それは清しくも美しい建築物です。 毎回閑人さんのお宅を訪問するたびに、ため息がせるほどの美しさに心が震えます。 で、その閑人さんからいただいたのがこの本。 「京町家歳時記」、著者は山中恵美子さん。 山中家は江戸時代から200年続く油商。 その町家と京都の四季の暮らしを、丁寧に綴った書です。 3月に始まり翌2月までの1年間、毎月をワクワクしながら読みました。 たくさんお伝えしたいことがありますが、長い間いったいこれは京都のどこでロケをしたのだろうと思っていた疑問が解決したことをまず書きます。 なんとこのおうちNHKBSのドラマで、長年にわたってロケ地となった場所だったことを知りました。 「京都人の密かな愉しみ」という番組で、京都の和菓子店とその隣の2階を間借りしている外国人大学教授が、主な出演者。 和菓子店の店主は「銀粉蝶」さん、その娘が「常盤貴子」さん。 外国人教授は「団時朗」さん。 約2年間にわたって放送された番組で、その中で京都の伝統産業やしきたりなどがさりげなく紹介され興味深く観ておりました。 その和菓子店の町家として使われたのが、山中油店の内部。 ああ、そうだったのか!!!! って、思わず膝を打ったものです。 そのほかにも四季の暮らしが丁寧に綴られていますので、またご紹介したいと思います。 日々雑に暮らしている私だから、こういう丁寧に時を重ねる暮らしにあこがれてしまうんでしょうね。 閑人さん、ありがとうございました。 毎日そばに置いて、繰り返し読みたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[本・書籍] カテゴリの最新記事
|
|