2006/08/08(火)00:44
8/3 ピアノレッスン記♪
途中で葬儀が入ったので、ますます練習できないままレッスンに行きました。先生はまたディナーショーの話から切り出してくるので、せっかく楽しい話題だし、不幸があったことは意識的に黙っておくことにしました。
自宅にいる時はかなり頑張って練習したんですけどもねぇ。どうしても手が痛いとかで、思うようにはいかなくて。最後はサポーターでも買ってこようかと思ったぐらいで…。
とりあえず、右手首の下ぐらいが痛いので、左手で押さえながら、右手だけの練習したり。家族が愛用している、サポーター風の治療器具を借りてみたり。ちなみに、それは手に巻くとピアノが上手に弾けるらしいんです!
でも、いつも巻いていないといけないから、レッスンの時に外してますます下手だと嫌じゃないですか(笑)。なんだか、私は体質改善みたいにしていく種類の物は過剰反応するので使いたくないのです。
当日、緊張なのか、何なのか、とにかくトイレ通いが続き、時間つぶしをしている時にも「おっと…」となって、ギリギリまでトイレの中にいました。そして、お腹を締め付けるのも苦しかったので、膝下の網タイツ風ストッキングをチョイスしてました。
こともあろうに、100円ショップで買ったそれは、だらーんと下がってしまってました…。黒ならまだしも、これはあんまりだと仕方なく初めて裸足で行くことにしました。時間がないのにトイレの個室でストッキングを脱ぐのは大変でした。パンストを念のために持っていたのにはく時間なしでした。
ハーハーしながらギリギリセーフ。でも、業務連絡中の先生に息切れしまくってるのを見られてしまいました。そして、その日はこの夏最高じゃないか?というほど暑かったのです。バッグの中からおもむろにスポーツドリンクを取り出し、ガバッと飲みました。
先生取り込み中だし…とドアを開放してある部屋に入って、準備をしようとしていると。「すみません、今日は他の部屋で」。
反射的に何も考えず「はい」と言ったものの。グランドピアノの部屋だぁ!(汗)
これはもう部屋に入るだけでも緊張してしまいます。黙っているのもドキドキで、分かっているくせに「グランドピアノ緊張しますね~」と口に出してみる。独り言で終わってしまいました。
「さあどうぞ」と言われたのはいいけれど、アップライトでもうまく弾けないのに、下手な人はより下手に聴こえるグランドピアノ…。鍵盤を押しているのに音が出ていません。
半分あきらめモードながらも、引っかかって弾き直しながら、なんとか1度弾き終わりました。いつものように無言で顔色を伺うように先生の顔を見る。「ペダルをもっとしっかり踏んでみてください」とだけ言われもう1回チャレンジ。
2度目というのもあるのかもしれませんが、不思議なことに、ペダルを踏むだけで音がしっかり出るのです! びっくりしましたね。ついでに、楽譜を見ている時に、ピアノの弦がちらっと目に入りました。
ペダルを踏んだら弦が動いてる~! 当然のことなんですが、自分が弾いてる時にそこまで見たことがなかったのかもしれません。感動でした!! 本当はグランドピアノが好きだけど、私の力量には合ってないので弾くのはゲッと思ってしまうのですよね…。あれは聴くもんです(笑)。
せっかくのグランドピアノだから? それとも気分? 先生、かなりガンガン濃いレッスンでして。しかも、広い部屋で席がたくさんあるからって、あちこち席を移動されたら(爆)。何度か「質問ありませんか?」と言われるし。
質問って、ある程度理解できていないと出てこないという部分もあるのですよね…。「星に願いを」の時には、ちょっとギター風の音ながらありふれていない弦楽器の音色(おんしょく)で伴奏をつけてくださいました。
ああいう雰囲気の「星に願いを」は初めてで、伴奏に(笑)また感動しましたっ! 私のほうは、どうしようもなくて途中ついていけなくなると伴奏だけ聴きながらで。最初も弾き始めのタイミングがいつものようにつかめなくて。
アイコンタクトしても目が合わないし(苦笑)仕方がないから口で「いいですか?」とか言いながら…。そんなだから、また終わったら無言で苦笑いしながら先生をちらっと見るしかなくて~。
ひどく詰まってしまったのは、和音が出て来てから。それも、黒鍵まじりで。臨時記号で黒鍵がメロディーでも出てくる。それだけなら雰囲気で分かるのだけど、楽譜の「模様」は単純なのに、頭が混乱してしまう。うーん…。
「ここ以降がどうしても黒鍵で和音が入ると分からなくなる」と言うと、丁寧にホワイトボードに図を書いてくださったのです。「こうすれば黒鍵と白鍵の区別がつきやすいですよ♪」って。
私はできるだけ黒鍵を避けているので、高等になるから黒鍵かが分からない(ダブルシャープとか)ということはなく…。
「…黒鍵か白鍵かどちらを弾けばいいのかは分かるんですけど、白鍵と黒鍵の和音は どの鍵盤を弾いたらいいのか分からないんですよね…」
♯ソとか、ごちゃごちゃしている場所にあるから、和音続きで白鍵と一緒に押さないといけない時なんて、もう固まってしまう…。
「意味が分からなくてすみません」という雰囲気で謝られちゃいましたよ…。長い間教えているのに、こんな発言をした生徒は私が初めてってことぉ!? かなりショックでございます。だって私も先生と短いおつきあいではなくなってきている…。
「それは弾き込むしかないですね!」と再度お答えが…。うーっ…。そうやってできないところばっかりレコードの空回りみたいにやっていたら、レッスンまでに全体が出来上がらないという結果になるのですよ。
しかも、「このままではもう間に合わない!」と部分的にもあきらめて全体をなんとか流そうとするから、結局は全体が…。
ディナーショー、「料理も食べないなんてもったいない」と音楽家らしからぬ(?)発言あり(笑)。私は「料理はいつもどうせ食べないからそっちは仕方ない」と割り切っているのですが。胸いっぱいで食べられないもん。「だったら先生代わりに食べて来てください(笑)」
迷っているうち、帰りの飛行機の席がなくなっちゃった、と言うと、「主催者にキャンセルできないか訊いてみたら?」というアドバイスをいただきました。主催者って誰だ? 「普通、あんなのはホテルが企画するんですよー」とのこと。
せっかくだからダメ元で問い合わせましたが、ファンクラブを通して買ったチケットだったので管轄外みたいでした。確実に食べない料理を準備する無駄も出るのに、料理の分だけでも返してもらえるといいのになぁ。気が変わったにしても、帰れないんじゃ行けないし余分にも泊まれないし。