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息子が不登校になってから、私は何が一番不安だったのかな? 最初の頃は、毎日色々なことが次々と起こって、ゆっくりと不安を感じる余裕も無かっ たのだけど。。。いつもいつも心の中には、漠然とした不安が渦巻いていて、少しも 心がスッキリとすることはなかったように思います。 何をしていても、極端に言えば、ごはんを食べている時も、買い物に行っている時も、 車を運転している時も、誰かと会って話をしている時も、布団に入っている時も・・・ いつも「不安」が心の中にありました。 黒いかたまりのように、鉛のように、重たく。 他の方の不登校の体験を知っても、かりにそれが不登校を克服(あまり好きな言葉では ないけど)されたお話でも、不安は消えることがなかったように思います。 自分の子どもは『そこから抜け出せないのでは?』家から出ない時は『一生靴を履くこ とはないんじゃないか?』と思っていた時期もありました。 自分の気持ちが作り出した、数々の不安の中に身を置くことで、自分をかわいそがって いました。 その時はそうすることで、かえって不安定な自分を保っていたのかなとも思います。 何が一番不安だったのかな?それに対する明確な答えは、今考えても無いのです。 自分の中で勝手に作り出した不安だから。。。 そしてその自分の不安を、子どもにも背負わせていました。態度で表情で表していた。 それが一番の罪だったと思います。 <親の不安をコントロールする> 人間にとって、どんな状態でも受け入れてもらえるほど強力ないやしはありません。 無条件に受け入れてもらえると、やがて不安へのしがみつきをやめて、本来もっている 健康な力を発揮し始めます。 ところが親が不安をコントロールできずにいると、子どもは無条件の受容を感じるどこ ろか、自分の不安だけでなく親の不安まで引き受けなければならなくなり、とても心身 が持たないのです。親が、不安をコントロールすることは、子どもに与えられる最高の 贈り物の1つになります。 『10代の子をもつ親が知っておきたいこと』水島広子著より この一説を読んだ時、私は子どもに重荷を背負わせていたんだと反省しました。 今からでも遅くない、自分の不安は自分でコントロールしようと思います。 先の予測がつかないことに不安を感じることは、当たり前のことで、決して悪いという ことではないのですよね。 これからは、得体の知れない「不安」に飲み込まれないように、自分の不安と上手に 付き合っていけたらなあって思います。今も不安はやはり、きえることなく心の中に あるのです。大きくなったり、小さくなったりしながら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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