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カテゴリ:病院・医療・看護
救命センターでもちらほら噂はありました。
実際、見た!という人はいなかったのですが、 不思議と、「○号室の○番のベットが、怖い」 ・・・という風に意見が一致するのです。 これは私もそうでした。 深夜勤務で、そこの部屋の奥はどうも怖くて、 ささっと出て来たくなっちゃうんです。 あと、初療室。 救急車から搬送された患者さんが、一番先に入る処置室の事で、 ここで写真を撮ると、何か写るとかなんとか・・・。 何だかんだ細かい噂はありましたけど、 私が一番びっくりしたのは、ホントの患者さん。 泥酔していて、ホームに入って来た電車に接触してしまい、 激しい脳挫傷をおってしまった患者さんで、 オペ後も脳浮腫が酷く、 頭蓋骨の一部を外し、外減圧オペをしてかなり落ち着いてきた・・・という方。 意識はあっても、通常の状態ではなく、 ちょっと(かなり)ボケボケしたような・・・後遺症がひどい状態。 で、骨片を外しているのだから、 転倒・転落などされたらたまらない訳で、 やりたい放題・動き回りたいこの患者さんには、 かわいそうですけど、ドラえもんのような手(分厚い手袋)をはめて頂き、 更にナースが付き添えない忙しい時間は、 抑制をさせて頂いていました。 なので、ベットから出られるわけでもないはず・・・ なのに!!! 気が付くと、廊下をウロウロ歩いているんですよ!! (超・恐怖!!) その度に、ベットまで連行される羽目になるのですが・・・。 私が一番ビックリしたのは、 どうやって外すのか、またまた全ての抑制やグローブを外し、 オムツひとつ姿で、 全身鏡の前に立ち、片手で頭をポリポリし、にやにや笑いながら 「いやーまいったな」 と言っている瞬間を見てしまったこと!!! 直ぐにベットへ連行! 一体どうやってすりぬけてくるんでしょうか(冷汗モノ)!! この患者さん、ホント色々やらかしてくれて、 夜中、セントラルモニターを監視しているナースの横に突然(自分もモニターを見るように)現れたりして、 ナースが「きゃあーッッ!!」 なーんていう悲鳴をあげることもありました。 その後転院していきましたけど・・・ 今頃どこまで回復しているかな? 元気になっていたら、ナースの苦労バナシ、聞かせてあげたいです(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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