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カテゴリ:RESET[伝説発祥の章]
傷ついたカイを安全な場所に連れて行こうとしたが、
ここには店とか公園という物は存在しない。 困り果てて気力抜けしている所に、一人の男性が近寄ってきた。 「よかったら私の家で休まれてはいかがですか?」 その言葉に一番先に反応したのはカイだった。 「ここの人はみんな手先だ」 かすれた声だった。 マリアは 「今はそんなこと言っている場合じゃないわ、お願い、いいかしら?」 男性に神様に願うように叫んだ。 「こちらです」 快く案内する男性。カイは口を開く気力もなくただそれに従うしかなかった。 「ゆっくりしていって下さい」 テーブルに運ばれて来たのはコーヒーだった。 「香りがいいわね、気が休まるわ」 マリアがそう思った瞬間、マリアの脳裏に光が走った。 「あ」 と感じたあとすぐに、あの時の状況を思い出した。 「や、やった、思いどおりになっちゃった」 ショウには何だか理解できない。 「あたしはマリア、派閥の政権を探るために来た、 途中で男性と遭遇、男性もあたしと同じ使命をしょっていた、 名前はカイ。この人よ。」 ショウの頭の中は全て繋がり、その瞬間、涙をこぼした。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.04.05 09:10:36
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