|
カテゴリ:RESET[伝説継承の章]
セータがキャッチした情報は、サクの目の前に起きていた。
セータ:「サクッ、何がいたんだ!?」 サク:[……] 通信は繋がっていた、しかし、応答がない。 セータ:「こりゃあ、何かあったというか、驚いてるか、怖がっているかだな」 急いでサクの場所へ向かった。 セータは、何だか変な予感を感じた。 セータ:「どこかで感じたような…」 イオンにも、ノーマルな頭脳でさえも、何かを感じた。 今まで全くなかった気が、充満しているかのように、 一気に吹き出していた。 セータ:「こ、この気配は…!」 イオン:「あ、ああ、あいつだ!」 そして、サクの場所に来た2人は、突き止めた男の姿を見て、 呆然となり、座り込んだ。 研究所では、ある程度成果がでてきたところで、 再び寺院に向かう事にした。あるアイテムを持って。 それは、ウインとサーヤの力作でもあり、自信作でもある。 麻薬で汚染された世界を清浄し、人間の心を浄化する、 そして、ウインが唱えていた環境擬似効果を、 チップであるキルに充てるための技術を盛り込んだのだ。 地形、建物、進化、人間と平和を除く最悪な物といえば、 チップと環境となれば、環境擬似効果の使う道は、環境にではなく、 チップそのものしかなかった。 車で寺院に向かい、殺風景となった寺院に誰もいないことを確認すると、 まず、寺院の真ん中にあたる本堂に、丸い物体を置き、 すぐにスイッチを入れた。すると、たちまち煙が噴き出し、 本堂を白く染めていったのである。 2人はすぐセータの居場所を通信回路で探り、突き止める。 その間に、各地の森林にさっきの物体をセッティングしていった。 その発明した物体とは、サクが持ち帰ったリセットのエイリアスが ヒントとなっている。 リセットボタンそのもので、その中には、麻薬を中和させる液と、 環境擬似効果をもたらす薬剤が混じったものであるが、 完成に時間がかかったのは、2つの液を混ぜなければ発揮しない化学反応があり、 混ぜる割合が物凄く困難だった。 通信回路は、セータに繋がり、反応はしているが、普通の状態ではない。 サーヤは心配になって、急いでセータの場所に向かった。 サーヤ:「何があったみたい、急がないと間に合わないんじゃない?」 ウイン:「そうだね、だが、我々も取り乱さないようにしなければならないぞ、 この先は、成功か失敗か全く予測出来ないからね」 サーヤ:「わかってますって!」 車を進めながら、大量に作ったカプセルをセットしていく。 最悪と最良の狭間を今、科学者が切り開き、高知能者が実行し、 そして、住人が流れを作っていくのだ。 そのために今、再び、仲間は集結する。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.14 09:43:11
コメント(0) | コメントを書く
[RESET[伝説継承の章]] カテゴリの最新記事
|