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ロシア生活2004-2012

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koshka0467

koshka0467

2005/02/16
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カテゴリ:モスクワの暮らし
日曜に、日本から同じ大学の知人が
短期調査のためにモスクワにやってきました。
そしたら着いて早々、39度の高熱!
丸二日間起き上がれず、三日目の水曜日、
病院へ行くことに。

モスクワで病気になった場合、
まずは日本大使館の医務室に電話します。
ここはロシア在住の邦人の診察もしてくれるのです。
かかったことのある人の話によれば、
ドクター一人、看護師さん一人で小ぢんまりしているけれど、
診療器具はとてもよく揃っていて、
風邪を診てもらいにいっただけなのに
すごく丁寧に検査してくれたため、
腎臓結石まで見つかった、とのことでした。
(それはそれでショックだけど…)

ところが。
朝電話してみると、今日はドクター不在だというのです。
「外国人向けの病院にいらっしゃったらどうですか?」
電話口の看護師さんはそう言います。
ロシアの一般病院は医療水準が高くない、ということで
(もっとも私は実際には見ていないので何も言えません)
我々は通常、欧米系資本の
外国人向けホスピタルに行くことを奨められます。
こういうところはどエラく診療費が高いのですが、
そういうときのための海外旅行保険。
後で申請すれば全額戻ってくることになっています。

とはいえ初めて行く病院。
電話で呼んだタクシーの運ちゃんは、これまでもたびたび
病気の日本人を欧米系病院に連れて行ったことがあるらしくて
「その病院なら知ってるよ。別名○○っていうんだ」云々と
陽気におしゃべりしてくれるのですが、
こちらはなんとなく緊張。ましてや具合の悪いご本人は
話すどころではなかったでしょう。

着いてみると、目指す病院は
いくつものクリニックが同居するビルの
最上階にありました。
エレベーターで上り、受付に行ってみると。

「こんにちは。」

日本語を話すロシア人女性が、
笑顔で迎えてくれるではありませんか。
その微笑みは奥菜恵にそっくり。
この病院には、日本人担当として
大変流暢に日本語を話す彼女が勤めているのです。
具合が悪いときに日本語で話せるのは助かりますよね。
(他にドイツ語担当、フランス語担当もいるらしくて、
ロビーでは様々な言語が飛び交っていました。)

天使の微笑みに迎えられて、
(もしかしたら少し元気になったかもしれない)知人は診察室へ。
こちらはロビーで座って待ちます。
テーブルの上はELLEやらCOSMOPLITANやら
ウェディング雑誌やら、
ともかく英語誌でいっぱい。
(余談だけど、COSMOPOLITANってロシア語版もある。)
テレビではアニマル・プラネットをずっと流していて、
ああディスカバリーチャンネルか、
アメリカの香りがするぜ、とか思いながら
コアラやワラビーの治療シーンを見ていたら、
奥菜さんが「コーヒーか紅茶をお持ちしましょう。」
おおお、そんなサービスまで。感動。
知人は診療費を、一体おいくらとられるのだろうか!?

けっきょく、インフルエンザかどうか検査されて、
反応がなかったので「ただのカゼ!」という診断を受け、
数日分の薬を出されて、170ドルくらいでした。
相当お高いですが、日本でも保険に入ってなかったら
そんなものなんですよね?
知人はきっと、帰国後に
保険会社に請求するのでありましょう。
私も困ったときに行くべき病院がどんなところかわかったので
よい経験でした。

もっとも、お世話にならないですんだほうがいいんだけど。





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Last updated  2005/02/24 01:45:33 AM
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